MLBで活躍している日本人選手は?過去のレジェンド選手も紹介
メジャーリーグ(MLB)では、数多くの日本人選手が活躍しています。2024年シーズンには大谷翔平選手が史上初の「50-50」を達成し、日本人選手の存在感はますます高まっています。
この記事では、2026年シーズンに向けてMLBに所属する日本人選手を一覧で紹介するとともに、現在活躍中の主要選手や新加入選手の詳細を解説します。さらに、イチローや松井秀喜など、MLBの歴史に名を刻んだレジェンド選手についても振り返ります。
MLB所属の日本人選手
2026年シーズンに向けて、MLBに所属している日本人選手(侍ジャパン経験者含む)を一覧にまとめました。
| 選手名 | 背番号 | ポジション | 所属チーム | リーグ |
|---|---|---|---|---|
| 大谷 翔平 | 17 | 投手/DH | ロサンゼルス・ドジャース | ナ・リーグ |
| 山本 由伸 | 18 | 投手 | ロサンゼルス・ドジャース | ナ・リーグ |
| 佐々木 朗希 | 11 | 投手 | ロサンゼルス・ドジャース | ナ・リーグ |
| 鈴木 誠也 | 27 | 外野手 | シカゴ・カブス | ナ・リーグ |
| 今永 昇太 | 18 | 投手 | シカゴ・カブス | ナ・リーグ |
| 千賀 滉大 | 34 | 投手 | ニューヨーク・メッツ | ナ・リーグ |
| 松井 裕樹 | 1 | 投手 | サンディエゴ・パドレス | ナ・リーグ |
| ダルビッシュ 有 ※怪我のため今季全休。 契約破棄との報道あり。 | 11 | 投手 | サンディエゴ・パドレス | ナ・リーグ |
| ラーズ・ヌートバー | 21 | 外野手 | セントルイス・カージナルス | ナ・リーグ |
| 吉田 正尚 | 7 | 外野手 | ボストン・レッドソックス | ア・リーグ |
| 菊池 雄星 | 16 | 投手 | ロサンゼルス・エンゼルス | ア・リーグ |
| 村上 宗隆 | 5 | 内野手 | シカゴ・ホワイトソックス | ア・リーグ |
| 岡本 和真 | 7 | 内野手 | トロント・ブルージェイズ | ア・リーグ |
| 今井 達也 | 45 | 投手 | ヒューストン・アストロズ | ア・リーグ |
MLBで活躍している主な日本人選手
現在MLBで中心選手として活躍している日本人選手について、詳しく紹介します。
大谷翔平(ドジャース)
大谷翔平選手は、1994年7月生まれ、岩手県出身のプロ野球選手です。花巻東高校から日本ハムを経て、2018年からMLBに挑戦。2024年からはドジャースに移籍し、10年総額7億ドル(約1015億円)という史上最高額の契約を結んでいます。
2024年シーズンは打者に専念し、史上初となる「50-50」(同じシーズン中に50本塁打以上と50盗塁以上)を達成。本塁打王と打点王のタイトルを獲得し、ドジャースのワールドシリーズ制覇に大きく貢献しました。
2025年シーズンは二刀流に完全復帰し、打者としては打率.282、55本塁打、102打点、20盗塁、OPS1.014という圧倒的な成績を残しています。投手としても14試合に登板し、1勝1敗、防御率2.87、62奪三振を記録。MLB TOP100では4度目の1位に選出されました。
大谷選手の存在は野球界における二刀流の可能性を世界に示し、2025年のワールドシリーズでもドジャースの2連覇に貢献しました。
山本由伸(ドジャース)
山本由伸選手は、1998年8月生まれ、岡山県出身の投手です。NPBでは2021年から2023年まで3年連続で投手四冠を達成し、沢村栄治賞も3年連続で受賞。2024年からは12年3億2500万ドル(約465億円)という大型契約でドジャースに移籍しました。
2025年シーズンは30試合に登板し、12勝8敗、防御率2.49、201奪三振、WHIP0.99という素晴らしい成績を記録。3・4月と9月には月間最優秀投手に選出され、日本人投手として初めて同一シーズンで複数回の受賞を達成しています。
ポストシーズンではナ・リーグ優勝決定シリーズ(第2戦)とワールドシリーズ(第2戦)で、2試合連続完投勝利を達成。ワールドシリーズでは3勝を挙げ、2009年の松井秀喜以来となる日本人史上2人目のワールドシリーズMVPに輝いています。
鈴木誠也(カブス)
鈴木誠也選手は、1994年8月生まれ、東京都出身の外野手です。二松学舎大学附属高校から広島東洋カープを経て、2022年にシカゴ・カブスと契約しMLBでのキャリアをスタート。2023年には日本人右打者として初の20本塁打を達成し、着実に成績を伸ばしてきました。
2025年シーズンは大きく飛躍し、32本塁打、103打点という素晴らしい成績を残しました。これは日本人選手として3人目となる30本塁打・100打点の達成です。
カブスは5年ぶり(短縮シーズンを除くと7年ぶり)にポストシーズンに進出し、鈴木選手も初のポストシーズンを経験。ワイルドカードシリーズと地区シリーズで計3本塁打を放ち、大舞台での勝負強さを証明しました。MLB TOP100では77位にランクインし、メジャーを代表するスラッガーとしての地位を確立しています。
今永 昇太(カブス)
今永昇太選手は、1993年9月生まれ、福岡県出身の投手です。横浜DeNAベイスターズで8年間プレーし、2022年にはノーヒットノーラン、2023年には最多奪三振のタイトルを獲得。2024年からシカゴ・カブスに移籍し、MLB1年目で15勝3敗、防御率2.91、174奪三振という素晴らしい成績を記録しました。
2025年シーズンは5月に左太腿裏の張りのため約2か月間故障者リスト入りしましたが、復帰後は安定した投球を見せています。25試合に先発し、9勝8敗、防御率3.73、117奪三振を記録。東京ドームで行われた開幕戦では、山本由伸選手との史上初の日本人開幕投手対決が実現しています。
「投げる哲学者」の愛称でアメリカでも高い評価を受け、カブスのポストシーズン進出に貢献。2026年シーズンに向けてカブスと再契約を結び、チームのエースとしての活躍が期待されています。
2026年シーズンからMLBに参加する日本人選手
2025-2026年のオフシーズンには、NPBからMLBへ移籍する大型移籍が相次ぎました。
村上宗隆(ホワイトソックス)
村上宗隆選手は、2000年2月生まれ、熊本県出身の内野手です。九州学院高校から2018年にヤクルトスワローズに入団し、2022年には日本人最多タイの56本塁打と史上最年少での三冠王を達成。令和の怪物として圧倒的な存在感を示してきました。
2025年のオフシーズンにポスティングシステムを利用し、シカゴ・ホワイトソックスと2年総額3400万ドル(約53億円)で契約。背番号は「5」で、主にサードとDH(指名打者)での起用が予想されています。
ホワイトソックスは2024年以降低迷を経験しましたが、村上選手の加入によってチーム再建の中心選手として期待されています。メジャー屈指の本塁打王候補として、アメリカでも大きな注目を集めています。
岡本和真(ブルージェイズ)
岡本和真選手は、1996年6月生まれ、奈良県出身の内野手です。智辯学園高校から2015年に読売ジャイアンツに入団し、2020年から2023年までに3度のセ・リーグ本塁打王を獲得。NPBを代表するスラッガーとして活躍してきました。
2025年のオフシーズンにポスティングシステムを利用し、トロント・ブルージェイズと4年総額6000万ドル(約93億円)で契約。背番号は巨人時代と同じ「7」番に決まりました。
右打者として安定した長打力を持ち、広角に打ち分けられる打撃技術が高く評価されています。ブルージェイズではゲレーロJr.との強力なコンビ結成に期待が高まっています。
今井 達也(アストロズ)
今井達也選手は、1998年5月生まれ、栃木県出身の投手です。作新学院高校時代に甲子園優勝を経験し、2017年に埼玉西武ライオンズに入団。最速158km/hの直球とスプリットを武器に、先発ローテーションの中心として活躍してきました。
2025年のオフシーズンにポスティングシステムを利用し、ヒューストン・アストロズと3年総額5400万ドル(約84億円)で契約。活躍次第ではさらなる大型契約の可能性もあります。
アストロズはプレーオフの常連チームであり、今井選手にとっては優勝を狙える環境でのMLB挑戦となります。
過去にMLBで活躍した日本人選手
MLBの歴史に名を刻んだ日本人レジェンド選手を紹介します。
イチロー
イチロー選手は、1973年10月生まれ、愛知県出身の元プロ野球選手です。本名は鈴木一朗で、オリックス時代にNPBで7年連続首位打者という前人未到の記録を達成しました。
2001年にシアトル・マリナーズに移籍し、日本人野手として初めて本格的にMLBで活躍。1年目から新人王、首位打者、盗塁王、シーズンMVP、シルバースラッガー賞、ゴールドグラブ賞を同時に獲得。2004年には年間262安打というMLBシーズン最多安打記録を84年ぶりに更新。10年連続200安打という前例のない記録も達成しました。
MLB通算3089安打、日米通算4367安打はギネス世界記録として認定されており、プロ野球における通算安打世界記録保持者です。2025年にはアジア人として初めてアメリカ野球殿堂入りを果たし、投票では史上初となる99.7%の得票率を記録しました。
松井秀喜
松井秀喜選手は、1974年6月生まれ、石川県出身の元プロ野球選手です。星稜高校時代から「ゴジラ」の愛称で知られ、読売ジャイアンツでは通算332本塁打、3度の本塁打王・打点王を獲得しました。
2003年にニューヨーク・ヤンキースに移籍し、名門チームの主力打者として7シーズンにわたって活躍。7年間通算では916試合で打率.292、140本塁打、597打点を記録しています。
キャリアのハイライトは2009年のワールドシリーズです。フィラデルフィア・フィリーズとの対戦で、打率.615、3本塁打、8打点という圧倒的な成績を残しました。特に第6戦では4打数3安打6打点の大活躍を見せ、アジア人選手として初めてワールドシリーズMVPに輝いています。
現在はヤンキースのGM特別アドバイザーを務め、2018年には日本の野球殿堂入りも果たしました。
野茂英雄
野茂英雄選手は、1968年8月生まれ、大阪府出身の元プロ野球選手です。1989年のドラフトでは史上最多の8球団から1位指名を受けて近鉄バファローズに入団。独特のトルネード投法から繰り出される剛速球とフォークボールを武器に、4年連続で最多勝・最多奪三振を記録しました。
1995年にMLBに挑戦し、ロサンゼルス・ドジャースと契約。野球留学からスカウトされた経歴を持つ村上雅則以来史上2人目の日本人メジャーリーガーとなり、日本人選手のMLB挑戦の道を切り開いたパイオニアです。
MLB1年目から13勝6敗を記録し、アジア人初の新人王と最多奪三振を獲得。1996年と2001年には2度のノーヒットノーランを達成し、ア・リーグとナ・リーグ両リーグでの達成はMLB史上4人目という快挙でした。
MLB通算では323試合に登板し、123勝109敗、1918奪三振を記録。日米通算201勝を達成し、日本人投手のMLB通算勝利数123勝は現在も最多記録として破られていません。
野茂選手の功績により、日本人選手のMLB挑戦が当たり前のものとなりました。