試合結果詳細

第6試合、相手は『浅草雷おこしーず』、共に1敗同士の戦いとなった。
RISEは助っ人2人、1人は何度か参戦したことのある平松助っ人の冨田（通称:トミさん）。
そしてもう1人は冨田の同じ草野球チームの田村。
冨田と平松は試合開始10分前に球場入り、何か雲行きが…

RISEは初回、先頭の田中が首元に死球をくらい、一時的な痙攣によりベンチに戻ることを余儀なくされる。
不安が的中となってしまったのか、まさかの臨時代走で9番打者の武永が塁に出るという珍事。
こんなことが起こるとは誰が予想できただろうか…
一死二塁としバッターは3番星野、なんと星野に対しても首元付近への死球が…
没収試合になりかねない状況だが、星野はまず身体の作りからが違っていた。
垂れたユニフォームにでも当たったかのような対応で淡々と一塁へ、彼は肉体が凌駕している…
続く4番冨田が四球となり一死満塁のチャンスでバッターは5番上津、なんとしても先取点が欲しい状況であったが彼はあっさり三振、続く6番田村も凡退し、なんと初回は無得点にて終了。

1回の裏、無駄に長かった攻撃のおかげか、田中は無事回復して守備についた。
マウンドに上がるのは立ち上がりに不安を抱える武永。
しかし今年の武永は一味違う。
先頭をあっさり打ち取ると続くバッターも連続で打ち取り三者凡退。
なんとこの回投じた球数はわずか5球だった。

2回の攻撃、試合が動く。
先頭の7番金子がエラーを誘い出塁し、武永にも安打が出て二死一塁三塁のチャンスを作るとバッターは2番平松。
打球は左中間へ、いぶし銀の打撃でタイムリー安打とし一点を先制。
続くバッターは3番星野、平松の盗塁もあり二死二塁三塁とし彼の放った打球は…
長年低弾道で悩み続けた男であったが、この打球は綺麗な放物線を描きレフトフェンスを大きく超えた。
これが3ランホームランとなりこの回4点の猛攻をみせた。

次に試合が動いたのは4回の守備、相手先頭の放った打球はセカンド後方へ、風が吹く中球場にはセカンド金子の「OK！」の声が、しかし打球はポトリと落ち金子は触ることすらできなかった…
はて、OKとはどういった意味を指すのか考え直す時期が来たのだろうか…
これがヒットとなり無死一塁となる。
そしてここでカバーできないのが例年通りの武永、続くバッターに甘い球を打ち返されセンターへタイムリー2塁打で失点を喫する。
これで終わらないのがRISEに悪いところであり良いところなのだろうか、続くバッターの打球はショート上津の正面へ、これを上津が後ろに弾きまたもや失点。
ケトジェニックダイエットやらで痩せたのはいいが、ボディストップができないほど痩せ細ってしまったのか…否！
続くバッターの打球はまたもやショート上津へ、頭によぎるRISEのドタバタ劇場、しかし二度目は無いと大反省の上津、これを大事に大事に処理し、この回初のアウト。
後続も抑えこの回は2失点に凌ぐ。

失点の後の攻撃、5回にも試合が動く。
先頭の2番平松がレフトへ打ち返し、快速？を飛ばし二塁へ。
続くバッターは3番星野、彼の打球に球場が再びどよめく。
彼が放った打球はライトフェンスを直撃、左バッターが引っ張ったかの打球だ。
これがタイムリーとなり1点を追加。
そして4番、5番が凡退となり、二死二塁で続くは6番田村。
甘く入った変化球を捉えると打球はぐんぐん伸びレフトスタンドへ。
この日チーム2本目となるホームランが飛び出し2点を追加、この回系3点を追加した。

6回の攻撃は一死から9番武永の二塁打、1番田中の内野安打でチャンスを作るが後続が倒れ無得点で終える。

7回の攻撃は一死から5番上津のサード強襲の安打で出塁すると続く6番田村がサードへエラーを誘い、一死一塁三塁のチャンスを作る。
7番金子が凡退し二死一塁三塁となりバッターは途中から出場の櫻子、ここでワイルドピッチが出て三塁ランナー上津が生還、ケトジェニックダイエットの効果ありか。
そして櫻子の結果は自打球のあたりなのに必死に走ってしまい、ピッチャーゴロでスリーアウトチェンジ。
なぜ走ったか尋ねると、「少ししか当たらなかったから」と…そーゆー問題では無いのだが…

そんな珍事もあったがその裏を無失点で切り抜けゲームセット。
失点した後の守備はピンチを作ったりもあり、てんやわんやしたがなんとか追加点を許さなかった。

結果は8-2、助っ人でホームランを打つ活躍があった田村だが、なんと東洋大学野球部出身とかなりの実力者だった。
考えてみればRISEは先発出場9人のうち大学野球経験者が5人と、3部のレベルなら勝って当然のようなメンバーで勝利を収めた。

MVP 星野 田村