試合結果詳細

今年最後の試合は野球専用球場！

東三河連合さんの先発マウンドには可憐な女性が立ち、まるでメジャー2nd の睦子を迎え撃つかのようだった。おそらくソフトボールなどはやっていらしたと思うが、今年の夏に軟式を始めたとは思えない綺麗なフォームで、打ち気にはやる abends 打線を翻弄し、２点におさえる。2回以降は「妹の仇は俺たちが」と言わんばかりに、男子２名の豪腕が abends をおとなしくさせた。それでも五味、幾見、宇都宮が抜群の適応力を見せ、連打で2点追加したことは特筆すべきであろう。しかし残念ながら3回以降は完全に沈黙してしまった。２盗塁の平山に続き、指名打者４番の柴引も４年ぶりの盗塁を決めチャンスを作るが、タイムリーには至らず勝ち切ることはできなかった。

一方、abends の エース五味は粘り強く完投して今年を締めくくったが、頭を使った投球能力が高いことも見せつけた。
消して万全の調子ではなく、さらに、初体験の球場の柔らかいマウンドはなかなか厄介で、持ち味のコントロールが決まらずボール先行が続いた。しかしそうした苦しい場面があっても、抜群の集中力で凡打の山を築いていく。東三河連合さんにはスイングが綺麗でタイミングの取り方がうまい打者が何人もいたので、いつもの五味であれば、正統派投手に典型的なレフト・センターの飛球を比嘉、小澤、塩谷 (と欠席の平井) の好守でおさえるというシーンが増えるのだが、調子が悪かったことが逆に、様々な工夫(詳細は confidential) につながり、好打者たちに的を絞らせない結果となったかもしれない。上手にヒッティングされた打球を１球ずつセンター小澤、ライト塩谷が捌いたものの、レフト比嘉は一度も守備力を見せつける機会がなく、ひたすらセカンドが働かないといけないシーンが続いた。そのセカンド稲毛田が、守備すべき範囲の全ての打球を完璧にこなしたことが、好ゲームを支えた。

稲毛田のみならず、サード石橋にもファインプレーが飛び出しチームを救った。ショート宇都宮、ファースト平山も堅守を続け、キャッチャー定近にも補殺が生まれたことから、チームの守備は全体的に良かったと言えるが、いくつかの連携ミスは存在した。東三河連合さんの各選手は塁に出た後の走塁も常にアグレッシブであり、そうしたわずかなミスを逃さず着実に点を重ねていき、個々のスキルだけではなく、チームとしての試合巧者ぶりも見せつけた。

今年最後の試合ということで、皆気を吐いたが、攻撃面で課題が見られた。それでも好投手のいるチームに引き分けたのは上出来と言えよう。経験したこと、相手チームに学んだ内容を来年に生かせるよう、オフシーズンを過ごしたい。

今年を振り返ると、コロナの影響で厳しい判断をせざるを得なかったり、そもそも選手たちの出席が難しい状況が続き、さらに、やっと試合が組めても天候に恵まれないということがあるなど不運が続いた。しかし、それににもかかわらず５試合組めたことは本当にありがたかった。

キャプテン宇都宮の完璧なマネージに感謝、そして全ての相手チームの皆さんに心より感謝。また、(審判員でもある私がお世話になっている）審判の皆様にも御礼を。

何にしても、リモート忘年会で楽しく振り返りますか。

(by ヘボキャッチャー）