試合結果詳細

序盤に奪った得点を守り切りアカシアが連敗を７でストップ。アカシアは初回、二死満塁から岡部Jr.の投手内野安打に相手のエラーが重なり２点を先制すると、３回には重原のタイムリーヒットなどで３点を追加した。投げては先発・岡部Jr.が３回まで強力・文男打線を２安打に抑えると、４回からは藤田がリリーフ。終盤は再三ピンチの場面をつくったが、最後は今日２安打の東雲・枝長を三振に斬りうれしい草初勝利を挙げた。投打に野球班勢の活躍が光り、チームの連敗とともに対文男戦の連敗も４で止めた。




【久々の出場で先発として文男打線を完璧に封じ、打っては2安打2打点とアカシア最強の若手の名をほしいままにする岡部Jr.選手の談話】
「まずは長期間チームを離脱したことを謝罪します。新人王をとったこともあり相手チームから研究されなかなか思うような結果が出せなくなり、また５月に患った左手小指骨折を完治させる目的で学外活動を行うことで再帰を狙っていました。連敗を阻止できたのが一番うれしいですね。離脱したにもかかわらず、自分をマウンドに上げて下さった監督、バックを守ってくれた先輩方、温かい目で見守って下さった全国のアカシアファンの方に今一度お礼を言いたいです。ありがとうございます。最後に兄が『（アカシア野球ができて）うらやましいなあ』といってたので『広島に帰ってくればいいじゃん』と言ってやりました。へっへ。」


【苦手の4番を克服し鋭い当たりを連発、守っても捕邪飛併殺を決めるなど攻守にキレのある動きを見せた内木選手の談話】
「いつになく打席がしっくりくるなぁ。『しっくりくる』という違和感に一瞬気を取られ見逃した初球。真ん中低め、文句無しのストライク。あ、、ヤベ、、、、この球威、、、打てるやつ。。明らかに本調子とは言えない鬼丸選手のピッチング。頂きました。
とはいえ、いくら本調子ではなくとも、やはり優秀な左腕であることには変わりありません。調子が悪くともコントロール重視のピッチングに切り替えられていたら、全く逆の結果になっていたかも知れません。
にしても本当に四番は苦手です。。きっかけは高校三年の夏、瀬戸田高校と対戦した時のことです。相手投手を滅多打ちにした結果、その投手が試合途中にマウンドで泣いてしまったのです。その涙を拭った後投じたボールを、僕がまた打ったのです。以来、打席に立つ度その姿が脳裏に浮かんでくるのです。
そんな孤独な投手というポジションをサポートしたいという思いから捕手というポジションに魅力を感じ、練習を始めました。その結果が今日、形になって良かったです。瀬戸田高校の涙の背番号1番にありがとうと伝えたいです。貴方のお陰でキャッチャーを始め、いまの僕があります。と。そして、貴方の涙を越えていま、真の四番に近付くことが出来ました。と。
つぎはフットサル大会で談話出来るよう頑張ります！毎日リフティング練習します！」


【ピリッとしないながらも待望の草初勝利を挙げ、さらには規定投球回到達をほぼ確実に。防御率、勝利数、奪三振数で初のタイトルも視野に入った藤田選手の談話】
「調子は良くなかったが最小失点で切り抜けられたことが初勝利につながった。疲れ？なかったと言ったら嘘になる。次の出番？知らんよ。」


【監督の談話】
「負け続けること８か月。連敗中は中畑監督の気持ちが痛いほどよく分かったよ。

この連敗ストップが何のおかげか、分かるものはいるか？

（記者陣に問うも無言）

まだ勉強が足りないようだね。今日鬼丸を打ち崩し５得点。強力文男打線を４点に抑えた。その要因を考えてみなさい。

（記者：気持ち、ですか？）

はぁ？気持ちとか根性とか、君はどこの新聞社だい？研修からやり直したまえ。

（記者陣は発言することができない）

予想していない答えだと思うしこんなことは言いたくないが、今日は戦力の勝利に他ならない。野球部経験者である重原・藤田・内木・岡部Jr.。チームの合計安打数と彼らの安打数を見てほしい。今日は普段来れないことが多い中、時間を割いて来てくれた彼らに勝たせてもらった。アカシア素人達よ、君達の経験値は素人レベルを超えている。守備の成長、頑張りは見事だ。今日もオカケンの小フライ、野球（流川楓）のタッチアップのバックホーム、西の背走、結果に結びつかなかったものもあるが好プレーの数々に胸が熱くなったよ。問題は打撃。厳しいことを言わせてもらうと、ワンランク上の投手に対して全く対応できていない。悔しかったらバッセンに行こう！自分の課題を考え、意図なく打席に入るのではなく目標を持ち意味のある打席を増やしていこう。簡単なことではないが、君たちならやってくれると信じている。打って勝つと気持ちいいぞ。投手を助けるためにもこれからも頑張ろう！

（勇気ある優秀な記者：ひとつよろしいですか。村田選手兼監督は経験者にも関わらず今日も無安打、今季の打率も著しく低いですがどうお考えでしょうか？）

君はいいね。閉塞した状況を切り拓く力がある。よって拓也と名付ける。さて、彼についてだが、正直この成績では大幅減俸は免れないだろう。彼が誰よりも結果を残しチームに示さなければならない。しかし彼はもうすぐアカシア５年目を迎え、全試合に出場してきた最年長のベテランだ。年々の成績低下具合を見ると、誰とは言わないが某元巨人軍小笠原道○選手の2010～2012の成績曲線に酷似している。ひとつ心配なこととして、彼は今日DHとして出場し一度も守備に就かなかった。いつか突然現役引退、監督専念を宣言するようなことがなければよいのだが・・・しかし嵐というものは突然起きるもの。アカシアファンには覚悟を持って応援を続けてもらいたい。

（記者陣ざわつく、監督は竜王公園の美しい夜景をバックに某ファミレスへと向かう）」