試合結果詳細

ハリエンジュ｜０００５０００００｜５
ニセアカシア｜００１０３００１１x｜６


－平成28年1月1日－

第１回アカシア大会から3年半、「アカシアオールスターズエピソード０」冬のフェニックスソフトから数えると4年の月日が流れた。

元日にもかかわらずBDとその取り巻きが集結した前日の川本家ではアカシアコンベンションの記者投票、恒例のチーム決め、平石の契約更改、お絵かき対決、いただきストリート大会が夜な夜な行われ、皆一様に翌日の大会に向けて色めき立っていた。



－平成28年1月2日－

そして今年もいつものメンバーが集結し、次郎丸の五郎丸イジリとかなんやかんやあって第14回アカシア大会は無事開催された。村田さん、大倉くん、東広島市民の岡部JR（旧国鉄）、ありがとう。

DJおおくらのスタメン発表があり（この時次郎丸は五郎丸キックを披露）、プレイボール。



始球式はアカシア初の1億円マネージャーとなったすず。「はよ投げろや！」「女が神聖なマウンドに登るな！」などの心無い野次の中すずは見事な投球を披露。TAICHI投手不在の試合にも参加するなどして野球偏差値が大きく上昇した姿を見せつけた。

（この時心無い野次を飛ばした平石選手はすぐにすずに謝罪。場の盛り上げとそのあとのフォローを怠らない素晴らしい人間である）



ニセアカシアの先発は昨シーズン覚醒、大活躍のオカケン。「ここに23番という選手がいましてね」こと元アカシア主将村田選手を難なく打ち取ると、危なげない投球で初回をゼロに抑える。



ハリエンジュの先発はTAICHI。

風貌改造（髪型、ヒゲ）を行った新生岡部兄、平石、内木が並ぶ甲の重量打線に対し、キレキレの変化球で三振の山を築く（この時次郎丸はセンターにいた）。



内木の華麗な連続盗塁等なんやかんやあり、試合が動いたのは３回裏ニセの攻撃。

先頭の坪内がクリーンヒットで出塁。オカケンの見事な犠打でチャンス拡大すると、

川本選手が十八番の三振で魅せる。先制ムードの中打席に立った「脳筋野球バカ」こと

岡部兄が面目躍如の火の出るような当たりで外野を割る。ニセが1点先制！



４回表、ニセのピッチャーは地元への凱旋が決まり上機嫌の東。「バスケ部リレーで行こうや」という大倉平石のよくわからんノリでマウンドに上がるものの、四球を連発し５失点。レフトでは度々捕球を披露するなど成長する姿を見せたが投球はてんでダメであった。今季は関西弁の矯正とコントロールの向上が課題となるだろう（この回次郎丸はヒットを打った）。



その裏、ハリエンジュは山口さんがマウンドへ。試合前の投球練習で好調ぶりをみせていた山口さん。難なく２アウトを取るが、スタミナ切れか制球が乱れ始める。ニセアカシアは待球作戦でチャンスを作り、追い上げを狙う。押し出しと暴投で2点を返すと、尚もランナー2、3塁でバッター内木。ここで前代未聞の事件が起こる。

快音を残し内木の打球はセンターへ。3塁ランナー大川が生還、2塁ランナーの平石も一気にホームを目指すが増えた体重が足かせとなりホームが遠い。楽々アウトのタイミング・・「デブ！でくのぼう！」様々な批判が平石の頭をよぎる。しかし遅いだけに知恵を働かせる時間は充分にあった。捕手TAICHIの位置取りから内側に回り込んでのスライディングを選択、身をよじりタッチをかわし、セーフ！！！！

・・・かと思われたが、球審坪内の口からは自信満々で「アウトォオォェオ！！！！」mのコールが。

マラドーナの神の手、中東の笛、2006年WBCのﾎﾞﾌﾞ･ﾃﾞｰﾋﾞｯﾄｿﾝ、田中広輔幻のHRに続く世紀の大誤審にアクアスタジアムが揺れる。ホームインを確信したニセアカシアナインと、「セーフっぽくね？」と思いながらも持ち前のズルさでアウトを主張するハリエンジュは互いに譲らず一触即発ムードに。結局、ギャンブル好きのハリエンジュの発案でジャンケンでの決着へ（なぜかTAICHIと坪内のジャンケン）。

TAICHIがこういう時の訳わからんくらいの勝負強さを見せ、判定は変わらずアウト。

ズルい。ズルすぎるがこういった所がハリエンジュの強さであろう。正義感の塊、若武者村田先生が心からチームカラーに染まらないことを祈るばかりである。（この時次郎丸は多分イェーイとか言ってた）



６回、７回は投手として覚醒の川本や誤審に怒り異常なまでの気迫の大倉と、安定の近藤、アカシアの頭脳岩尾が試合を締める。



８回表、本職はキャッチャーなのにセンターを守ったり巨漢なのに軽快な走塁を見せるなど新たな魅力を発揮していた内木がついにマウンドに登ると、唸るような快速球で3者凡退。山口さん曰く、内木は「良い投手」であったらしい。



8回裏、ニセが好投手近藤から1点を返し、同点。アカシア大会がいつも通り熱戦の様相を呈してくる。



最終回、勝ちに行くニセのマウンドには脳筋岡部兄。速い球を投げる機械と化した岡部兄は、非野球部で野球ショボ組の岩尾に対しても見境のない全力投球。JR（旧国鉄）との兄弟対決でも圧倒し、ニセアカシアのサヨナラへ機運を高める。

９回裏、負けられないハリエンジュは満を持して附属野球班（99回～101回）最強世代のエース次郎丸をマウンドへ。「肩を壊している」とか、「就職決まりました！」とか「必ずこのチームは目標を達成できるし、日本ラグビー界の歴史を塗り替える事ができるチームだと思う」とかなんとか言いながら、目を見張るような剛速球を見せる。

延長を覚悟したニセナインであったが、偽装エンブレム問題に怒り心頭の芸術家、大川がエンブレム選考委員とは違う選球眼を見せ付け四球で出塁。絶好調内木もヒットで続く。

2アウト１、2塁となりバッターは大倉。

大倉は燃えていた－。チームメイトによるまさかの誤審、彼女のベンチでの睡眠、土日休みではない今シーズンへの不安、怒り。大倉は燃えていた。

次郎丸の剛球に逆らわずバットを這わせるようにしてミートすると、打球はセカンド山口さんの左をぬけセンターへ！大川が快速を飛ばし一気にホームイン！！！サヨナラ！！！勝ち慣れていない、ましてやサヨナラという状況に混乱したニセナインが打った大倉ではなくランナーの大川、内木のもとへ集まってしまうプチアクシデントがあったものの、2015シ－ズン、チームの大黒柱としてアカシアを支えた大倉が報われた瞬間であった！！

（この時の大倉のバッティングを見た平石は、以前ならフルスイングとかしてたのじゃないかな。ミートを心がける冷静な良い打撃だ。大倉のプレーが大人になったな、敵に回すと怖いぞ。と思いました。）



かくして毎度毎度大盛り上りのアカシア大会は、ニセアカシア6大会ぶりの優勝、王者ハリエンジュの牙城陥落という、新時代を感じさせる結末で幕を閉じた。


－平成28年1月3日－

夜はみんなで人狼ゲームとかして楽しかった。

大阪とか東京で仕事している人は各地に戻った。夏のアカシアを楽しみにしながら・・