試合結果詳細

アカシアが２試合連続のサヨナラ負け。０勝１敗で迎えたプレミア２第２戦、先制したのはアカシア。５回、８番・藤木がレフトへのツーベースヒットで出塁すると９番・村田が左打席初犠打を決めつなぐ。このチャンスに１番・オカケンの相手エラーを誘う強襲打で１点を先制すると、２番・西、３番・寺西の連打でさらに１点を追加する。（寺西のツーベースの間に西は本塁憤死）
投げてはこの日の先発・寺西が絶好調。６回途中まで強力文男打線に１本のヒットも許さない圧巻のピッチング、８回に１点を失うまでは完封ペースで試合の主導権を完全に握る。ところが最終回、表の攻撃で無死満塁から無得点に終わったアカシアに対して文男が牙をむく。一死から５番・アバカムに寺西のエラーで出塁を許すと、代打・鬼丸にはライト前ヒット、７番・JACKSONには手痛いデッドボールを与え満塁とされる。続く８番・貝原を三振にとるも、９番・清原に押し出しとなるフォアボールを選ばれ同点、最後は悪い流れを断ち切れず１０番・平原の当たりを名手・川本が弾き勝利目前でアカシアが散った。再三のチャンスを作りながら得点できなかった打線と拙走が悔やまれるプレミア２連敗となった。




【高校時代以来の左打席の封印を解いた途端、鮮やかなライト前への今季初安打と芸術的な犠打を決めモデルチェンジを果たした村田選手の談話】
「ここ最近個人的に色々なことがあり幼少時代や高校時代を回想することが多く、あの頃に戻りたいと思い左転向を決意した。
アカシアで最終回の大事な場面で打った試しがない。関西遠征西日シリ第2戦同点の2死満塁、ABF文男戦の1点を追う2死1，2塁、そして今日プレミア2第2戦、1点リードした2死満塁。大事な試合になればなるほどチームメイトのキャプテンに回そうという気持ちは痛いほど伝わってくるのに、結果で答えられない。みんな不甲斐ないキャプテンでごめんな。
高2夏の広商戦、1-0と1点ビハインドの9回表に気合い満々で守備からベンチに帰ると、代打を準備していた井上監督と重原を見るや否や「絶対打ちます！絶対打ちます！」と言って代打を撤回させ先頭打者で三遊間にヒットを打ったあの頃の僕がこの姿を見たらなんて言うかな。『うわ背伸びてないし』かなぁ。」


【今季初出場で2安打を放った野球改め藤本(読みはフジキ)選手の談話】
「今季は親族が次々とメテオ(他界)されて全く試合に出場できませんでしたが、初出場の今大会で久々のマルチ安打を打てたこと、そしてヒーロー賞を受賞できたことはとても光栄で、親族も喜んでくれてると思います。」


【5回、追加点に絡む強烈なレフト前ヒットを放つ活躍(なおその直後走塁死で水を差した)西選手の談話】
「今年初ヒットがでて、また、エラーなくできてよかったです。
ただ、遠足でも家に帰るまでが遠足だというように、野球でも、ヒットを打って帰るまでが大事だと痛感しました。
きちんとルールを確かめて、走塁を頑張ります。」


【6回途中までノーヒットノーランの快投、最後はサヨナラ負けも強力文男打線相手に１０奪三振で完投した寺西選手の談話】
「今日は、肩と肘の調子がよく、コースをうまくつく投球ができました。これも、村田先輩のリードあってのことです。

負けはしましたが、好守が多く、アカシアの成長を感じることができました。

村田先輩への勝利は、またお預けとなってしまいました。

次こそは、投球あるいは守備打撃でチームに貢献し、勝利を捧げたいと思います。

最後に、審判をしていただいたみなさんありがとうございました！」


【先発を任され5回2失点と好投した平原選手の談話】
「この大事な一戦でチームに貢献することができ天にも昇る思いです。高校時代、共に刺激しあった大谷君（日本ハム）も僕の活躍を見て白眼を剥き散らかしていることでしょう。もし彼が土下座してくれば速いボールの投げ方を教えてあげるつもりです。」


【リリーフ登板し何度もピンチを凌いでサヨナラへの気運を高めたJACKSON選手の談話】
「久しぶりの登板と、ライトに貝原氏(野球やったことないのに、野球語る人)がいるということで、不安はありました。しかし、彼がフライを捕った時、視界が霞んでいくのが分かりました。
金沢でお互いのア○ルを開発し合った日々が無駄ではなかったことを証明できたと思います。そして自らの登板機会を潰してまで私の続投を選択してくれた鬼丸氏にも感謝しています。残り数試合、文男の全性欲を結集し、逆転満塁ホームランを打ちたいものです。人生には代打もリリーフもないのですから。。」


【8回二死。誰もが口を開けて驚いた無謀とも言える盗塁を成功させ、逆転への狼煙をあげたダスティン隅田選手の談話】
「流れを変えたかった。選手、観衆、誰もが走ると思っていたとしても、走らなければならない時がある。かつての鳥谷、D・ロバーツ（BOS）も体感した緊張感を、このプレミア2で味わえることができました。相手のピッチャーはとても素晴らしく、連打は厳しいと思ったので、1本で帰れるように奮励努力しました。次の打者は隼人さんだったので、自分が走ればあとは彼が決めてくれると信じていました。」


【今試合唯一のタイムリーヒットを放った松浦コーチの談話】
「D隅田が走った。それが私に力を与えた。打てた理由はそれだけです。
正直相手投手が良すぎて適当に振ったら当たった感も否めません。
次回も打って連続打点記録を更新したいです。」