試合結果詳細

雨。人々は時にそれに対しセンシティブになっちゃうかも。
ASKAは「はじまりはいつも雨」って、桑田佳祐だって「思い出はいつも雨」って歌ってるじゃん。
ABFという思い出のはじまりも雨。全国各地から集結した草野球選手の燃え上がる情熱をいなすかのように。熱すぎる思いで今大会に臨んでいた実行委員の心は見事にへし折られた。話し合いの末出した結果は「野球を中止してボーリング大会に変更」
あまりにも思慮を欠いた結論にパラディンの選手達はNOをつきつけてくれた。ありがとう。そうだよ、草野球をする為に来たんだよ、僕達わ。
東広島アクアスタジアム全面協力の元、ぬかるんだ地面ではあるが午後四時過ぎ、ついにABF開幕だ。

1回表アカシアの攻撃。打席には村本。情報によるとオカケン選手が、当日突然の欠席により急遽抜擢されたようだ。村田監督の期待に応えるかのように1番打者として村本は役割を果たす。フルカウントに持ち込みなお粘る。立ち上がりの鬼丸を苦しめる。やっとの思いで打ち取った打球はセカンドへ。ぬかるんだ地面で不規則なバウンドに素早く対応し間一髪アウト！D隅田のファインプレーだ。予備校で職員と共に旧市民球場でキャッチボール等野球に取り組んでいる男はキレの違いを見せつける。村田監督が死球で出塁するものの後続が続かず0点で、攻撃を終える。

1回裏、文男の攻撃。アカシアのマウンドには岡部泰。一流の学生、野球選手を前に文男ナインも気合が入る。
先頭はBEAT。高校時代通算ホームラン2ケタ越えるこの男は大学ではオシャレさんに。痩せた。とても痩せた。しかし技術は衰えていないとばかりに二失で出塁。野球熱に収まりがつかない松浦さんも食らいつき遊内安でつなぐ。3番はOKAKUN。就職してから生活の中心が野球になったこの男もまた一流。見事に変化球を打ち返し文男が先制。しかし、岡部さんを怒らしてしまったかな？戸田犬がFCで出るものの一流証券マン・こさぱっち、一流地理・民ディー、一流自警団・D隅田を3連続三振に。追加点を許さない。

両投手の好投で、試合は膠着状態に。
三振ではなく、バットにコツコツ当ててくるアカシアの攻撃がついに最終回に花開く。

5回の表アカシアの攻撃。坪内が振り逃げで出塁するとぬかるんだ地の利を活かした猛攻へ。
TAICHI→遊失 岡部Jr→遊失 村本→投飛 村田→二失（1点） 平石→遊失（1点） 重原→二失（1点） 鳴川三失（1点）､､､､
本稿記者の都合により高速リプレイとさせて頂いた。

文男の内野陣崩壊。コツコツ浴びせ続けたジャブは試合後半に勝利を決めるKOパンチへと変わった。
「反省してるからー！」とニヤニヤ連呼していた文男内野陣に今日の鬼神・岡部泰に敵うわけもなく。最終回無得点で試合終了。

ABF初戦は見事前回大会王者に軍配が上がった。
はじまりの雨もあがり、草野球選手の熱気で包まれるアクアスタジアム。次の決戦の展開やいかに。。。