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練習試合

2013/2/2(土) 14:00〜

チームロゴアカシアオールスターズ

その他

3-1

西グラウンド

チームロゴ小松先生B
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
チームロゴアカシアオール… 0 1 2 3
チームロゴ 小松先生B 1 0 0 1

HR

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この日、アカシアオールスターズは競技を変え広大で行われるサッカーの大会に出場した。

春を感じさせる快晴の中行われたこの試合、様々なチームがサッカーのユニフォームを揃えてくる中アカシアは前面にボタンのついた野球ユニで登場。アップではキャッチボールで調整するなどサッカー大会において完全に異彩を放つ。
アカシアはサッカー経験者が多く在籍し、エースストライカー鳴川を擁すが体力に大きく難があり40分間戦い切れるのか大きく不安が残る。対する小松先生Bは昨年度広大学内サークルを制した実力者。下馬評ではアカシア圧倒的不利と見られるこの試合、40分後の奇跡を誰が予想しただろうか―


アカシアの布陣は4-4-2。

    弘中

村田 的場 堀内 浅野

久保 岸岡 山村 寺西

   藤本 鳴川

藤本鳴川のツートップによるパワープレイで得点を狙う。ディフェンスラインの4人は高さの面で不利であるがキーパー弘中の実力に全てを託す。

キャプテン山村がジャンケンで負けアカシアボールでキックオフした前半、やはり試合は小松先生B優位のペースで進む。基本的にボールを前に送るスタイルで攻めてくるが、高さで劣るアカシアディフェンス陣も足元では奮闘。堀内的場を中心に相手の攻撃を封じる。

試合が落ち着くとアカシアも攻めに転じる。山村岸岡の中盤が組み立てエース鳴川を中心にパスを送り得点の機会を伺う。前半唯一の見せ場として鳴川が抜けだしゴールへ向かうがここは惜しくもゴールならず。

そして試合が10分を経過しないうちに浅野の体力は限界に。ベンチの石原と交代し浅野はベンチに倒れ込む。アカシア唯一にして最大の弱点、体力不足という課題が襲いかかるにはあまりにも早いタイミングであった。

その後何度かコーナーキックを与えてしまうが全員でなんとか弾き返し、その後決定的なシュートシーンでは弘中の横っ跳びのスーパーセーブでしのぐなど決死のディフェンスで実力者に対し互角の戦いを見せるなど健闘を見せる。

ここまでなんとか小松先生Bの猛攻をしのいでいたアカシアであったが、選手の足が止まり始めた前半15分頃、中央の空いたスペースから放たれたシュートはギリギリにコントロールされ、弘中が跳びながら必死に手を伸ばすもわずかに届かずゴール。遂に小松先生Bが均衡を破り先制する。

そのまま前半は1-0で終了し試合は後半へ。
アカシアはここで最強の助っ人・滝川第二高校サッカー部出身の総科2年生、じゅんぺいくんをチームに迎え入れる。長身にイケメンで礼儀正しく三拍子揃ったじゅんぺいくんに全ての期待をかけるアカシアは浅野の背番号10番ユニをプレゼント。じゅんぺいくん中心の集合写真を撮り温かくチームへ迎え入れる。
後半は村田が自ら申し出るという男気を見せじゅんぺいくんと交代しベンチへ下がる。技術に自信がなく正直前半で結構しんどかったからという理由では全くない。

じゅんぺいくんをサイドバックに加えしっかりと休息をとって迎えた後半、アカシアはまず同点を目指し全力で攻めたてる。するとアカシアは前半と比べ押し気味に試合を進め相手ゴールへ着実に近づいていく。

そして前半10分頃、ついに待望の瞬間が訪れる。ゴール前の混戦から左足を振り抜きゴールを決めたのはなんとアカシアの重戦車・寺西。体力に難があると見られた彼も終わってみれば縦横無尽に動き回り、大学で培ったその体格をフルに活かし当たりでは一度も負けることなくサッカー部だらけの周りに臆せず大きな声でパスを要求するなど大車輪の活躍であった。

このゴールでアカシアはついに同点に追いつく。しかし、ここでアカシアは大問題を発生させてしまう。それまでベンチで休みながらやんや言ったり写真を撮り合ったり楽しいテンションの中にいた村田と浅野がゴールの喜びのあまりグラウンドに乱入。チームメイトとハイタッチを交わし騒ぎ立てるという反スポーツ行為に及んでしまい完全に相手チームを侮辱。小松先生Bの苛立ちはピークに達する。(なお本人達は反省しその後正式に謝罪もした模様)

その後は攻めと守りのシーソーゲーム。一進一退の攻防が続く。
アカシアは後半で相手に2度決定的なシーンを与えるもキーパー弘中は右足一本で止めるなど守護神の名そのままの大活躍。
攻めでは鳴川が個人技で相手をかわし、その右足から放たれた見事なシュートは惜しくもポストに弾かれゴールならず。

その後は久保が何度も相手を止める好ディフェンスを見せ、岸岡は二日酔いという最悪のコンディションの中40分間走り切り、堀内はまぁ普通に頑張りじゅんぺいくんは目の前を走るといい匂いがするなど全員が持ち味を発揮しここで後半終了のホイッスル。1-1で引き分け試合は3人制のPK戦に突入する。

当然のように再び山村がジャンケンに負け後攻で行うPK戦、3本しかないため非常に大事な相手の一本目、守護神弘中は相手の蹴りを完全に読み、見事右に飛び込みスーパーセーブを見せ1本目を封じる。アカシアの喜びが爆発し次に蹴るは山村。プレッシャーもかかるこの場面、冷静に右に決め1-0。アカシアリードで2本目へ。
相手の2本目、弘中は読みを外すも相手のキックはクロスバーに当たりゴールならず。運もアカシアに見方し大金星まで遂にマジック1。ここでキッカーはもちろんエースストライカー鳴川。決めれば勝利が決まる2本目、放たれたシュートはキーパーの逆を突きゴールネットを揺らす。この瞬間アカシアが勝利!全員大喜び、ゴール前には歓喜の輪が広がり組まれた円のポーズはもちろん野球の駒大苫小牧スタイル。持ち味を最大限に発揮したアカシアオールスターズが初のサッカーの試合で勝利(相手チームの機嫌は最悪)。野球チームでもやればサッカーでも勝てること、そしてアカシアオールスターズは実はサッカーの方が強いんじゃないか説を完全に証明することとなった。

最強の初戦の相手を撃破し波に乗ったアカシア。次戦は来週2月9日。フェニックスサッカーにアカシア旋風を巻き起こせるか、注目が集まる―


【選手の談話】
値千金の同点ゴールを決めた寺西選手:「ここしかないと思い、左足を振り抜きました!チームの力になれてよかったです!優勝候補倒したんで、優勝します」

再三のスーパーセーブを見せた弘中選手:「今日は久しぶりのサッカーだったんですけど、不思議と不安はなかったです。大切なのはどんなときでも準備を怠らないこと。試合をイメージしながら練習するとか、普段の食事に気を付けるとか。そういった積み重ねが今日の結果に繋がったんだと思います。あ、すいません、時間なんでバイト行ってきます。今日はみんなお疲れ様でした。」

勝利に導いたキャプテン山村選手:「奇跡という名の必然です。試合は始まる前にすでに決まっていました。サッカーの試合のアップにキャッチボールを取り入れるという革新的な威嚇行為に相手は完全に怯えていました。相手は去年の学内リーグ戦優勝チームだったらしいですが、チームの団結力では勝っていました。これはあくまでも私見ですが、技術的には負けていても、明るく気持ちがよいチームに神様は味方してくれるんです。キーパーのチートじみたセーブは我々に勇気を与え寺ちんのゴールは相手に絶望を与えました。しかし僕はこれで満足していません。まだまだやれるはずです。最後にこの勝利をジーザスとYUKIに捧げます。」

打者成績登録

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投手成績登録

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