試合結果詳細

昨年の11月の霞たろうず戦以来対外試合で勝利なしと不振にあえぐアカシアオールスターズ。以前自分たちが負けたパイレーツに負けた、テラプローブTeamGodを対戦相手にするという作戦で久しぶりの勝利を狙う。

一回の表、いきなりアカシアがチャンスを作る。先頭打者の平石がセンターオーバーのスリーベースを放ちノーアウト三塁の大チャンス。続くTAICHIはケースバッティングもクソもないピッチャーフライで凡退するも、その後押し出しで幸先よく一点を先制する。

この日のアカシアオールスターズは攻撃の手を緩めない。三回には死球を皮切りに村田、和田、内木の三連打で三点を追加。さらに四回にも連打で四点をあげ完全に試合の流れをつかんだ。

この日のアカシアは守備でも集中力をみせた。先発のTAICHIは前回登板で炎上し、その雪辱とばかりに気持ちのこもったピッチングを見せる。制球に若干苦しむもののスローカーブでカウントを稼ぎつつ要所を抑える投球。着実に成長を見せるバックの助けもあり四回まで被安打1の１失点と好投をみせ、山村とのエース争いに自信をつける結果となった。

さらに攻撃の手を緩めないアカシアは、六回にはチャンスお化けこと藤木のタイムリーで二点を追加。７点差とし勝利を確実にする。

その後TAICHIからマウンドを受け継いだ山村。制球に苦しむものの、TAICHIが山村のピンチに間を取り、心の底からの激励を送る。山村はその激励に感動し涙を流し、そこから見違えるようなピッチングを見せる。三振の山を築き、最後のバッターをゴロにしとめ、アカシアオールスターズ218日ぶりの対外試合勝利を見事に締めくくった。２週連続の対外試合をこなしたアカシアオールスターズは２本柱の不仲解消、好調な打撃陣という好材料を手に、夏のアカシア野球大会の開幕を待つ。

勝利の余韻に浸るアカシアナインのなかで、一人浮かない顔をしている者がいた。原付が試合会場でパンクするという災難に見舞われた平石である。以下、平石選手の談話

「前回の試合で投手失格の烙印を押され、今回からショートの守備と打撃に専念した結果、３安打に好守備と、自らの成長を強く実感しました。日本ハムの大谷くんも早く投手か打者、どちらかに専念するべきだと言えますね。」