試合結果詳細

2020年シーズンは新型コロナウイルスが猛威を振るい、結成後初となるシーズン全試合中止という決断を余儀なくされたアカシアオールスターズが活動を再開。2019年6月9日以来約2年ぶりの開催となる対外試合が初開催となる出島西公園で行われた。

加齢と1シーズンの活動停止で野球から離れた影響により1人1イニングずつ登板するという奇策を見せ優位に試合を進めたが、初めて対戦する相手先発の小6（アカシア学年ではないリアル学年）という若さに戸惑いを見せるなど追加点が奪えず、最終的には助っ人イチローの打っては3打点、投げては5失点という両チーム総得点9分の8に絡む大活躍などもあり逆転負け。

ショッキングな敗戦の一方で明るい話題も。某中部地方のバンテリンドームから坪内選手が緊急参戦し本人曰く人生イチの打球を放つ（ファール）。仕事により神田シェフがチャリで出勤し8人となってしまうが、ここでなんとある選手が代打で出場。10年目の節目となるアカシアオールスターズ史上初となる女性プレイヤー（あやか夫人）が誕生。打席に立ち3度スイング、一度の守備機会ではレフト線への痛烈な打球を処理するという歴史的瞬間も。

アフターコロナ・ジェンダーレスの新時代を切り拓く象徴となるべく、2018年2月以来となる勝利へ向け、試合後はマリーナホップのジェットコースターで厄払いをするなど再び動き出したアカシアオールスターズ。学生、社会人、コロナ禍という様々なライフステージを歩みながら困難を乗り越える彼らの新たな船出を応援したい。


【4打数2安打3打点 1回被安打5 5失点の助っ人イチロー選手の談話】
「『今日は右肩を重点的にお願いします。再来週野球の試合があるんです』3月になってすぐ、通っている整骨院で私が発した言葉です。遠く離れた福山の地では野球をする機会もなく、コロナもあいまって恋しさだけが募っていました。職に就いてこのかた、肩凝りも年を重ねるごとに重くなってゆきます。しかし、再び野球がしたい、という希望の灯火は絶やしませんでした。この間、一緒に野球をするチームメイトはいないのにバットを新調し、メジャーリーグも観に行きました。今回は、そんな中のお誘いだったのです。かねてから試合でご一緒させていただいたチームメイトも、変わらず迎え入れてくださいました。ワクワクしないはずがありません。炎上しましたが、正直試合のおいしいところをいただいちゃったなという気持ちです。ごちそうさまでした。また誘っていただける日を楽しみにしております。健やかに過ごしましょう。」


【女性選手初となる試合出場を果たし、記念に「レディーススタジアム出島2021」の球場名を獲得したあやか夫人の談話】
「この度神田シェフの代わりに途中出場させていただいた、『あやふじ』こと、村田あやかです。キャプテン夫人としてご贔屓にしていただいた感満載で、力不足ながら出しゃばってしまったことをこの場を借りてお詫び申し上げます。
しかしながら、人生で初めて野球をプレーする側になり、野球を観る楽しさだけでなく、する楽しさを体感することができました。それと同時に、女性ということに甘んじず、いつ代わりに出ても良いように、練習を重ねる必要性も感じております。
今回の出場が、今後アカシア女性陣の試合出場の先駆けとなれたら幸いです。
試合に参加させていただきとても嬉しかったです！
これからもアカシアオールスターズのますますのご活躍を期待しています！！」