試合結果詳細

アカシアＡＳ｜００００３０３｜６
ニセアカシア｜２４２００２Ｘ｜１０

２度目の夏のアカシアで１周年を迎えたアカシア野球大会は８月１５日の終戦記念日に様々な思いを胸にまるであの日を思わせる晴天の下開催された。

開幕戦はアカシア対ニセアカシアの組み合わせ。ニセアカシアは初回５番平石の２点タイムリースリーベースで幸先良く先制する。そして２回、ここで時計は１２時半を示し参加者全員が戦死者の御霊に黙祷し祈りを捧げる。ほぼ全員広島出身であり、それぞれが平和を願い祈りを捧げた。

試合は昨年９月の大会で好投を見せた防御率1.62を誇る坪内投手が誤算でその後もニセアカシアペース。的場のタイムリーに加え３つの押し出しを献上し３回にも２点を奪われるなど４回を終わり８－０と一方的な展開となる。

しかし５回、アカシアは反撃に出る。先頭打者藤本の安打を足がかりに大倉の必死の振り逃げなどで満塁とし打席にはＢＢＱ王子こと寺西。ライトへ走者一掃のタイムリーを放ちアカシアはこの回３点を返す。

投げては絶不調の坪内の後を継いだこの日初出場の近藤が彗星のごとく現れる。２回途中からマウンドへ上がりアカシア野球大会記録となる６者連続三振を樹立するなど１１奪三振を記録し昨年の山村投手の鮮烈デビュー戦を思い起こさせる快投を見せ試合の流れを変える。

このペースで追い上げたいアカシアだが６回裏にも２点を奪われ苦しい展開となってしまう。しかし、最終回に意地を見せる。１死１、２塁から主砲仁多のタイムリーで１点を返し、なおも浅野のタイムリーや藤本の押し出しで点差を縮め、２死満塁、一発出れば同点という場面でバッターは今日投手として大活躍の近藤。アカシアベンチからの大声援を背にバットを振り抜くも無情にも力のないゴロはセカンド正面へ飛びゲームセット。

終盤の怒涛の追い上げも及ばず開幕戦は１０－６でニセアカシアオールスターズが勝利。ニセアカシアは炎天下の中の連戦という厳しいハンデを背負いつつも連勝し優勝を決定づけるために２戦目へと臨む。