試合結果詳細

先週アカシア初の対外試合連勝を完封で決め勢いづいたアカシアが前回対戦し１６－３とアカシア最大の惨敗を喫した広島東洋ギャラドスとのリベンジマッチに臨んだ。

アカシアは初回、前回好投した先発寺西が完封後のアイシングを怠ったことも災いし疲労の色を隠せずいきなり２者連続の四球を与えると１死満塁からタイムリーを浴び１点を失うも後続を断ち最少失点で切り抜ける。

すると２回、先頭平石がギャラドス先発かつアカシアオールスターズメンバーでもある西の内角速球を振りぬくとチームメイトの期待を乗せた打球はぐんぐん伸びそのままレフトの高いフェンスを越える柵越えホームラン。単独キングに躍り出る平石の一発でアカシアが同点に追いつくと勢いに乗るアカシアはこの日も打線が爆発。続く３回には山村の安打を皮切りに的場のタイムリーなどで一挙４点を挙げる。

絶好調の打線は４回にも２点を加えると５回、６回には四球やエラーなどの相手のミスにも乗じ４点ずつを加えこの時点で１５－１と圧倒的なリード。この日は山村鳴川の１、２番がともに４得点し上位の役割を果たすなど、山村４安打、鳴川４打点、的場５打点、平石本塁打、神岡とTAICHI以外先発全員安打、藤木総飛距離１位などそれぞれが打線の中で役割を果たした。

投げては監督の試合前の指示通り４人の投手陣が任されたイニングをきっちり抑えることを意識し好投。先発の寺西は３回を初回の１失点のみにまとめ、２番手鳴川は急速を増したアンダースローとシンカーのコンビネーションが冴え被安打０に抑える危なげないピッチング。前回ギャラドスに１１失点と打ち込まれたTAICHIは巨人・沢村（栄治ではない方）を意識した流れのある新フォームで立ち向かい味方のエラーで１点を失うもののこちらも被安打自責点ともに０点と復調の兆しを見せる。最後を任された山村は８回を三者凡退に切って取り９回に自らの四球で招いたピンチもサードゴロ併殺打に打ち取るなど球威で押し三振ばかりを奪う以前のスタイルからのモデルチェンジをアピール。

打線の爆発と４人の力を合わせた投手陣の頑張りによりアカシアはまたしても投打が噛み合いなんと対外試合３連勝。しかも３試合連続で二桁得点、３試合平均２失点と最近好調と話題の広島東洋カープをも凌駕する勢いに乗る。

今日の勝利は選手の頑張りはもちろんだが、この日は初めて前日に監督からLINEでスターティングメンバーが発表され気持ちの準備を整えて試合に臨んだこと、そして何より監督が思考を凝らしかつ最近の結果を優先しで温情を抜きにした素晴らしい流れの打順を組んだことが勝利に結びついたと言えるだろう。

次回の試合は９月２８日。アカシアの勢いがどこまで続くか目が離せない。