試合結果詳細

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練習試合

2013/10/13(日) 19:00〜

チームロゴアカシアオールスターズ

勝ち

10-2

桃山台野球場

チームロゴKANURAパラディン
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
チームロゴアカシアオール… 0 0 2 0 0 2 6 10
チームロゴ KANURAパ… 0 1 1 0 0 0 2

近藤

S

-

HR

-

コメント

アカシアオールスターズ関西遠征2日目はカープCS観戦後勝利の余韻に浸る間もなくこの遠征のメインイベント、大倉の作ったチームである関裏パラディンとの2連戦の1試合目、舞台は桃山台野球場で行われるナイターへと臨んだ。

ビジターであるため先攻のアカシア。トップバッターの山村が三振に倒れ鳴川村田は大倉の守るショートへゴロを放つも大倉がこの2球をいずれも難なく処理。三者凡退で試合は静かな立ち上がりを見せる。

この大一番の先発は幼少時から野球に対する情熱を抱き続け、中高のバスケ部時代には学校で野球の猛練習を重ね、浪人時代・大学時代と家で1日も欠かさずシャドーピッチングを行い続け遂にアカシアオールスターズで先発ピッチャーの座を不動のものとしチーム勝ち頭の5勝をあげた背番号18番、エースTAICHIがマウンドへ。
先頭打者の京都外大西出身の好選手たなか×をショートゴロに打ち取るもこれを久々のショート岩田が悪送球で塁に出してしまうと、TAICHIが打席に迎えるは高校時代毎日野球の練習を共にし切磋琢磨してきた大倉麗央。高校での出会いから6年を経て遂に違うチームで対戦するというこの勝負。これに心を乱したのは先輩のTAICHI。変化球のコントロールが定まらず大倉にデッドボールを与えてしまう。そして1死1,2塁のピンチで相手打者がレフトへの鋭いライナーを放つもレフトに入った近藤がこれを好捕。そして寸分狂わぬコントロールで2塁へ素晴らしい返球。これが戻りきれない2塁ランナーをギリギリで刺す超ファインプレー。アカシアのエルドレッドとも言える素晴らしい守備を見せ不安な立ち上がりを無失点で切り抜ける。

アカシアは2回も3者凡退に打ち取られるとその裏、先頭打者をヒットで出し1死2塁から6番左打者の鋭いスイングから放たれた打球は右中間を真っ二つ。タイムリースリーベースヒットでパラディンが1点を先制する。

アカシアは3回、寺西が死球を受けこの試合初の出塁。続く神岡は久々のヒットをレフトへ放ち、下位打線で無死1,2塁とチャンスを作り反撃ののろしをあげる。9番近藤の内野ゴロでランナーを進め、山村のレフトフライは飛距離が足りずこれで2死2,3塁。最低でも追いつくことを願い打席の鳴川に期待を託す。すると鳴川の大きな打球はレフトの頭上へ。レフトが下がり、取るか、抜けるか、チームメイトの願いを乗せた打球はなんとレフトの頭を超える逆転のタイムリーツーベースヒット。アカシアが逆転に成功し、初回から緊張が見えおとなしかったたベンチが一気に勢いづく。

3回裏のパラディンの攻撃は2死2塁で打席には再び大倉。リベンジに燃えるTAICHIががセンターへの高いフライを打たせ打ち取った、かに見えた。 野球班の人は覚えているだろうか、春の大会、広商戦のセンターフライを― 捕球体勢に入ったかに見えたセンターキャプテン村田がこの打球をまさかまさかの落球。キャプテンは目の前が真っ白になり消したい記憶がフラッシュバックする。このまさかのプレーでパラディンが同点へと追いつく。

味方が励ましキャプテンも自らの性格を振り払い気持ちを切り替え勝利を目指す4回、2アウトから岩田寺西の連打に神岡の四球で2死満塁のチャンスを作るもここは近藤がサードゴロフォースアウトに倒れ無得点。

その裏TAICHIも2死1,2塁のピンチを招き、バッターの放った打球はまたもセンターフライ。高校時代であれば失敗を引きずり同じミスを繰り返していたかもしれないが、背番号と同じ23歳となった今、声を張り上げ強い気持ちで落下点へ入りこの打球をしっかりキャッチ。キャプテンの気迫にチームが再び勢いづく。

依然2対2のまま、つかまりはじめたTAICHIをここで継投。5回からリリーフにはアカシア大会で活躍を見せた実力派・近藤がマウンドへ上がる。1番から始まる好打順も無失点に抑え流れを変えると6回、試合が遂に動く。

アカシアはまたも2アウトから寺西が四球で塁に出ると暴投の間に2塁へ。ここで打席には神岡。中学時代以来の本格的な野球でかつて長打力のあった打撃は完全に感覚を失い打率1割台に沈んでいた長身打者がこの試合、遂に目覚める。タイミングが完璧に合い振り抜いた打球はレフト右へ弾むヒット。寺西が3塁を回りホームイン。なんとアカシアが神岡のタイムリーで勝ち越しに成功する。日替わりヒーローが出るのはチームがいい状態を示すと言うが、続くTAICHIにも左中間へ運ぶタイムリーツーベースが飛び出し神岡の決死のスライディングでもう1点を追加。不振にあえぐ2人の活躍でアカシアが終盤にリードを奪う。

その裏にこの試合のハイライトが訪れる。近藤は簡単に2アウトをとるもののその後3者連続四死球を与え2死満塁、打席には京都外大西出身の1番を迎える。2アウトからチームでもぎとった2点を守り切れるか、追いつかれ逆転を許すか、パワプロさながらのターニングポントを迎えたこの打席、バッターの放った打球はサードへのゴロ。これを寺西が落ち着いてさばきスリーアウトチェンジ。大きな大きなピンチを乗り切った近藤はバリントンばりの昇竜拳ガッツポーズ。アカシアのエルドレッドからアカシアのバリントンへと変わったこの投球で今日最大のピンチを切り抜けるとパワプロのターニングポイントのごとく勢いは完全にアカシアへ。

7回表、鳴川のヒットを皮切りに相手のミスにも乗じ、寺西の2点タイムリーツーベース、そしてなんと神岡の今日3本目となるタイムリーツーベースを左中間へ放ち更に5点を追加、最後は山村が大倉のショートにゴロを放ちこれを全力疾走からの気迫のヘッドスライディングで安打と打点をもぎとるとここで試合終了のアナウンスが流れゲームセット。

アカシアは終盤の集中打で格上に見えたパラディンを圧倒。パラディン2連戦の初戦を制し残るは最終日、カープのCSもなくなりパラディン戦に全てを賭ける。



(勝ち越しのタイムリーなど3打数3安打3打点の大活躍の神岡選手の談話)
「思い出しました。
全く苦しんでいないといえば嘘になると思うんですけど、いつか必ずこういう時があると思ってね、ひとつひとつをしっかりやってきた結果が今日みたいな形につながったと思います。
信じて使い続けてくれた監督に感謝します。」


(好救援でアカシア初勝利を挙げた近藤選手の談話)
「フェリシアーノ、レイボーン、ロマノ、ダグラス、マルテ、カリダ、ブラウダー、コズロースキー、ドーマン、ソリアーノ、チューク、スタルツ、ジオ、ソコロビッチの魂が僕に球を放らせました。僕は幸せ者です。外人たち!野球は楽しいぞ!野球はいいもんだぞ!!」


(監督の談話)
「今日は継投がズバリと決まった試合だった。追加点を与えなかったがことが終盤の集中打を生んだ勝因と思う。粘り強く投げたTAICHI、そしてしびれる場面を抑えた近藤にはよく投げたと誉めてやりたい。打線は見事な集中打だった。2アウトから得点できたこと、そして不振の選手に当たりが戻ったことが明日へ繋がる大きな収穫だ。そして何と言っても監督・キャプテンである私の大きなミスをチームメイトの皆が取り返してくれたこと。これが本当に私に勇気を与えてくれたしチームの成長を感じた。先手を取ったからと言って気を緩めず明日も全力で望んで皆で勝利を掴みたい。そして明日は私が今日のミスを取り返す大きな仕事を必ずしてみせる。」

# 選手名
77 YUKI
76 鳴川
23 村田
3 平石
48 藤本
04 岩田
40 寺西
194 神岡
99 近藤
18 TAICHI
00 大倉
86 中西
# 選手名
# 選手名 出場 打順 守備 打席 打数 安打 打点 得点 盗塁 二塁打 三塁打 得点圏打数 得点圏安打 三振 四球 死球 犠打 犠飛 併殺打 敵失 失策 盗塁阻止
77 YUKI 先発 1 5 5 1 0 1 0 0 0 0 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0 0
76 鳴川 先発 2 4 4 2 0 2 1 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
23 村田 先発 3 4 3 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0
3 平石 先発 4 4 4 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
48 藤本 先発 5 - 4 4 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0
04 岩田 先発 6 4 4 2 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
40 寺西 先発 7 4 2 2 0 2 3 0 1 0 0 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0
194 神岡 先発 8 4 3 3 0 3 2 0 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0
99 近藤 先発 9 2 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
18 TAICHI 先発 10 2 2 1 0 1 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
00 大倉 先発 12 3 1 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 0 0 0 0 0
86 中西 - - - 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
# 選手名 出場 打順 守備 打席 打数 安打 打点 得点 盗塁 二塁打 三塁打 得点圏打数 得点圏安打 三振 四球 死球 犠打 犠飛 併殺打 敵失 失策 盗塁阻止

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# 選手名
18 TAICHI
99 近藤
# 選手名
# 選手名 勝敗 投球回 投球数 失点 自責点 完投 完封 被安打 被本塁打 奪三振 与四球 与死球 ボーク 暴投 登板順
18 TAICHI - 40/3 0 2 1 - - 4 0 0 3 0 0 0 1
99 近藤 20/3 0 0 0 - - 0 0 1 4 0 1 0 2
# 選手名 勝敗 投球回 投球数 失点 自責点 完投 完封 被安打 被本塁打 奪三振 与四球 与死球 ボーク 暴投 登板順

※左右に横スクロールするとさらに細かい情報を見ることができます

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