試合結果詳細

アカシア対Xvideosの第3ラウンド。アカシア副主将YUKI率いる文学部の文男Xビデオズは、チームのアイドル・ビートら主力を欠くも今回も豊富な戦力を揃える。3連敗を避けたいアカシアは、過去の対戦データからXvideosの分析を事細かに行いこの大決戦に臨む。
試合前前日にはYUKIが野球にラインでアカシアの作戦を教えるよう脅迫するも、野球が口を割らず情報を死守。草野球だからといって侮ることなかれ！冷戦時代のアメリカとロシアの如く高度な情報戦が繰り広げられていたのだ。 試合開始の挨拶では両チームの気迫が混じり合い、肌を刺すような空気は熱戦を予感させた。

先行はアカシア。先頭バッターは、先日のセンター試験にて確かな手ごたえを感じ広大合格をほぼ手中にしたことでニヤケが止まらない岡部Jr。敵左腕鬼丸のまっすぐを確実にとらえ自らの合格を祝うエンタイトル2ベースでXvideosの度肝をぬく。しかし後続が続かず無得点に終わってしまう。

アカシア先発は前回の試合で7回14奪三振と好投した平石。球威のあるまっすぐとゆるいカーブのコンビネーションでランナーを出すもなかなかの立ち上がりを見せる。前回の好投を見ているYUKIと鬼丸に一抹の不安が頭をよぎる。

試合が動いたのは3回表。先頭の浅野が四球を選び出塁。続くバッターはチャンスとオナニーが大大大好きな三番野球。Xビデオズという同業者との対戦にアカシアの性欲お化けである彼は変な髪型で対抗。爆発的な腰ふりからセンターに弾き返しチャンスを広げる。4番の和田も四球を選び満塁。1死満塁で迎えるは昨季3冠王の平石。広島を離れる前に打点を稼ぎたい、今季の不調から早く抜け出したいという気迫が鬼丸の四球を誘い出し押し出しで先制。最高の流れの中打席に立ったTAICHIはあえなく三振で押せ押せムードに水を差す。今季まだヒットがない村田もあえなく凡退し、Xvideosに最少失点で切り抜けられてしまう。

このまま切り抜けたいアカシアだったが4回裏ついにXvideosの反撃が始まる。平石を苦手としている先頭YUKIは存在感を見せることなくあえなく凡退し1死で迎えるは文男ニューフェイスの1年生氷川きよし似のSHOW。ここまでしっかり守れていたアカシアであったがエラーで出塁を許すと、暴投で帰還を許し同点。守備のみだれに動揺したか平石は、戸田犬、小坂元を四球で許し2死で迎えるは、ネットで記者並みの辛口でサッカーを語る瀧。これまで苦しめられた変化球を叩きレフトオーバーの逆転2ベース。口だけではないことを証明した打撃にXvideosは沸く。

その後セカンドYUKIの信じられない拙守やアカシア村田の全く盛り上がらなかった今季初ヒットなどの小競り合いはあったが、平石・鬼丸の両投手が立ち直り今までにない投手戦が展開される。

7回裏にXvideosに追加点を許し1-3で迎え8回表のアカシアの攻撃。ここでアカシアはお家芸の終盤の集中攻撃を一気に解放する。
武田が中安、岡部Jrが四球で出塁し迎えるはG-浅野。スコアをつける彼女・ニシジマの思い、アカシアナインの思いをのせて弾き返した打球はセンターへ転がる。YUKIのだらしない守備もあり1点をもぎ取る。
全くタイミングがあわない野球が三振するも、和田が四球を選び2死満塁で迎えるは西。今まで、先輩に叱咤しか受けてこなかった苦労人がここで意地を見せる。カウント2‐3から思いっきり振りぬいた打球は左中間を破る2ベース。抜群のセンスをみせ、苦労が報われた一打に、アカシアナインは大いに盛り上がる。続く平石もしっかり四球を選び追加点を加え6-3。続くTAICHIはまたもや三振でしっかりといい流れを切る。

このままでは終われないXvideos。1死で迎えるは4番戸田犬。試合前はスチールウールのような髪で雨を弾き、バイトも恋愛もせず月に一回あるかないかのXvideos野球に大学生活をかけているこの男は一味違った。変わりっぱなの岡部Jrの球を木製バットでとらえた左中間最深部に突き刺さるホームランは、3月に結婚式を挙げる姉への花束。

ーお姉ちゃん、永久に、幸せにー

一匹の犬が、切なくほろ苦い顔でダイアモンドを駆ける。

昨年のレフトへの超特大ホームランにつづくその飛距離に両チームともにただただ口を開けるしかなかったのである。しかし、動揺することもなく岡部Jrは後続をしっかり押さえる。

9回表。村田のしぶとい三安で先頭打者の出塁に成功。武田の絶妙な送りバントが決まり1死2塁、続く岡部Jrは遊安でさらにチャンスを広げ1死1・3塁。ここで先ほど打点を挙げた浅野。ひっかけた打球は二ゴロ。しかし村田の好走塁で得点。あまりにも素晴らしいスライディングに判定が困難であった。しかし、いつだって勝利の女神は渇望するものに微笑む。

理想的な得点後9回裏Xvideosの攻撃。控えでめちゃくちゃな素振りをしてグラウンドのメンバーの雰囲気を崩していた板谷が疑惑の判定を誘い出し四球で出塁。1死で迎えるはYUKI。誰よりもこの日を楽しみにしていたのにも関わらず前日朝の五時までしゃぶしゃぶとビールに舌鼓を打つという監督にあるまじき行為をした男に、後輩たちはそれでも希望を託す。このままでは終われないとナインに応える中安でチャンスメイク。魅せる男の意地。しかし続くSHOWは先輩の思いを踏みにじる三飛。
2死となり打者は戸田犬。本塁打でサヨナラの場面。緊張感は最高潮に達す。アカシアはたまらずタイムをかけ、「Xビデオズ、打順をいじっただろ。」というあまりに稚拙なクレームをつける。
野武士のような立ち居振る舞いからとらえた打球は目で追い切れないほどのスピードで岡部Jrを襲う。しかし、チーム１の反射神経で打球を当たり前のようにキャッチ。さながら西部劇のガンマンと武士の異種格闘競技のような衝撃の光景とともに試合終了。

ついに、Xvideosに雪辱を果たしたアカシア。すべて思い通りの展開に持ち込み接戦をものにしたこの試合で、アカシアがもう一段階上のレベルに達したことは言うまでもない。きわどいゴロを転がし粘り強い攻撃で鬼丸を攻略。バントを点に繋げるなど抜け目ない攻撃で勝利。
熱戦を終えグラウンドにいたすべての選手が達成感に溢れ充実の表情を浮かべ帰路についたのであった。



【２対３と1点ビハインドの8回表、2死満塁の逆転の大チャンスでカウント２－３から見事左中間フェンス際への大飛球となる逆転タイムリー2ベースを放った本日の大ヒーロー西選手の談話】
「今日はみんなが意識高く、守りがよくて締まったゲーム展開でした。
そして、皆さんが繋いでつくって貰ったチャンスをなんとかものにしようと必死でした。
狭い家で素振りをしていて、昨日ついにバットが手から離れ、一人だちをして、壁に穴をあけてしまいました。
そのパンチ力をあの場面でだせて本当によかったです。
これからもいいところで一本打てるように、家が壊れない程度に頑張っていこうと思います。
ありがとうございました。」


【4打数2安打に１犠打も決め1番打者としての役割を果たし、投げては8，9回をリリーフし最後は強烈なピッチャー返しを好捕して試合を終わらせた、センター試験を終え広大の入学を控える岡部Jr.選手の談話】
「一番打者としては及第点ではあると思いますが、リリーフでは皆さんに少し心配をかけてしまいました。ですが今日は２連敗していた相手に勝つことが出来たので嬉しい限りです。最後のピッチャー返しは、センター試験後浮かれ（受かれ）ないようにとの広大の先輩方のメッセージだと受け取っています。マークミスなどないでしょう！受かりました！」


【終盤の試合展開を握る場面において2打席連続で打点を挙げて勝利に貢献し、今日も安打を放ち打率3割をキープするなど今季好調の浅野選手の談話】
「今日のような引き締まった試合での打点は非常に嬉しく思います。
また相手の好投手鬼丸から打てたということが自分自身の自信になったと思います。」



【監督の談話】
「めでたく接戦をものにしてxvideosに勝利することができて感激もひとしおだ。この試合、前日にLINEで確認し合ったのだがアカシアは２つのテーマを持っていた。
１つは鬼丸攻略。これまでの2試合の彼のデータを公開し研究して丸裸にした。これは初試合から1年半に渡り毎試合スコアをつけ続けているアカシアの高偏差値によるＩＤ野球の賜物でしょう。スコアをつけるマネージャーにも感謝しなくてはね。
もうひとつは今季絶好調かつxvideos監督のYUKI封じ。彼を走攻守において作戦を立て徹底的に封じることでxvideosの流れを経ち切りムードを下げたいと思っていたのだが、最後の打席を除けば4打席まともにバッティングをさせず出塁を阻止し、調子を狂わせ守備ではミスを連発した。ほぼ完ぺきに封じることができたことが大きな勝因だろう。しかし最後の打席の岡部Jr.からのクリーンヒットには彼の意地を見たね。今日は勝たせてもらったが次の対戦を楽しみにしたいよ。
このように鬼丸攻略、YUKI封じの二大テーマを遂行し試合としてはゲームプラン通りの完璧な内容だったと胸を張って言いたい。前日LINEで『３～４失点以内に抑えればうちに勝機がある』と言ったその通りになって、なんだか僕も監督らしくなってきたのかな、な～んちゃって（笑）
そして何より今日は西のあの一打に尽きる。いつも怒られてばかりの西が2死満塁２－３と追い詰められてからこれ以上ない最高の打球を放ったね。あの感動は忘れられないだろう。神様、仏様、西様と言う名言が生まれた日でした。宗一郎、ナイスバッティング！」




【男として女を幸せにできなかったことを悩み野球でも、もがき苦しむ鬼丸選手の談話】
「アカシアの首脳陣に、まずは敵でありながら談話を載せていただけるということに感謝したい。
今日の私は、調子が悪いわけではなかった。しかし、監督の気持ちの見えないプレーの数々にいつの間にかリズムを狂わされていたのかもしれない。満塁で西選手に打たれた場面を思い出すと今でも骨の髄から汁が出るほど悔しい。私はアカシアが大好きです。HPアクセスにも貢献してるはずです。しかし、次はアカシアに地獄を見せたい。」


【小鳥がさえずる時間まで自家発電をするほどの性欲を持ち、その飛距離を見せつけるホームランを打った戸田犬選手の談話】
「まず、このように楽しく野球をする機会を与えてくださっているアカシアさんに感謝したいです。
元々ゴミとして棄てられるはずであったバットで大学通算２本目のホームランを放つことができ正直嬉しかった。
しかし捕手として鬼丸を初めて負け投手にしてしまったことが僕は非常に心残りです。
アカシアさんにはまたすぐにリベンジする機会があるようなので次こそは必ず勝利をおさめたいです。」



【Xvideosの鬼監督 レン=シオバナの談話】
「アカシアの成長を感じる。今日の敗因は俺。徹底的な作戦を策し、実行した相手にあまりに無策すぎた。正直なめていた。先発平石は予想できたし、特に何も指示を与えず好きにやらせたのはミスだった。うちの選手も本来の実力を出しきれていなかった。盛りのついた猿みたいに声だけ出しやがって・・・何人かの選手は試合後、むち打ちにして亀甲縛りにした。もちろんノーギャラでね。私の顔に泥を塗った彼らの顔は二度と見たくない。選手たちにはこれから一ヶ月、サディスティックなプレイを徹底して調整してもらう。
そして、悪いが次の試合からはもうコンドームをつけない。アカシアベースボールフェスでは、パラディンもアカシアも公開レイプ。三月七日の天気予報、白昼の西条にスパムレイン100パーセント。see you next take★X★」