試合結果詳細

2023冬。前回の試合が35度と灼熱の7月に開催されたため、バランスを取り大きく気温を落として開催された今日の試合。相手はというと、大倉あるところに草野球チームあり。春から新たな職場に移るやいなや早速新草野球チームを立ち上げ、クールでイカしたユニフォームに身を纏う若者集団ツインズジュニアと相対する。

この試合前日、コロナ禍が明け4年ぶりに職場の飲み会に参加した監督村田がスマホを電車になくすという大ハプニングが発生。白市→岩国と移動する位置情報を頼りに試合前に岩国に赴くが、無情にもその電車は広島駅の車庫に向かっており無駄足岩国となる大惨事。
一方その頃、緒方孝市に憧れているため1番センターをプレゼントされた藤本選手が仕事の都合による欠席連絡。そして先発バッテリーも揃って到着が遅れ、暗雲立ち込める中、慌ただしく試合がスタート。
準備不足のオカケン投手がストライクが入らず連続四球を与えると、スマホのない生活の不便さに判断能力を欠いた村田監督がいきなり神田への投手交代を指示。「３回３失点以内ならOKよ」との前日のラインは何だったのか。続く打者のライト線への鋭い打球を懸命に追うTAICHIだったが、芝生に足を取られ頭上に！マークが点灯。倒れ込み動けない間に打者走者まで生還。さながら雰囲気はあの呪われた第18回冬のアカシア大会を彷彿とさせる。

※第18回アカシア大会
2018年1月3日に開催された野球部vs非野球部の夢の一戦と銘打たれた大会。当日朝に非野球部主力であるTAICHI・坪内の発熱による離脱、試合前ノックでの大倉の人差し指脱臼で緊急搬送、重原の与四死球17、東が治療後球場へ戻った大倉の車の鍵を車内に閉じ込めJAFを呼ぶ、村田が帰宅後インフルにかかる、など呪いのような悪夢が頻発し、野球と非野球を戦わせることは野球の神様からの禁忌なのではないかと囁かれている大会。その後、アカシア大会は一度も開催されていない。

一方的な展開となったがアカシアだが、攻撃面で意地を見せる。
久々の出場となる真田のレフトへしぶとく落とすツーベース、神田のビヨンドによる痛烈な送りバント、廣實のケースバッティングのお手本のようなショートゴロで1点を返すと、打線が繋がりショート弱襲ヒット（相手によると打球が死にすぎて取れなかったとの逸話あり）で出塁した村田が個人通算100得点となるホームインなどで4点差まで追い上げる。

最後はアカシア初観戦の妻・息子の前で立派な姿を、と送り出された内木投手が劇場型敗戦処理として無失点に抑えて盛り上げるも反撃はここまで。アカシアの2023年対外試合連勝は3でストップ。第2試合での逆襲と祟りがないことを願うばかりである。

【反撃の口火を切るツーベースを放ち、はつらつかつ落ち着きのある守備で正三塁手候補に名乗りを挙げた真田選手の談話】
「最近新しいビヨンドマックスを買いましたが、当てただけでかなり飛びました。金の力でヒットを打てました。またアカシアでチャンスがあれば野球頑張ります。」

【守っては捕手としてチームを支え、打っては鮮やかなレフト前タイムリー、投げてはリリーフとして最終回を締めるなど、妻と息子の前であるべき姿を見せた内木選手の談話】
「今日は妻、息子を初めてアカシア野球に招待して試合に臨みました。
家族の前で活躍する姿を見せるため、一週間前から仕事終わりに緑井バッティングセンターに通い詰めた甲斐もあり、なんとか１安打１打点の結果を残すことが出来ました。
息子は野球そのものを「おおたに」と解釈しており、息子からの「パパ“おおたに”頑張って」という声援にも応えることができて良かったです。

一方、守備では扇の要であるにも関わらず、野選に次ぐ野選で、５失点献上してしまった点が悔やまれます。
奇跡的に妻、息子はその場面を見ておらず、一安心…
と言うわけにはいかず、やはりチームに迷惑を掛けた点において反省が必要と感じております。
一方で、捕手というポジションの重要性を改めて感じる１日となりました。

最終回にはマウンドにも立たせて頂き、
投手の視点からも野球を見ることが出来たので、この経験を次の試合に活かしたいと思います。

久しぶりのアカシアおおたに、楽しかったです👍」

【通算100得点を達成した村田選手の談話】
「１２年目ですか。２０１２年、チーム立ち上げ、広大ソフトボール大会、初の対外試合、ABFが懐かしいです。Facebookを遡れば若かりし２０台前半の我々が出てきますね。１０年ひと昔、古き良き時代です。その年代を生きるツインズジュニアに伝えたいです。『草野球は楽しいぞ、草野球はいいもんだぞ』ってね。
大倉選手の名球会入りと同じ日に達成できたのも感慨深いです。我等BD一生不滅。せわしない毎日をこれからも野球とともに生きていきましょう。
100という節目の記録は達成感があり、素直に嬉しいです。自分の力で得点を記録できるのは本塁打だけ。アカシア通算1本塁打の自分を99回ホームに返してくれたチームメイトに感謝の気持ちでいっぱいです。
社会人になってもせっかくの休日を草野球に捧げてくださる皆さんにも目標を持ってもらいたい。ということで、投手の名球会入りの条件を緩和します。
（以前）通算１０勝以上または１０セーブ以上
（２０２３年から）通算勝利・セーブ合わせて１０以上
野手は引き続き通算５０安打以上です。
端から見れば何それみたいな数字、文言であることは分かっています。こんな馬鹿馬鹿しいことをいつまでも楽しめる大人であり続けましょう！」