試合結果詳細

【試合概説】
　今年から参戦となる港区大会、記念すべき初戦の相手は「YANKEE」。
　ガッツリ車高を低くしたメルセデスで登場した金髪の相手監督は、看板に偽りなしといった様子。
　ユニフォームや道具の新さから推測するに、お互い初参加だった模様。

　ADKの先発は、これが引退試合となる中野投手。
　初回は2つの四球を出すもきっちり0点に抑え、
　試合は静かな立ち上がりを見せる。

　試合が大きく動いたのは2回、ADKのイテコマース打線（仮）が火を噴いた！
　田中CAPのヒットを皮切りに、元・井出（現・澤田）選手のヒットなどで塁を埋め、
　「ゴルフでは初ラウンドで100を切った」勝部選手が右中間を深々と破る2点タイムリー2ベース！
　その後も攻撃の手を休めることなく、松本選手のタイムリーヒット、
　湯浅監督のタイムリー3ベースなどでこの回一挙6点を挙げる。

　大量援護をもらった中野投手、気を緩めることなく3回までをしっかりと0点に抑え、
　次代のエース・藤川投手にバトンを託す。
　
　藤川投手は落ち着いた出だしを見せたのも束の間、
　3つの四球を出すなどやや崩れ2点を失うが
　内野手たちの声かけに落ち着きを取り戻し、何とかゲームを締めくくった。
　

【トピック】
　◇一時代を築いた中野投手、魂のラストピッチ！エースの系譜は藤川投手へ
　　⇒3月末でADKを電撃退社した中野投手。
　　　周囲のたっての希望で、本試合で引退試合の場が設けられた。
　　　金曜日の送別会は「涙をこらえるので精いっぱいだった」中野投手、
　　　ADK野球部での7年間の思いを乗せたボールは相手チームのバットを響かせることなく、
　　　3回を無安打無失点に抑え、惜しまれながらも背番号11のユニフォームを脱いだ。

　◇初戦から大爆発のADK打線！
　　⇒この試合で目を見張ったのは何と言っても2回の猛攻！
　　　先頭で出塁した田中CAPをはじめ、得点機での勝負強いバッティングは
　　　今年のADK野球部の大きな飛躍を予感させるものだった！
　　　特に左中間を破るタイムリーヒットを放った湯浅監督、2塁で止まろうとするも
　　　周囲の「みっつ行けみっつ！」の声に一瞬顔を歪ませながら
　　　必死で3塁まで向かう姿が印象的であった。

　◇藤川選手のメンタルトレーニング、ついに荒療治始まる
　　⇒その脆弱なメンタルでなかなか本来の実力を発揮できない藤川投手、
　　　ついに先輩たちからの荒療治を受けることとなった。
　　　場面は3回の表、1塁側ファウルグランドに駐車された藤川投手の「ビートル」を
　　　井出選手の強烈な打球が次々に襲った！
　　　1球ごとに湧き上がるADKベンチ、1球ごとに青くなる藤川投手の顔色。
　　　残念ながら打球直撃はなかったものの、傷の数だけ強くなる藤川投手の今後に期待したい。

　◇三郷の名店ついに発掘される！
　　⇒柏ではおなじみの「試合後の王将」がなく、途方に暮れる中
　　　喜谷選手が発掘した名店、それが「末廣飯店」である。
　　　住宅と畑しかない一帯にぽつねんと佇む、歴史を感じさせる店構え。
　　　親戚の家にいるかのような錯覚さえ生むアットホームな雰囲気で、
　　　角刈りのご主人がともす料理はどれも美味であった。
　　　聞けば野球チームも多く来店するとのことで、
　　　今後は営業時間に気を付けながら、早めの予約を心掛けたい。