試合結果詳細

6/14(日)、梅雨で天気が心配される中、曇り空の下で港区夏季大会１回戦が13時半にプレイボール。
対戦相手は4月に戦ったばかりの「YANKEE」。
前回は6-2で勝ってこそいるものの、チーム名がチーム名だけに油断はできない。

午前中に田中選手・喜谷選手・平出選手・藤川選手ら4名が大田区の試合の助っ人をした後に駆けつけ、
これまた午前中にソフトボールの試合を終えたばかりの衛星テレビチーム・河野選手を助っ人として迎えて
9人ギリギリという怪我人が許されない状況の試合となった。

ADKは1回表、相手のエラーと四球でチャンスを作ると、
初出場ながら５番を任された河野選手がレフトへタイムリーツーベース！
幸先良く1点を先制する。

援護をもらった先発は藤川投手。
午前中に一試合こなしてきたとは思えない小気味良いピッチングだったが、
1番から4番まで左バッターを揃えてきたYANKEEは内野ゴロの間に1点を奪い同点に。

しかし2回、ランナー1・2塁のチャンスを作ると
藤川選手が自らファーストの頭をライナーで超える華麗な流し打ちでランナーを還す！
その後も喜谷選手のタイムリーなどで一気に3点追加！
4-1とリードを広げ、YANKEEベンチを意気消沈させることに成功する。

援護に恵まれた藤川投手、
外野のファインプレー連発のおかげもあってか球数は多いながらも2回からの3イニングをヒット1本に抑える好投を見せる。

一方、相手の先発も緩急を使ったピッチングでADK打線を3回以降無失点に抑え続けると、流れはだんだんYANKEEに。
ADKは3点のリードを守りきる防戦一方の展開となってしまう…。
5回にエラーで1点を失うと、2点差で迎えた最終回も相手のタイムリーでとうとう1点差に。
若干浮き足立ったナインだったが、最後はなんとか抑えきり、
YANKEE相手にハラハラの1点差勝利となった・・・！


【スコア】
R H E
ADK 130 000 4 6 2
YANKEE 100 011 3 4 2


【トピックス】

◎藤川投手、6回3失点100球の完投勝利！

　本人は球数の多さを気にしていたが、
　それでも6回を与四球2・自責点2にまとめあげる見事なクオリティスタート。
　疲労が見え始めた終盤はストレートの威力に衰えが見えるも、
　「あのチェンジアップは打てないわ」と持ち球にないはずの球種を相手チームに褒められていた。
　新球種を巧みに配球に用いて藤川投手をリードした新村選手の活躍も忘れてはならない。


◎強打堅守の助っ人、河野選手大暴れ！

　週７でソフトボールをしているという河野選手。
　この日はセンターでライナー性の打球をバシバシ好キャッチ。
　頭上を越えそうな当たりもジャンプ一番、グラブの先端でなんとかかすめ取り藤川投手を助けた。
　左打席での構えは威圧感たっぷりで、見事先制タイムリーまで放つ。
　風で戻されはしたものの右中間への大飛球あり、
　ランナー1・2塁でまさかの3-3-6のトリプルプレーを呼び込む強烈なファーストライナーありと、
　全打席で見所満載であった。
　是非とも次回の助っ人参戦を楽しみに待ちたいところだ。


◎阿部選手、新品のスパイク効果(？)でファインプレー！

　久しぶりの先発出場となった阿部選手。
　グラウンドへの道中でスパイクを忘れたことに気付き急遽近くのスポーツショップで新品をを購入、
　キラリと光る真っ白な足元を披露。
　守備でも右中間に抜けそうな鋭い打球を見事好捕、
　センター河野選手に負けないファインプレーでナインを沸かせた。
　新品スパイクと同様、ベテランの持ち味もキラリと光ったプレーであった。


◎ルーキー川元、ひっそりと初出場。

　この日がデビュー戦となった新人川元、
　中高６年間ショートを守っていたがこの日は自身初となるレフトでの出場。
　フライは２つ無事キャッチしたもののおっかなびっくりの守備であり、
　「ショート経験者はどこでも守れる」ということは誰しもに当てはまる訳ではないことを身を持って証明した。


――ここ３試合の対戦相手は YANKEE→Nomad Yankees→YANKEE と、
　　「Yankee」の文字面がゲシュタルト崩壊を起こしそうなほどヤンキーとしか試合しておらず、
　　TBSで映画化待ったなしの展開ではあるが、
　　プロ野球の交流戦が終わりを告げたと同様、ADK野球部のヤンキーとの交流戦は２勝１敗で幕を閉じた・・・。