試合結果詳細

★雨中の熱戦！雨を味方につけたADKが準々決勝進出！
暑い夏はどこへやら。すっかり涼しくなった晩夏の柏紙商スタジアム。
この日はあいにくの曇り空。雨もパラつく中、予定通り試合が始まった。

3回戦の相手は栄美通信。
あらゆる「夢」と「情熱」を演出するトータルコーディネーターだけに油断できない。
さらに、球団オーナーまでベンチ入りするという、本家の社会人野球もビックリな熱の入れよう。
まさに「夢」と「情熱」を体現している素晴らしいオーナーだ。

立ち向かうADKだが、この日の出場登録選手はなんと10人。
前日までの雨により、グラウンド状況も悪い中、ギリギリの戦いを強いられる。

試合が動いたのは2回裏、ADKは先頭の7番平出選手が出塁すると、
足を絡めた攻撃で3点を先取。2試合連続で先制と、幸先の良いスタートを切る。

対する栄美通信はその裏、ADK先発の藤川を攻め立てる。
雨の影響もあったのか、突如制球を乱した藤川は、この回だけで4四球。
不運なエラーも重なり、この回3点を返され同点に。予想外の展開にスタンドもざわめく。

しかし、同点に追いつかれたことで火が着いたか。ADK打線が爆発する。
3回裏、先頭の湯浅選手が右中間を破る。必死の激走で一気に本塁まで達し、今大会チーム第1号の本塁打に！

この一打で勢いづいたADKは、打者11人の猛攻で、この回7点を追加。
松本選手にも本塁打が飛び出すなど、長打攻勢で栄美通信を圧倒する。

3回に崩れた先発の藤川だったが、4回は立ち直り、栄美打線を無失点に封じる。
結果、四球を出したのも3回だけで、何とか試合を作ったと言えるだろう（言ってほしい）。

4回にも更に6点を追加したところで、審判が「おわり！（呆れながら）」と予想外の終戦宣言。
序盤こそヒヤッとしたが、ADKが2戦連続の圧勝で準々決勝へコマを進めた。



■打線好調！好投手相手にも実力を発揮できるか
2戦連続の2ケタ得点と打線が好調だ。
だが、視察に訪れた在京球団スコアラーは「（この2戦の相手では）参考にならないね」と苦笑い。
それもそのはず、この2戦の相手は投手力・守備力ともに上位チームからはかなり劣る。
次戦以降、好投手との対戦が予想される中、好調な打線の更なる奮起が期待される。

■次戦以降に向けた課題は守備面か！天気か！
グラウンド状況の悪さも重なり、細かなエラーが続出した。
春から試合続きで、練習不足の声もある中、上位進出のためにもミスは減らしたいところ。
守備から好調な攻撃に流れを持ってくるためにも、試合前のアップから実戦を想定した準備を心がけたい。

■今大会初スタメンの川端選手。威圧感で敵を制する。
7番ライトで先発オーダーに名を連ねた川端選手。
新ユニフォームをまとった同選手は、抜群の威圧感で相手投手を圧倒。全打席四球で出塁し、下位打線を牽引。
守備でもライトから大きな声をはりあげ、チームを鼓舞。抜群の存在感で大勝に貢献した。

■チームの危機を救った助っ人・井出（さわだ）選手
人数不足による没収試合かと危ぶまれたこの試合。チームの危機に現れたのは寿退団したばかりの井出（さわだ）選手！
試合には「都地選手」として出場し、フル出場を果たした。
ヒットこそなかったものの、長年チームを支えてきた井出（さわだ）選手の存在により、チームの危機は救われた。
これからもスーパーマンばりの助っ人ぶりを期待したいところだ。