試合結果詳細

★ハイレベルな熱戦！着実に加点＆堅実に守ったADKが初の決勝進出！
運命の一日を迎えた柏紙商スタジアム。開門前から多くのファンが詰めかけた。
健保組合主催にも関わらず、健康面を無視した大会日程であることはさておき・・・

準決勝の相手はクイック。
「人・未来・社会」に貢献する企業だけに、一歩先を読む試合運びに注意が必要だ。

今までの対戦相手と異なり、選手の年齢層は低く、ベンチの盛り上がり方も若い。
酸いも甘いも知るミドル・エイジが揃うADK、負けるわけにはいかない。

試合は初回から動く。先攻のADKは四球とバッテリーミスから好機を作り、
4番湯浅選手の適時打などで、一気に3点を先制する。

反撃に出たいクイックはその裏、先頭打者がセンターへの本塁打を放つ。
「明らかに今までの相手と違う・・・」とADKの誰もが感じていた。

3対1で迎えた3回表。ADKは四球とヒットで一死二・三塁の好機を作ると、
5番宝田選手がセンターへの2点適時打を放ち、その差を4点に広げる！

投げては先発の藤川が、ヒットを許すも、粘りのピッチングを見せ、
強打のクイック打線を4回まで2失点にまとめる。

4点リードで迎えた5回、ADKにアクシデントが発生する。
ここまで粘投を見せていた藤川、右手中指のマメが破けてしまう。
決勝を見据え、完投を目指していたが、無念の降板となってしまった。

急遽登板となった宝田選手。1点は失ったものの、後続を抑え、流れを渡さない。

決勝でも登板予定の宝田選手を楽にしたい打線は6回表、
二死からの連打で一・三塁の好機を作り、8番金丸選手がレフトオーバーの2点タイムリー！
大いに沸き立つADKベンチ。スタンドも総立ちで金丸選手へ拍手を送った。

なんとか反撃に出たいクイックだったが、4点の壁は厚かった。
効果的に加点したADKが、7対3でクイックを振り切り、決勝進出を決めた。



■満身創痍のADK、全員野球で決勝戦に臨む！
先発の藤川はマメが潰れ、続投不可。
ダメ押しの適時打を放った金丸選手は、走塁中に腰を痛め、決勝戦への出場が厳しい状況。
怪我を抱える選手が多いだけに、決勝戦では全員の力を合わせるしかない。

■堅実な守備陣がチームを救う！
堅実な守備陣、特に河野選手・宝田選手の三遊間が勝利に大きく貢献した。
この試合、強打を誇るクイックが相手だけに、守備陣の強化は不可欠だった。

健保大会で勝つためには、投手力を含めた総合的な守備力が求められる。
多くのチームは、投手の四死球に加え、守備の綻びから敗れている。

藤川が四死球で崩れない限り、守備が安定していれば勝てる、
という湯浅監督の采配が当たり、創部初の決勝進出に守備陣が大きく貢献した。

■引き続き好調な打撃陣！光る1・2番コンビ
このところ勝部選手、喜谷選手で固定されている1・2番コンビ。
選球眼とファウルで甘い球を誘う勝部選手。
「奥深い打席」（都地解説委員談）で投手を消耗させる喜谷選手。
1回と3回の得点は、いずれも2人が絡んでおり、勝利に大きく貢献した。

■完投を目指した藤川、無念の負傷降板
本当に残念でした。調子よかったのに・・・