試合結果詳細

◎Highlight◎

初回はお互いに3塁にランナーを置くチャンスを作るも無得点で終わる。
このまま静かに試合が展開していくと思われた2回表のDAIKOの攻撃、
先発・藤川投手が下位打線の華麗な流し打ちの連続につかまり3点を先制される。
「まだ3点だ、全然大丈夫―」。
湯浅監督がチームを激励するのも、1回戦に打線が爆発して大逆転勝利を掴んだからこそだ。
しかし今のADK打線の一枚上手をいったのが、DAIKO先発の技巧派投球だった。
小気味よくストライクを奪うテンポの良いピッチングの前にいい打球が前に飛ばない。
相手内野陣の守備もよく、なかなかペースを自分達のものにできない展開が続く。
そんな中、藤川投手が指先負傷により降板、
その後は肩の調子が万全とは言えない宝田投手から久々のマウンドとなった平出投手へと苦しい継投に。
DAIKOはヒットと四球を織り交ぜながら得点を重ね、
終わってみればADKは内野ゴロの間に奪った1得点がやっと。
僅か1安打でチームとしては7ヶ月ぶりの黒星を喫する結果になった。

こうしてADKの港区春季大会は2回戦どまりという結果で幕を閉じたのであった・・・。

◎Topics◎

 久々の大敗・・・。夏季大会へ課題克服へ

技巧派投手相手に凡打を重ねる打撃陣、
そして本来の実力が鳴りを潜める投手陣の復調が夏季大会までに待たれるところであるが、
若手陣の試合前準備不足も目についた。
入念に準備を行い、若手らしく試合中に主導権を寄せてこられるような
ハツラツプレーをしなければなりません。猛省です。

 "メディア”三遊間、鉄壁の守備を誇る！

サード河野選手、ショート宝田選手ともにこの日は華麗な動きで守備を牽引した。
緊急対応で多忙の中、ゴロをさばく度にベンチからは「差し替え！」「AC！」との歓声が飛んだ。
鳴り止まない社用携帯とグラブを右手左手に持ち替え奮闘する姿はまさにメディア担当の鑑である。

 平出投手、久々のマウンド！

宝田・藤川のWエースの予想外の事態を救ったのは、
2013年以来(?)久々の登板となった平出投手。
球速にはこだわらないコントロール重視のスタイルだったが、
振り向きざまの2塁牽制では矢のような送球。
「(バッターにも)ずっと後ろ向きで放ればいいのでは？」との声もあがる中、
スタミナ消費の激しくなる今後の季節には頼もしい存在だ。

 川端選手、相手ベンチに「全力謝罪」

相手ベンチにふらふらっと入り込むファールボールを打った川端選手にまさかの展開が。
誰しもが打球を避けるだろうと思った中、身を乗り出して素手でキャッチしようとする肝っ玉ママさん、
あやうく怪我をしそうなヒヤっとする場面に。
これに対し一切の責任の所在がない川端選手、
バッターボックス内でヘルメットを外し「すみませんでした！」と深々と謝罪。
両代理店が温和な雰囲気に包まれたワンシーンであった。

 石原選手、相手守護神にタジタジ

久々の公式戦参加となった「理想の上司は藤田元司」でお馴染み、ジャイアンツ愛溢れる石原選手。
ビデオカメラ持参でコーチャーに外野守備にと大忙し。
最終回に初打席が回ってくるも対戦相手はこの回から登板のDAIKO守護神。
ノビのある速球と鋭い変化球に対しベテランの妙技でなんとかカットを続けるが、
追い込まれてからフロントドアの変化球に思わず見逃し三振。
「本物のスライダーが来た。」とお手上げ状態、好調の由伸巨人にあやかることはできなかった。

◎Play of the Day ◎

その試合のナイスプレイを振り返る新コーナー！
記者独自の目線でRED STARS達のキラリと光るプレーを紹介します！

#1　キャッチャーは演技でも勝負!?（喜谷捕手）

ランナーを3塁に背負った場面で藤川投手の投球がやや高めの逸れる。
それを抜群の俊敏性で跳び上がりつつ好捕した喜谷捕手！
しかしそれだけでは終わらず、まるでボールを逸らしたかのように辺りをきょろきょろし始める。
3塁ランナーがホームを狙って飛び出すのを待ち構える喜谷捕手のミットには
しっかりと白球が握りしめられていたのであった・・・。