試合結果詳細

AMATEUR第11戦。

五月晴の中、選手マネ計24人で静岡に乗り込んで迎えた第四回PIAS杯。初戦の掛川戦を快勝して臨む決勝の相手はチーム中研。どちらが勝っても初優勝。チーム一丸となって優勝トロフィーを持ち帰るのは我らAMATEUR！！

先攻・AMATEUR、後攻・中研で試合開始してまもなく、AMATEURに暗雲が立ち込めた。打撃好調の上位打線（松尾以外）から始まる初回の攻撃が、中研の先発・大隅の前に２三振を含む三者凡退を喫したのである。球速、制球、変化球のキレ、すべてにおいてPIAS杯屈指の好投手だ。

打てないなら守るしかない！AMATEURの先発は伊藤（晴）。実績から立ち上がりの心配は無用。スタミナに気をつけつつ、バックの守りで盛り立てていきたいところだ。
注目の先頭打者は球威で押して二飛に打ち取った。続く二番はセンター前のクリーンヒット。三番中飛、四番内野安打、、、２死一,二塁で迎えたのは強打者の五番。ここで踏ん張れるか。ストライク先行で追い込んだ後の４球目、完璧に捉えられた！が、セカンド正面のライナーとなりスリーアウト。初回を無失点で凌いだ。

続く二回の攻撃は肥田から。初回の三者凡退を見て、出塁の希望を込めたAMATEURすべてのまなざしが注がれる！しかしあえなく凡退。え、まじか、これだれも打てないんじゃね？と誰かが思ったその時、次打者の十塚は一塁キャンバス上にいた。レフト前に強烈なヒットをお見舞いしていたのだ。ナイスバッティング！攻略の糸口はつかんだものの要所は抑えられ、二回も無得点で終えた。

伊藤（晴）の左腕に点をやれない重圧がのしかかったが、二回も三者凡退に打ち取る好投！二回を終えて両者無得点。三回に後を受けた十塚も好投し、両投手の投げ合いで三回終えても０－０。そして後半に差し掛かった四回、いよいよ試合が動く。

AMATEUR先頭の胡桃沢の打球がショートのファンブルを誘い出塁！続く松尾が左中間を破る二塁打！無死二,三塁とチャンス拡大し、橋本が二遊間をゴロで破るタイムリーヒット！待望の先制点だ。均衡が破れると、そこから肥田、十塚、澤田の三連打で一挙３点！相手投手に集中打を浴びせた。

３－０でリードして迎えた五回裏、最終回の守り。ここを締めたら初優勝だ。幸先よく先頭を打ち取り、次打者の打球も平凡なショートゴロ...しかしここで名手・橋本がエラー。「やっべ」と焦る暇もなく、レフト線へ次打者のフライが！高橋がダッシュ良く追いつくが、惜しくもグラブではじきエラーに。相手打線は一番打者を迎え、楽勝ムードが一瞬で吹き飛んだ。ここは全員で踏ん張りたい！

１死一,三塁から一番打者の打球は二遊間へ。橋本が良く止めたがタイムリー内野安打となり一点を奪われた。３－１となり二点差。

続く二番打者の打球はピッチャー前の力ないゴロとなるが、三塁走者生還で３－２。２死二塁、一点差。

しびれる展開で迎えるは三番打者。全員にほとばしる緊張感、もはや笑っているのはマウンド上、十塚の微笑みだけという状況の中、放たれた打球が上空に！キャッチャーフライいける！

この時マスクをかぶっていたドランク・ザ・ユーティリティー金子がきっちりとグラブに収めてゲームセット！


最後まで式典奏者の「ぱーぱーぱー」の高音は出なかったが、静岡の夕焼け空に心地よい声が響いた。「優勝は、チーム銀座！！」



第四回PIAS杯
決勝
○AMATEUR ３ー２ チーム中研⚫︎



☆カントク’ｓ EYE☆
（二試合を通して）ベンチからの声がよく出ていて勇気をもらった。優勝できてよかった。良いチーム！「なんて声を出したら良いかわからない」という声があったので声出しも練習しよう笑／（新人について）今日初めて試合に出たのに思い切りの良さが出ていて良かった。今後に期待！／（優勝しましたが今後は？）やっと形になってきたのでそろそろ"野球"を教えはじめようかな。次もがんばりましょう。