試合結果詳細

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公式戦

2016/9/4(日) 9:00〜

チームロゴ亜細亜大学 職員野球部

負け

4-5

大宮健保グラウンド

チームロゴ東京慈恵会医科大学
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
チームロゴ亜細亜大学 職… 0 0 1 0 2 0 1 4
チームロゴ 東京慈恵会医科… 0 2 3 0 0 0 5

望月

HR

-

コメント

9月。例年であれば私大連大会で慶應義塾大学に敗れた亜大ナイン面々は、野球小僧からしがないサラリーマンに戻っているころだ。
しかし今年は違う。甲子園が春・夏あるように、チャンスは2度あったのだ。
9月の日曜をすべて費やす覚悟で数年ぶりに私学事業団大会に申し込み、後ろ髪を引かれるように去った大宮へ戻ることにした亜大ナイン。私大連大会で巻き起こせなかった「亜大旋風」を今度こそ。

あえて試合可能人数のギリギリ9人で挑むことでチームを背水の陣に追い込み、参加者ひとりひとりの士気を高めるといった超攻撃的采配で迎えた当日。
夕方から静岡出張にもかかわらずキャリーバッグ持参で駆けつけてくれた八木部員の英断により結果的に参加者は10人となった。
大学集合組は時間通りに1号館前に全員集まったものの、天気はあいにくの雨。
それでも、せっかくの休日に小さい子供を残し、妻の罵声を背に家をあとにした、もはや帰る場所のない一部のプレーヤーを含む亜大ナインは、試合の決行を信じ大宮へと出発した。

現地集合組と合流したものの、いよいよ大宮に着く頃には雨は土砂降りとなり、流石に中止かと思われたが、大会本部はまさかの決行判断。相手チームも無事到着していた。
初戦相手の実力は下馬評では、先日敗れた慶應義塾大学以上とも評される東京慈恵会医科大学。
ふと思えば、雨となれば、思ってもないミスやバウンドが飛び出し、番狂わせもありえる状況。
豪雨の中、誰一人として傘を持ってきていない部員達は開き直った。「むしろツイてるぞ」
そんな今日の幸運を裏付けるように、先攻後攻を決めるじゃんけんで、皆上監督が久しぶりに勝利する。先攻を選択し、じゃんけんでの勝利の余韻に浸りながら、職場では見せない笑顔でベンチに戻ってくる監督。チームの士気は最高潮に達した。

以下、試合ダイジェスト。
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★1回~2回。
1・2回の亜大の攻撃では四球を合計3つ稼ぐも全て残塁。相手投手は、個人練習がメインである亜大攻撃陣が苦手としている、バッティングセンターにはない緩い球や変則フォーム(サイドとアンダーの中間)の使い手で、なかなかヒットが出ない。
守備も固い。特に相手キャッチャーの強肩はボール回しを見ただけで、盗塁大好きっ子の三谷っちですら「今日は止めよ」とつぶやいたほどだ。
亜大守備では、左腕エース望月が満を持して大宮のマウンドへ立った。
高目が辛い球審の癖に早くも気付いた相手チームは、低目のみに狙いを絞ってくる。1回は抑えたが、2回に2点献上。0-2。

★3回~4回。
3回表、四球で出た山下がなんと果敢に2盗・3盗を決める。3盗時には、焦った相手キャッチャーが3塁への送球を大きく逸らしたため、本塁まで帰ってこれた。いまだヒット0本ながら、1点を返す。
亜大ベンチでは、相手キャッチャーの強肩を恐れぬルーキーの姿勢に惜しみない賞賛を送る一方で、一部のベテランナインが失った若さを見せつけられたようで少し悲しげな表情を見せた。
しかし、その裏の守備では3点を献上。4回は両チームともに3人で終わる(4回から望月→山下へ投手交代)。1-5。

★5回~6回。
5回表の亜大攻撃では、中村が四球で塁に出て、山下がライト前ヒットを放つと、4番加藤達のレフトオーバー3ベースヒットで一挙2点を返した。亜大の大砲が高らかに反撃の狼煙を上げる。
チャンスは続き、バッター八木。ここでボールを吸い寄せ、本日二度目となるデッドボール。まさに変わらぬ吸引力。これで1・3塁となるが、あえなく残塁。
その後、5回裏、6回表、6回裏は0点行進が続いた。3-5。

★7回(最終回)
先頭の山下が2ベースヒットで出塁。加藤達がセンター前ヒットを放つと一挙に山下が帰ってきた。4-5。
本日3打点で絶好調の加藤達は、バッテリーミスに乗じ、盗塁を決める。この時点で1死2塁。
一打同点のチャンス。しかし、スポーツとは残酷なもので、あと一歩のところで後続が続けずゲームセット。正真正銘、夏が終わった瞬間だった。
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またもや惜敗を喫したものの、部員達は顔を上げてすっかり雨が止んだ大宮を後にした。
好きな子へのメールだって、1回無視されても「あれ見てないのかな」と送りなおすが、2回目も返信が来なければ諦めがつく。例年と違って2回も高みへ挑戦できた亜大ナインは今年の夏の終わりに納得していた。
試合後のいつもの蕎麦屋の会話では、やりきった思いと悔しさが複雑に混じっていたが、なんといってもナインの目は来年へ向いていた。
今年はほんの少し及ばなかったが、強豪校に2回も肉薄できたのは紛れもない事実。守備も程よい緊張感のもと、ミスが減ってきた。ただ、勝ちきれない。真の常勝軍団となるにはどうすればよいのか。
蕎麦を食べながら必死で分析し、議論を交わすナイン。
練習不足ではないか。実戦不足ではないか。経験者不足ではないか。
変則フォーム対策が不足しているのでは。緩い球対策が不足しているのでは。

今の我々に一番不足しているものは何か。
帰り際、全員一致でたどり着いた答えは、“黄色い声援”だった。
来年の大会勝利のため、現在、亜大職員野球部は応援に来てくれる女子マネージャーを募集中です。

(文章/職員野球部広報部長 小林)

# 選手名
16 中村
42 山下
20 加藤(亮)
3 加藤(達)
5 八木
47 望月
10 三谷
2 皆上
8 奈良田
# 選手名
# 選手名 出場 打順 守備 打席 打数 安打 打点 得点 盗塁 二塁打 三塁打 得点圏打数 得点圏安打 三振 四球 死球 犠打 犠飛 併殺打 敵失 失策 盗塁阻止
16 中村 先発 1 4 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0
42 山下 先発 2 4 3 2 0 0 0 2 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0
20 加藤(亮) 先発 3 4 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0
3 加藤(達) 先発 4 4 4 3 0 3 0 1 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
5 八木 先発 5 4 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3 0 0 0 0 0 0 0
47 望月 先発 6 4 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0
10 三谷 先発 7 3 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
2 皆上 先発 8 3 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
8 奈良田 先発 9 3 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
# 選手名 出場 打順 守備 打席 打数 安打 打点 得点 盗塁 二塁打 三塁打 得点圏打数 得点圏安打 三振 四球 死球 犠打 犠飛 併殺打 敵失 失策 盗塁阻止

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# 選手名
47 望月
42 山下
# 選手名
# 選手名 勝敗 投球回 投球数 失点 自責点 完投 完封 被安打 被本塁打 奪三振 与四球 与死球 ボーク 暴投 登板順
47 望月 30/3 0 5 5 - - 6 0 2 2 0 0 0 1
42 山下 - 30/3 0 0 0 - - 1 0 4 0 0 0 0 2
# 選手名 勝敗 投球回 投球数 失点 自責点 完投 完封 被安打 被本塁打 奪三振 与四球 与死球 ボーク 暴投 登板順

※左右に横スクロールするとさらに細かい情報を見ることができます

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