試合結果詳細

志鳥リョウ劇場/後編
この日、文字通りライパチでスタメンのリョウは打席の中でバッティングの真理を悟った。それは「野球って全球、マン振りする必要はないのだ。」というもの。試合中、ベンチで筆者に熱く語ってきた。
この誰もが気付いていそうで気付いてない発見をしてからは、スイングに無駄な力感がなくなり、この日マルチ安打を放つ結果となった。
しかし志鳥の持ち味はバッティングではなく、走塁なのだ。(本人は無自覚)
一死三塁のケースで三塁ゴロの間に果敢にホームを狙うもギリギリアウト。
種明かしをするとそのままホームへ一直線に走っていればセーフのところ、さながら猟犬ばりにゴロで転がるボール目掛けて走り始めてしまったことが原因。
7回にはレフト前ヒットの間に2塁からホームを狙い執念のヘッドスライディングをかますもギリギリアウト、悔しさからしばらく立ち上がれないでいた。
前試合の記事にて「志鳥が2失点位を未然に防いでチームを救った一日であった。」と書いたが、この日取れるはずだった2得点を損失することでしっかりチャラ（相殺)にする志鳥であった。