試合結果詳細

リーグフルスロットル決勝戦。今季の10連勝フィニッシュと優勝をかけた大一番。相手はFELIXさんを倒し勝ち上がってきたORIONSさん。
初戦は楽しむことを重視し今季初のポジションやオーダーで挑んだが、決勝まで来たからには満を持してベストオーダーで、エース中村をたてて万全を期したはずのCheersだったが、まさに死闘、今季最大の大激戦となった。
中村自身も「今季一番くらいの調子の良さ」と語るほど球は走っていた。しかしその球筋が相手に噛み合ってしまったのか、初回先頭から連続長打を浴び先制を許すと、2回には前の打席いきなり二塁打を放った相手1番打者に約半年振りの被本塁打となる3ランHRを浴び、リードを広げられる。
3回に河北のファーストゴロの間に1点を返すものの、その裏にもタイムリーを浴び3回を終わり1対5の苦しい展開となる。
4点ビハインドの劣勢…しかしエースをたてて負けるわけにはいかない。投手が苦しい時こそ打線が助けるのだと打線が集中力を見せ奮起する。
4回、主砲鈴木にツーランHRが飛び出し流れが変わる。相手のエラーなどでチャンスを作ると、大崎のタイムリー内野安打、中村の自らを助けるタイムリーツーベースで同点とすると、続く河北も低めの変化球を捉えライトへ勝ち越しの2点タイムリーを放ち、この回一挙6得点。今季何度も見せた下位打線の連続タイムリーなどで見事に試合をひっくり返す。
立ち直りたい中村だったがその裏、今日2本目の被弾を許し1点を返される。
しかし打ち合いならCheersも負けない。6回には大倉さんのサードへの当たりは、全力疾走も相まって幸運なタイムリー内野安打となり1点を追加すると、6回には1番佐々木がセンターへ貴重な犠牲フライを打ち1点追加。
これでダメ押しかと思われたがORIONSさんも意地を見せる。ランナーを出すもののツーアウトとし、Cheers優勝まであとアウトひとつに迫るが、ここで先頭に返り連続ヒットを浴び2点を返される。しかし何とか後続を打ち取りゲームセット。エース中村も最後まで投げ抜き、辛くも1点差で逃げ切り、Cheers優勝！
…となるはずだったが、審判の判定では「最終回は3点入り、スコアは9対9で引き分け」ということに。両チーム各ポジション同士でジャンケンをし、5勝した方が優勝というサドンデス。ここでも互角の勝負を見せるCheersとORIONSさん。何と4勝4敗で最後までもつれ込み、最後の一人の結果で優勝が決まるというかつてない緊張感のジャンケンの結果、Cheers側が敗れ、優勝は露と消えた…
はずだったのだが、スコアシートを確認して集計してみると、どうにもおかしい。やはり最終回は2点に抑えて1点差で逃げ切っているはずなのである。審判とORIONSさんにも事情を説明し確認をしたところ、審判の方も不透明な部分があり、ORIONSさんもスコアを記録していなかったことから、明確にスコアを記録していた当チームの主張が認められ、どんでん返しで優勝と相成った。
終わってみれば1点差のほぼ互角のゲーム。凡打でも全力疾走を怠らなかったチームの諦めない姿勢が産んだ勝利だったように思える。
最後はゴタゴタとしてしまったものの、今季一番熱いゲームを最後まで楽しめたので素直に優勝を喜びたい。
賞品として戴いたM球1ダースは大事に使わせていただきます。
これにて、Cheersは今季の活動を終了。
最後は10連勝で、今季は20勝4敗と大躍進を遂げた。新戦力の台頭、そして生え抜きメンバーの成長が噛み合ったシーズンだった。
野球への熱意、真摯さ、感謝を忘れることなく、
今年より来年、来年より再来年と、さらにチームも個々もレベルアップしていけるようにこれからも励んでいきたい。