試合結果詳細

この日は天気に恵まれ、当然のようにダブルヘッダー。学園祭というイキった理由で渡邊はお休み。投打の核を欠いたデビルヤンキースの運命やいかに⁉︎

第一試合の先発は古庄。先週の登板では制球が乱れたこともあり、やや不安な立ち上がり。そして、この日はダブルヘッダーの両方に先発するため早めの継投が予想される。

後攻を取ったデビルヤンキースの一回の表は守りから。先頭バッターの打った打球は軟式特有のスピンがかかったサードゴロ。これをサード山村がダッシュで取り華麗なランニングスローでアウト！ピッチャーの古庄を助ける。試合後、山村はこのプレーについて『まあ、僕にとっては普通のプレーなんで。』とクールに語った。
これでリズムに乗りたい古庄は続くバッターをショートゴロに打ち取ったと誰もが思った、その時！事件はおこる。ショートの小石が後逸。久しぶりの野球ではしゃぐのは分かるけど、せめてグラブには触れようよ〜。送球に意識が行き過ぎて取る瞬間にボール見てなかったぞ！
これでワンアウト一塁となるが、後続をキャッチャーゴロ、セカンドフライと切って取り、この回無失点で凌ぐ。ちなみにキャッチャーゴロはさすが本職だけあるなと、感じさせる和田の良いプレーであった。

さあ、流れに乗って行きたい攻撃は、渡邊がいないため、1番小石、2番山崎、3番山村のいつもとは違う打順。この3人で1点を取りたいところで、先頭の小石がセーフティバントでサードのエラーを誘い先頭出塁。続く山崎の打席のとき、なんだかんだで二塁に小石は進む。ここで、ベンチから『三盗しろ！』とのいつもの野次サインプレー。1番年下でこの声にビビったのか三盗を試みるもタッチアウト。ランナーのいなくなった山崎はエラーで出塁。さあ、ここでチーム首位打者の山村の打席。場内も歓声に包まれるが、一塁ランナー山崎が牽制タッチアウト！歓声はため息へと変わった。このアウトに関して山崎は『手袋をはめてたからピッチャー見てなかった。』とご意見番でお馴染み張本さんの喝！が入りそうな言い訳を語った。
悪くなりそうな流れであったが山村はセンター前で出塁し、二盗三盗でツーアウトながら三塁のチャンスを作る。ここでバッターボックスには今もっとも頼りになる男古庄であったが、古庄には刺激が足りないのかここは三振でこの回無得点。相手のミスにつけ込みたいところであったが、逆こちらミスが出てしまう残念な攻撃となった。

2回表の守りは初ヒットを浴びるものの、古庄のキレのある球で三振２つを取り無失点。

この流れに乗りたい2回裏の攻撃は5番菊里高校の4番の野田。(ややこしい)菊里高校の4番らしい当たりを期待してると、野田の打った打球はレフトオーバーのツーベースヒット！惜しくもホームランとはならなかったが、審判をしている監督も思わず声が出てしまうを4番らしい当たりを5番の野田放った。もう少し伸びてりゃホームランだったのにとの声に対し、野田は『もうちょい伸びとったら、切れとったからなあ』と野田節を披露した。
ノーアウト2塁のチャンスで6番小原。先週は2イニング7四死球と投手では大乱調。何とかバットでこの悪夢を振り払いたいところで、放った打球はファーストへふらふらっと上がる。これを相手チームがエラー。バッターランナーの小原は一気に2塁を狙うが、一二塁間で挟まれる。しかし、この挟殺プレーのスキを二塁ランナー野田ホームへ、タイミングは間一髪セーフ！この間小原は二塁へ気迫のヘッドスライディング！ラッキーなかたちで先制をする。
なおも、ノーアウト二塁のチャンスでバッターは7番橋爪。右手負傷のため打順を下げたものの、バットをしっかり振ることは出来ない。そこでなんと左バッターボックスへと入る！これはデビヤンののホームページにある選手紹介を両打席に変えなければ！と監督は焦るが、バントを試みるもファウルで右打席に戻したため、監督も両打席に変えなくていいとひと安心。しかし、相手チームに安心はさせない橋爪！右打席でもセーフティバントを試みるこれを見事転がし、自分も生きるサードへの内野安打。上手い！の一言に限るね… これで一塁三塁チャンスを広げ、バッターは8番和田。新加入でこの日が5試合目。キャッチャーとしての活躍をみせるがここまで4試合で1安打とバットの方は湿りがち。ここで挽回したいところであったが、サードゴロでホームアウト。
ワンアウト二塁三塁となり、バッターは9番北藤！先週の試合でヒットを放ち調子を上げつつあるが、監督の期待度はまだまだ低い。さあ、ここで一発見せてもらおうか！というところで見事ライト前、二塁ランナーも帰ってきて2点タイムリーヒット！久しぶりの打点。これには打った北藤もニヤニヤ。ネクストの枝川も『自分のことのように嬉しい！』と喜びを爆発させた！
しかし、枝川は倒れ、その後小石のエラーの間にもう一点入りこの回4得点。初回と違い、相手のミスに漬け込み3安打で4得点と効率良く攻撃出来た。
これには監督も思わずニンマリ。

3回表の守りはワンアウトを取ったあと、ショート小石が打球を膝でトラップしたこと以外は特に危なげなく、攻撃も無得点。

4回表の攻撃は先頭と続くバッターをフォアボールで歩かせ、その次のバッターをピッチャーフライに打ち取るもワンアウト一塁三塁でレフトへのタイムリーヒットを浴びる。続くバッターを歩かせ満塁にしたところで、サード山村はキャッチャー和田にタイムを要求。一度間を空けるというのは、2015年57試合目にして初めてのプレーだった。これが功を奏したのか、三振、サードゴロに片付けなんとか一点で凌ぐ。しかし、攻撃はまたしてもゼロ。

そして、5回裏の守りこの回からは古庄に代わってマウンドに上がるのは小原。前回登板で散々だったので、リベンジのマウンド。しかしこの日は人が変わったように持ち味のストレート、スライダーがストライクに入る見事なピッチング。
フォアボールやセカンド小石のエラーなどがあったものの、残り3イニングをゼロで抑え今シーズン初のセーブ。そしてデビルヤンキースは4対1と勝利をあげた。
試合後、この勝利で気を良くしたのか、いつもの気緩みモード。しかし、次のストライク戦の前に気を引き締める出来事が…
第2試合ストライク戦へ続く…