試合結果詳細

さあダブルヘッダー2試合目、先ほどの試合に勝利し勢いに乗って行きたいところ。しかし、この日の天気はところによっては雨模様で球場が使えるかどうか微妙なところ。さらにグラウンド使用直前で雨が降り出し誰もが試合を諦め、どこに遊びに行こうかと考え出す。だが、諦めてない男達がいた… それは対戦相手のイデオッツさん。グラウンドに砂を撒けば出来ると、グラウンド端にある砂を積んで運び出す。対戦相手の方にここまでやってもらったら、動かないわけにはいかないと我々もグラウンドの中に入りだす。しかし、雨が降ったら困ると荷物を最小限にするというあたりに、弱気が見え隠れする。結果、砂を撒いたことで試合はなんとか出来るということで、前置きが長かったがようやく試合内容に移ろう。

1回表、先攻のデビルヤンキースの攻撃は1番山村から。しかし、初球を打ち損じ少し上がった打球をキャッチャーが反応良く取りワンアウト。あれはキャッチャーが上手かったから仕方ないよ。監督悪くないよね。誰だ、このコメントを冷たい目で見てるやつは。ああ、俺が悪いよ、悪かったよ、すいませんね。監督のネガべーが出たところで、本家ネガべーに打順が回る。しかし、サードゴロ。続くせいやも三振でこの回6球で攻撃を終わる嫌なムード。

そんなムードを晴らしたい1回裏、マウンドには先発山村。1番バッターもやってよく体力あるね。この日ブルペンでは得意のナックルが投げられないと、不安を抱えたままのマウンド。しかし、そんな不安は何のその。先頭バッターを見逃し三振に切って取ると、続く2,3番をキャッチャーフライと空振り三振に打ち取り、こちらも10球で終え投手戦の予感。

なんとか山村を援護したい2回表、啓吾が倒れたものの慎太朗がセンター前ヒットで出塁。よく打つね。しかし翔平古庄が連続三振で慎太朗をホームに迎え入れれず。何やってんだよ彼女持ち2人。もう野球より彼女ってか、おいおい勘弁してくれよな。すいません、嫉妬が過ぎました。

そんな嫉妬をしながら、2回裏のマウンドに上がった山村だったが、ツーアウトまでは簡単に取る。しかし、ツーアウトからのバッターに粘られ、このバッターに投じた8球目、ピッチャーを超えるバウンドの平凡なセカンドゴロ…のはずがセカンドに入って翔平がピッチャー山村が取ると思い動いていない。やってくれたな翔平、ベンチ戻ったら覚えておけよ。と思ったとこでこの状況を救うショート慎太朗。セカンド正面の打球は慎太朗が翔平の前で華麗にさばき、アウト。スリーアウトチェンジとなる。やるねぇ慎太朗。野球も就職も上手く行ったからあとは彼女だけやね。慎太朗の好プレーでこの回も三者凡退で終える。

3回表の攻撃は三者凡退で、続く3回裏の守り。先頭にこれまたピッチャーを超えるバウンドのセカンドゴロ。これを当然かの如く翔平がエラー。(捕球の時にショートバウンドになってたし難しい打球ではあったけどね。たぶん小原なら触れずにヒットにするわ) この試合初めてランナーを背負った投球となる。ピッチャーフライでワンアウトを取るものの、続くバッター初めてのフォアボールを与える。だが次のバッターをピッチャーゴロに仕留め、2,3塁ながら何とかツーアウトまで漕ぎ着ける。この場面で続くバッターをツーストライクまで追い込み、投じた球は当然ナックル。これが引っかかりデッドボールを与えてしまう。ピッチャー以上に受けてる啓吾はがっかり。ごめんね。ツーアウト満塁でさらに次のバッターのカウントを3-1にまでしてしまう。潮田公園… 満塁… スリーボール…という忌まわしき記憶が蘇りそうな三要素が出てきたが、ここはセカンドではなくホームにボールを投げ、ど真ん中ストレートふたつで空振り三振を取る。この回も何とかゼロに抑える。おい、翔平のミスを帳消しにしたんだから女の子ひとり紹介しろ！ん？お前もフォアボールとデッドボール出してじゃないかって？ すいません、むしろ私が翔平さんに浮気相手を紹介します。あっ、紹介出来る人なんていませんわ。

4回表、そろそろ山村を援護したい打線は先頭のべーたがフォアボールで出塁。続くせいやのところで盗塁を試みるもまさかのタッチアウト。あーあ、何してんのよ… このク… おっとこれ以上言うとネガべーが出るからやめとこう。せいやは結局センターへツーベースを放つ。ベンチに帰って来たべーたも『俺がいれば…』と嘆いていたのでべーたを許そう。さあ、このチャンスで天才啓吾は息吐くようにライト前ヒットを放ちワンアウト1,3塁とチャンスを広げる。すごいね啓吾。羨ましいよ。さらに慎太朗が続きライト前タイムリーヒットを放ち、3連打で1点を先制。すごいね慎太朗。羨ましいよ。さらにフォアボールで翔平が繋ぎワンアウト満塁で古庄に打席が回る。古庄は果敢に初球から打った打球はサードゴロでホームアウト。これは羨ましくないね。ツーアウト満塁で7月の打率が0割4分と梅雨は明けたのにバットが湿りがちのえだへと打席が回る。しかしここでえだが放った打球はこの日の曇り空を切り裂く左中間への2点タイムリーツーベース。塁上でえだは最高のガッツポーズ。そろそろヒットが出ないと、得意の払い腰で投げられるんじゃないかと思ってたから、良かった良かった。続くさんちゃんはあっさり三振したものの、この回は3点をもぎ取る。

3点をもらったことでさらにピッチングも乗って行きたい4回裏はフォアボールを出したもののツーアウトまで取る。ツーアウト1塁からこの試合初めてとなるライト前ヒットを打たれる。残念。ノーヒットノーランならず… 誰だ誰だ？お前がノーヒットノーランなんて達成出来るわけないだろと思ったやつは？ そこまで言われたら今年中に達成してやるよ！見とけこの野郎！なんてね。まだまだ未熟ですから言われても仕方ないですよね。こんな1人で盛り上がってる間に後続を打ち取りスリーアウトチェンジでこの回も0に抑える。

5回表の攻撃は先頭山村が珍しく三振をしてワンアウト。エラーで出塁のべーたを1塁におきせいやがライトへヒットを放つ。ライトがもたつく間に快速飛ばしてべーたはホームインでさらに1点を追加する。打ったせいやも見事だけど、べーたもやるやん。これを見たべーた。ちょっと浮かれるな。べーたに釘を刺したところでワンアウト2塁で啓吾。この場面もヒットを放ち、せいやはホームに還ってきてまた1点追加。あーやだやだ。全然啓吾に追いつけん。結局打ちますやん。とか俺に言うけど、あんたの方が結局打ってるよ。慎太朗はサードエラーで出塁し、ワンアウト1,3塁で浮気リサーチ翔平に打席が回りレフト前ヒットを放つ。また1点追加。いつからこんなに打つチームになったんだ。ごいすー。続く古庄三振、えだは死球だったものの、またもやスリーアウト目をさんちゃんが取られる。審判好きだねさんちゃん。ともあれさらに3点を追加し6-0とリードを広げる。どこの強豪だよおい。

5回裏の守りはツーアウトまであっさり言ったものの、2番バッターに強烈な当たりを打たれる。そしてその打球はセカンド翔平目がけてまっしぐら。ああ、どうせエラーかなと思ったが、これを翔平が後ろに倒れこみながら、体を張って止める。そして、仰向けで寝ながら1塁へ送球し、ツーバウンドでファースト古庄のグラブに収まりアウト！スリーアウトチェンジ。何だあのプレーは。倒れ方がまるでピストルで撃たれたようだったよ。でもナイスプレー。君に救われたよ。

6回表の攻撃は三者凡退で、6回裏守り。ピッチャー山村は先頭にあっさりライトへヒットを打たれる。これをライトさんちゃん後逸。バッターランナーは2塁へ向かう。後逸後ライトさんちゃん冷静にボールを拾いに行き、冷静にカットへとボールを繋ぎ、2塁を狙ったバッターランナーを捕殺。さんちゃんあれだけ冷静なのはエラー慣れしてる証拠だね。本人は慣れたくなかっただろうけどしょうがない。でも君のおかげで3人で守りを終えられた。あだまーす。

この後9回表までゲームは進み、終わってみれば8-0で大勝。7回まで90球で山村は相手打線をゼロに抑え完封達成。8回裏に1イニングだけ登板したせいやも三者凡退に抑える好リリーフ。あら？めっちゃ強くなってない？ というか、俺完封したのすごくない？ねえねえ、すごくない？おい、みんな無視するな。監督は悲しぞ。

ともあれ2試合を通してピッチャーがよく抑えたもんだ。でも、古庄はピッチャーが抑えまくって複雑だろうね。それはもしかしたら嫉妬ってやつかもな。まあまあ、いずれピッチャーの調子も落ちるから、その時にチャンスがやってくるさ。バッティングの方はみんな打ってずるいぞ。7-0の俺を置いてきぼりにしやがって… ん？さんちゃんも打ってない？さんちゃんとはこれからも仲良くやっていけそうだ。