試合結果詳細

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公式戦

2012/6/2(土) 9:30〜

チームロゴDOGSTARS

勝ち

8-7

大宮健保グラウンド

チームロゴソルクシーズ
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
チームロゴDOGSTARS 8 0 0 0 0 0 0 8
チームロゴ ソルクシーズ 1 1 2 1 2 0 0 7

-

S

-

HR

チバ

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TJK決勝・・・「金色の太陽」を胸に!!




ついに決勝に進んだDOG STARS・・・。対戦相手はソルクシーズに決定。

勝利の女神が微笑み、金色の太陽を手にするのはどっちだ・・・。




決勝の2日前・・・監督の阿部は部下の湯下と、DOG STARSメンバー常連の御徒町の飲み屋で二人、決勝戦の作戦を考えていた。

対戦相手は、3年前のTJKトーナメント:2回戦で対戦したことがあるソルクシーズ。

過去、何度もこの大会に出場していながら、対戦したことがあるチームと再び対戦するのは初めてである。

昔のことはあまり気にしないが、前回は運よくコールド勝ちを収めた相手。

しかしながら、トーナメントの結果を見る限り、大量点を取って勝ち上がっている・・・強敵には間違いないと思われる。

そんな事を話しながらモツ鍋をつつく二人・・・。

いつやらか対戦相手の話題から湯下のバッティングの話に・・・守備はO.Kながらも、バッティングに悩む湯下。

そんな部下にアドバイスを与えた阿部の一言・・・

「湯下さぁ・・・バッティングを良くしたかったら、もっと自己投資したほうが良いぞ!」

「いやぁ~打てるようになったら考えなくはないですけど・・・」

「バカじゃないの?・・・打てないから買うんだよ」と笑って追い込む阿部。。。

それを更に笑って受け流そうとする湯下・・・

iPHONEで画像を探し出す阿部・・・そして湯下に見せたバットは、今巷で話題のルイスビルスラッガー!

「このバット、超飛ぶから絶対に勝ったほうがいいぞ・・!」

「いやぁ~でも、このバットめちゃくちゃ高いじゃないですか・・・」

「大丈夫だよ・・・年間の試合数*打席数を考えれば、数百円/打席の投資で買えちゃうんだよ・・」

絶対に打てるから・・・なんだかネズミ講の商売のような会話になっている・・・(^o^;;)。


しかし、私の持論としては他人の持ち物を借りて、野球が上手にはならないと思っている。

自分に投資して、自分の物になってこそ初めて大事にして、練習など努力する・・・その労力に使った時間やお金が結果に跳ね返る。

他人の物を借りているようでは、まだまだだよ・・・と言って半ば強引に説得。

「いやぁ~わかりましたよ・・・」と笑いながら流す湯下。

結果、決勝戦に向けて、リーサルウェポン:最終兵器となる「ルイスビルスラッガー」を金曜日に購入するのであった・・・。

果たして結果は・・・。。。




また並行して、対戦相手であるソルクシーズの野球部のホームページで盛り上がっていた。。。

WEB上で対戦相手の情報を探し出すのが趣味となっている川口・・・。

たまたま早く帰宅した際、見つけたらしく・・・野球部のメンバーにメールで連携。


ソルクシーズの試合結果が詳細に載っており、過去DOG STARSが対戦した結果も記載・・・・更にどうやらDOG STARSのホームページの存在も知っており、調査中とのこと。


既に情報合戦・・・試合前から双方がお互いの情報をかき集め、対戦に向けた作戦を練る・・・・まさに日本シリーズ。



あまり気にし過ぎるのも・・・と思いながら覗いてみると、DOG STARSの選評内容についてお褒めの言葉が記載・・・。

どうやらホームページを管理している方のコメントのよう・・・。


やはり更新している人は、この苦労が良くわかる。。。

性格もあるが、この内容・・・試合結果(スコアブック)を見て、かつ試合の状況を振り返りながら記載。

いったいどれだけの時間と労力がかかっているのだろうか・・・と思う時もあるが、ホームページは継続して更新してこそ意義があり、更にメンバーの興味もつながる。

面倒とは思いながら、ついつい記載してしまう・・・。

きっと相手の管理者も大変なんだろう・・・と思ったり。



そんな中、決勝戦においてやたらと時間が長い(2時間30分)・・・サドンデスについて・・・などの記載があった。

どうやら通常より長丁場となる試合時間を気にしているようだ。



この結果が、スタメンの発表にどのように影響をしてくるのか・・・・またその結果、どのような試合展開になるのか・・・?


監督の阿部としては、逆にサドンデスのことなど考えずに、いつも通りのメンバーで行こうと心に決めていた。


先々週の準々決勝から、新エース高橋も連投で疲れも来ている中、従来エースとして頑張ってきてくれた川口も徐々に登板。


力の高橋でいけるところまで投げて、その結果を踏まえて守護神:川口を投入。


代えるべきところで私情は挟まず、勝負に徹することを決めた今大会。


DOG STARSの必勝リレーと堅固な守備陣・・・数字に表れない力で勝利=優勝を手にしてみせると心に誓うのであった。。。




そして決勝戦当日・・・

グラウンドへの一番乗りは、川口だった。今日この日に向けて死力を掛けて勝利を目指す熱いメンバー。。。

続いていつものメンバーが集まる48グラウンド。


いつも通りのアップで試合前の準備を行い、ベンチに戻ると総務のEBIちゃんが来ていた・・・(と言ってもご老人です)。

決勝戦は応援に行くよ・・・と言っていた通りに来てくれた。

EBIちゃんは、DOG STARSとして昨年ユニフォームを新規に用意するのあたって、社内でいろいろと対応してくれた恩人である。

今回、大会で優勝すると約束・・・必ず新しいユニフォームに金環日食よりきれいな金色の太陽(金メダル)を飾って見せると・・・。





試合開始10分前・・・ベンチ前でいつも通り、スタメンの発表と共に決勝に向けた思いを吐露・・・。

必ず優勝して、金メダルを胸に・・・約束を誓いあうのであった・・・。





試合前の挨拶、審判に呼ばれて先攻後攻のじゃんけんとルールの説明。

じゃんけんに負けたDOG STARSは先攻・・DOG STARSにとっては良し・・・。

そして双方のメンバー交換・・・見るとホームページで情報を得たエースの名前ではなかった・・・・。

予想通り、長丁場を踏まえてエースを温存。

その結果が、DOG STARSにとってどのようにもたらすのか・・・・これから始まる試合でしかわからないが、メンバーは自信満々で臨む!!




いよいよ4年間の思い・・・集大成となる歴史的な試合が始まった・・・・







1回表 DOG STARSの攻撃。

先頭の1番バッター、千葉が5球目を打ってサードゴロ・・・しかし相手サードのエラーにて出塁!

2番バッター橋本の打席の際に、早々に千葉が2塁盗塁成功。更に相手ピッチャーの2塁牽制の際にボークとなり、3塁まで進塁。

早々に先取点のチャンスとなる・・・。

橋本セカンドゴロとなり、1アウト。

続く3番バッター川口にて期待を寄せるが、結果セカンドフライ・・・2アウト。

ノーアウト3塁から、2アウト3塁・・・このまま先取点を取らずに終えてしまうと、相手ペースになりえる。。。

まず全員で後ろのバッターに繋いでいこう・・・と後続のバッターに声をかける監督&4番の阿部。

そして4番バッターの阿部。ボールが3球続いた後の4球目に死球となり、2アウト1.3塁。

続く好調の5番バッター安渡も死球を選び、2アウト満塁となる。

ここで6番バッター加藤。初回のチャンスであり、かつこの試合を左右するキーポイントとなりそうな場面にキャプテンの登場。

結果、見事?死球にて、3塁ランナーがホームに返り、1点先取!!

1:0。

更にチャンスが続く・・・7番バッターの高橋が登場。いつものようにバントの構えから引いて打った打球はショートへ・・・。

しかし相手ショートのエラーにてセーフとなり、かつこの間に3塁ランナー阿部、2塁ランナー安渡がホームに返り、2点GET!!

3:0。

もうこうなると下位打線ながら、止まらないDOG STARS打線。。。

2アウト1.3塁・・・8番バッターの若月が登場。

まずは1塁ランナーの高橋が盗塁で、2アウト2.3塁。

そして若月が4球目を捉える・・・打球はレフトを超えるツーベースヒット!!!!

この間に3塁ランナーの加藤、2塁ランナーの高橋がホームに返り、更に2点GET!

5:0。

ナイスバッティング、若月!!  昨年の首位打者、復活か!!

2アウト2塁。

ここで、試合前日・・・この試合のためにリーサルウェポン(最終兵器)であるルイスビルスラッガーを購入した(させられた?)湯下が登場。。。

ちなみにこの大会、守備は堅実ながら打つほうはイマイチどころかイマサンのレベル。しかし先週の準決勝にてレフトオーバーのヒットを放ち、何かが変わりつつある湯下。

この湯下が成長する為には自己投資が必要・・・と感じ、監督の阿部より薦められたのであった・・・。

その個人としてのハイリスクがハイリターンとなって、湯下に返ってきた・・・

4球目を叩くと、ルイスビルスラッガーより放たれた打球は大きくレフトを超える特大のスリーベースヒット!!!!!!

この間に若月がホームに返り、更に1点GET!!

3塁上でガッツポーズの湯下・・・よくやったぞ!!!

自らを成長させる為に自己投資をした湯下・・・結果は必ずついてくる事を実感した瞬間であった。。。

6:0。

2アウトから、全員で繋いで6点・・・そして打者一巡となり、バッターは1番千葉。

ここで掴んだバットはルイスビルスラッガー・・・そして。。。

千葉の会心のあたりに、ルイスビルスラッガーが更なる加速を・・・・そして打球はレフトオーバーの打球!!

3塁の湯下が返り、1点・・・そして打った千葉の走塁にもターボがかかり、1塁→2塁→3塁を回り・・・ホームイン!!!!

ツーランホームラン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ベンチ前、全員で千葉と抱き合うDOG STARSナイン!!

8:0。

初回、しかも2アウトから繋いで繋いで・・・そして下位打線が爆発して・・・1番バッターが花火を打ち上げたDOG STARS打線。

このままどこまでも・・・と思っていたところで、相手ピッチャーが交代。

どうやらここでエースの登場である。。。

おそらく7回・・・そして準決勝までと違い長丁場となり決勝に備え、温存していた様子。。。かなり想定外の展開となってしまったのでは・・・。

そして試合再開、バッターは2番橋本。6球目を叩いた打球はレフトフライにて3アウト。

DOG STARSとして、この上ない8点の先取点からのスタート・・・上々である。

しかし、この試合・・・相手チームも気にしているようにコールドゲームがない試合。本来であれば、試合時間は1時間45分・・・どんなに強いチームも時間的に逆転は厳しい8点のビハインド。

2時間30分の試合時間・・・ひっくり返される時間はゆうにある。。。

初回の8点は忘れて、スタートしようと守備に就くメンバーに声をかける阿部だった・・・。



1回裏 ソルクシーズの攻撃。

DOG STARSの先発ピッチャーは新エース高橋。この大会、全て先発で投げてくれている大黒柱。

この試合も高橋を信じて、バックは守っていこうと決めている。。。頑張れ、高橋!!

1番バッターに対し、2ストライクまで追い込むが、ライトに打球が飛ぶ・・・狭いライト側の壁となる木々にあたって跳ね返ったボールの処理にライトのキャプテン加藤がもたつく間に打ったランナーは3塁へ。

いきなりノーアウト3塁のピンチ・・・。しかし初回の大量点にて貯金は十分・・・落ち着いていこうと声を掛け合うDOG STARSの内野陣。

2番はセカンドゴロに打ち取り、1アウト3塁のまま。

しかし3番バッターにセンター前ヒットを打たれ、1点を奪われる。。

8:1。

打たれる分にはO.K・・・勝負していこう!と高橋に声をかける。

そして4番に対して、高橋が渾身の投球・・・三振バッターアウト!! ナイスビッチング、高橋!!

2アウトとなり、5番バッターを迎えるがファーストへのファールフライを打ち上げ、阿部が取って3アウトチェンジ!!

1点で抑えたDOG STARS・・・しかし点を取ったすぐ後に点を取られる展開はあまりよくない・・・この試合、大量点を奪いながら「甘くないな・・・」感じる初回であった。



2回表 DOG STARSの攻撃。

取られたらすぐさま取り返したいDOG STARSは、3番の川口からの攻撃。

しかし初球を打ち上げ、ピッチャーフライで1アウト。

続く4番の阿部。2ストライクを取られるが、ここから落ち着いてボールを見極めて四球で出塁。

そして5番安渡。今大会、常に大事な場面で結果を出してきたバッター・・・3球目を叩くとショートゴロ。

全力で走り、ファーストへヘッドスライディング気味に突っ込む・・・結果、セーフ!!

まさに根性で奪い取った出塁に大いに沸くDOG STARSのベンチ・・・1アウト1,2塁のチャンスとなった。

しかし・・・反面、この走塁が後に大きな代償となってしまっていたのであった・・・

さぁ追加点のチャンス・・・ここでバッターは6番キャプテンの加藤。

初回も2アウト満塁からキャプテンの打席・・・そして今回のチャンスの場面でキャプテン加藤。。。

どうやらこの決勝戦、キャプテン加藤の打席が攻撃のキーポイントとなりそうな感じ。。。

メンバーが期待を寄せる・・・・が、あえなく三振。。。

2アウト1.2塁となり、バッターは7番高橋。

DOG STARSベンチにいる川口から、一本でホームまで戻ってこい・・・との声をかけられる2塁ランナーの阿部。

そして高橋が放った打球は三遊間の抜けるレフト前ヒット!!

これに呼応して、2塁から3塁を回ってホームを狙う阿部・・・・背中越しに、どのような中継がされ、そしてキャッチャーにどんな送球がされているかわからない・・・。

そして・・・ホームベース上でクロスプレー・・・結果、アウト。。。

残念・・・そして申し訳ない・・・とベンチに戻る阿部。しかしベンチのメンバーが全員で頑張っていこう!!と声をかけてくれた(ありがとう!)

結果、追加点が奪えず、8:1のままで相手の攻撃に変わる。



2回裏 ソルクシーズの攻撃。

6番バッターからの攻撃は、いきなりセンター前ヒットを打たれる。

ノーアウト1塁から、続く7番バッターは左中間を破るツーベースヒット。

一気に1塁ランナーが返り、追加点を奪われる。

8:2。

更に8番バッターには四球を出し、ノーアウト1,2塁となりピンチが拡がる。。。

高橋も踏ん張り、9番をライトフライに打ち取り、1アウト1.2塁。

バッターは初回スリーベースを打たれた1番バッター・・・。内野陣が守備体系を確認し、高橋に「打たして良いぞ!!」声をかける・・・。

狙いはゲッツー・・・そして、3球目。。。

打球がショートに飛ぶ・・・これを取ったショート湯下がセカンドに・・・セカンドの川口がベースを踏んで、1アウト・・・

そして更にファーストへ送球・・・これをファーストの阿部が目一杯身体を伸ばしてキャッチ・・・審判の声は・・・「アウト!!」

「うぉ~~~!!!」DOG STARSのベンチから・・・そして内野陣もハイタッチで喜び合うメンバー!!

このピンチを守備陣で救ったDOG STARS・・・この大会、準々決勝からノーエラーの守備・・・本当にすばらしい。

ナイス、湯下!!  ナイス、川口!!!



3回表 DOG STARSの攻撃。

ビックプレーにて、相手の攻撃を1点に抑えた後の回・・・何とか追加点が欲しい。。。

しかし8番の若月はショートゴロで1アウト。

9番の湯下もルイスビルスラッガーの特徴を生かすことができない空振り三振・・・(振り逃げにて1塁に向かうがアウト)。

2アウトとなるが、先頭に戻り、1番千葉に期待。

ここでショートゴロとなるが、懸命に走り・・・・セーフ。内野安打で出塁。更に盗塁で2塁まで・・・。

バッター橋本・・・2アウト2塁。期待の打席・・・打球はセンターへ、しかし取られて3アウトチェンジ。。。

この回もランナーは出すが、追加点が奪えず・・・。



3回裏 ソルクシーズの攻撃。

バッターは2番からの危険な回。

ここで高橋が先頭バッターを死球で出塁させてしまう。。そして初回にタイムリーヒットを打たれている3番が登場。

結果、レフトの橋本の目測から更に伸びた打球は越えて・・・スリーベースヒットとなってしまう・・・。

8:3。

続くバッターは4番。外野陣が深めに守りなおす中で、打球はレフトの前に落ちるヒット・・・深めに守った事が悪いほうに流れてしまった。。

3塁ランナーが返り、更なる追加点を奪われる。。。

8:4。

じわじわと追い上げをみせるソルクシーズ打線・・・やはり決勝まで勝ち上がってくるチーム・・強烈な打線は気が抜けない。。。

声を掛け合い、気を引き締めなおすDOG STARSのメンバー。

ノーアウト1塁。

続く5番をサードフライに打ち取り、1アウト1塁。

しかし続く6番バッターを四球、7番バッターにセンター前のポテンヒットを打たれ、1アウト満塁。。。

ここでタイムを取って、高橋を中心に内野陣が集まる。。。

守備位置の確認と高橋に四死球だけは気を付けるよう指示。そして、全員で守るから頑張って投げてくれ!!と再度声を掛け、うなずく高橋・・・。

さぁ試合再開・・・。

気を引き締めなおした高橋が踏ん張る。8番バッターをサードフライで2アウト・・・そして9番バッターをセンターフライに打ち取り、3アウトチェンジ!!

よく頑張った・・・高橋!!!!



4回表 DOG STARSの攻撃。

初回から毎回得点を奪われている展開・・・何とか追加点が欲しいDOG STARSの攻撃は3番川口からの好打順。

ここまでノーヒットの川口が意地をかけて放った打球は、相手ピッチャーを強襲!!  ピッチャーが拾って1塁に投げるがエラーにて出塁!!

そして4番の阿部。初球に川口が盗塁で2塁。

ノーアウト2塁、絶好のチャンス・・・しかし、ここで。。。

相手ピッチャーが2塁牽制・・しかしこれが大きく逸れて、ライト:センター間に・・・。

これを見て川口が3塁へ・・・そして阿部からの「ホームまで返ってこい!!!」に呼応し、ホームへ突入。。。

イケる・・・と思われたが、相手センターがボールを掴んでホームに送球・・・これがストライク返球となり、タッチアウト。。

残念・・・。ホームまで・・・と叫んだ監督:阿部の判断ミスである・・・申し訳ない m()m。

チャンスをつぶしてしまったDOG STARS・・・しかし、打線も粘る。

4番阿部が四球&盗塁。そして5番安渡も連続四球で1アウト1.2塁。

このチャンスに6番キャプテン加藤。。。やはりこの試合、必ずチャンスにキャプテンに打席が回ってくる。。

期待が寄せられる中・・・結果、アウトコースに手で合わせにいったバットは空振り三振・・・。

残念。。。

2アウトとなり、7番の高橋の打席。初球を狙った打球は、良い当たりながらレフトフライで3アウトチェンジ。。

またもやランナーを出すが、点が取れず。。。

流れは完全にソルクシーズへ・・・しかし、負けられない戦い。 この試合、DOG STARSにとってはもはやガマン大会である。

ソルクシーズの強力打線に対して、DOG STARSの堅固な守備陣・・・果たして、勝利の女神が微笑むのは、どっちか・・・?



4回裏 ソルクシーズの攻撃。

先頭の1番に対して、四球・・・ノーアウト1塁。更に2番バッターの際にワイルドピッチで2塁に進まれる。

2番は三振に仕留め、1アウト2塁。

そして1.2打席ともにヒットを打たれている3番バッターのピンチ。しかし高橋がここは踏ん張り、ライトフライに打ち取り2アウト2塁。

なんとか毎回得点を止めたいDOG STARSに立ちはだかるのが、4番バッター。

外野が深めの守備体系をとる中・・・またもや上がった打球はセンター前方に落ちるポテンヒット・・・2塁ランナーが返り、追加点を奪われる。

8:5。

アンラッキーが続きながらも、懸命に投げる高橋・・・気持ちを整えなおし、5番を三振にきって取る!!

頑張った、高橋!!

しかしこの回も追加点を奪われ、8点差も3点差まで追い上げられる展開。。。

監督の阿部・・・どの場面で抑えの切り札:川口を投入するか・・・この試合を左右するターニングポイント。

心の中でその場面を想定しながらベンチに戻るのであった。。。




5回表 DOG STARSの攻撃。

ベンチ前、追加点を絶対に・・・そう誓い合って全員で円陣を組む。「絶対に追加点を取るぞ!!!!」

皆の声が一つになる・・・。その気持ちを持って打席に入るこの回の先頭打者:8番の若月。

2球目を叩くとショートに高いバウンドの当たり・・・これを相手ショートがさばききれず、内野安打で出塁!

決して足は速くない若月であるが、気持ちがボールに乗り移ったか・・・。

そして続くバッターは9番の湯下。

2球ファールで粘った4球目・・・ルイスビルスラッガーにて叩いた打球はサードへの強襲!!!

これを相手サードが大きくはじき、ボールは相手ベンチへ。。。

結果、ボールデッドとなり、1塁ランナーは3塁へ、そして打った湯下は2塁・・・ノーアウト2.3塁!!

追加点を奪う絶好のチャンスを下位打線が作り出した。

この決勝戦まで、下位打線のあたりがイマイチであったが、ここにきてチャンスメークをできるところまで上がってきた・・・。

これもルイスビル効果か・・・。

さぁ~上位打線に回り、期待は1番の千葉。

ファールで粘った6球目・・・打球は・・・浅いセンターフライ。3塁ランナーは返れず、1アウト2.3塁。

そして今年のドラフト1位:橋本。2球目を叩くが、ショートゴロ・・・これも3塁ランナーが返れず、2アウト2.3塁。。。

ノーアウト2.3塁から既に2アウト・・・。

そして3番の川口・・。

ファール、空振り、ボール、ファール・・・で懸命に食い下がる川口。そして、5球目・・・・打球はサードゴロ。

相手サードが確実のさばいて、ファーストへ送球・・・アウト。。1塁上でうつむく川口。。。

またもや追加点がとれずに終わるDOG STARS・・・。

遠い・・・追加点の壁が。。。

しかし全員が川口に声を掛けて、守備につくDOG STARSナイン・・・取れなければ、懸命に守るしかない。。

頑張れ、DOG STARS・・・(^o^)/~~~



5回裏 ソルクシーズの攻撃。

先頭は6番バッター。かなり疲れがみえる高橋・・・懸命に投げるがストレートの四球・・・ノーアウト1塁。

続く7番バッター。良いコースに攻めて投げるが、結果四球・・・ちと判定が厳しく思われる(しかししょうがない)。

またもやピンチを迎えるDOG STARS・・・しかし投げる高橋に対して、バックも懸命に守る!!

8番をショートフライ・・・これを余裕をもってキャッチする湯下、1アウト。

更に9番をセカンドフライに打ち取り、ノーアウト2.3塁から2アウト2.3塁へ。

なんとか抑えきって、毎回得点を止めたい。。

しかし先頭バッターに戻り、ストレートのファーボール(四球)で2アウト満塁。

そして・・・2番バッターに死球。3塁ランナーがホームに返った・・・。

8:6。

2アウト満塁・・・いよいよ点差は2点のみ。。。



勝負はここだ・・・セカンドの川口とアイコンタクトを取り、川口から「いつでもO.K!!」のサイン!!

ここまで5試合、全て先発で頑張ってくれた高橋。毎週の連投でかなり肩に疲れが溜まっており、ピッチャーとしてのスタミナはほぼ限界。。」

ファーストから阿部がマウンドに近寄り、「交代するぞ・・」の声に「了解です・・・。」と答える高橋。

審判にタイムを取る。。。内野が集まる中で、いよいよ勝負の時。

内野陣そしてキャッチャーの安渡もマウンドに集まり、勝負の体制の確認。。。

そして審判に守備変更を告げる監督の阿部・・・。

「ピッチャー交代・・・セカンドの川口がピッチャーに。」

「そしてピッチャーの高橋はキャッチャーに・・・。」

「キャッチャーの安渡はレフト、そしてレフトの橋本がセカンドに入ります!!」

さぁ勝負。

満塁の場面で川口への変更は本人にとってかなりのプレッシャーであるが、気持ちは既に戦闘態勢の川口。

思い出されるのは、3年前のTJKトーナメント:2回戦・・・・そう、その時の対戦相手がソルクシーズ・・・・そしてその際にコールド勝ちで勝利したDOG STARS・・・。

さらにその際、相手チームを完封した男・・・元エース:川口。

一度対戦した相手は忘れない川口・・・しっかりと3年前に勝利したイメージをもって強打のソルクシーズ打線に立ち向かう。

8球の投球練習を終えて、いよいよ試合再開。

バッターは今日当たっている3番バッター。

変化球も交えながら、得意の投球で攻める川口・・・。

ボール、ストライク、ボール、ストライク、ボール・・・ファールで2ストライク3ボール。。。全員が見守る7球目。ボールとなり、四球。

押し出しにて、3塁ランナーがホームに返り、追加点を奪われる・・・。

8:7。

いよいよ1点差・・・しかし交代直後の投球。こればかりは仕方がない・・・まだ1点差ある。

川口もまだ焦っていない。。。

しかしピンチが続く・・・。ここで恐怖の4番打者・・・2アウト満塁・・・・一発食らえば、間違えなく逆転の場面。。

この場面、川口が4番に対して、スローカーブ・・・これを打ち上げる4番。

ショートの湯下が余裕をもって、ボール下に入り・・・がっちり掴んで3アウト!!!!!!!!!!!

さすが川口!!

全員がベンチに戻る途中で川口のグラブとハイタッチ!!

1点差に詰め寄られるが、同点まで許さなかったDOG STARS。。。

ガマン比べに負けるわけにはいかないのである・・・。




6回表 DOG STARSの攻撃。

この回、先頭バッターは阿部。今日この試合・・・ここまで全て四死球にて出塁。バットをほとんど振ることがなかった場面・・・。

いつものビヨンドマックスとルイスビルスラッガー・・・バットの選択に迷うが、昨夜にバッティングセンタで練習していたのはビヨンド。

悔いを残さない・・・選んだバット:ビヨンドにて勝負。。。
ボール先行気味ながら、この打席は勝負。。6球まで粘ってカウント2-3。

そして7球目・・・バットの根っこで打ったインコースのストレート。結果、レフトフライ!!

うなだれる阿部・・・m()m。。

1アウト。

続くバッターは5番安渡。。

実は、安渡・・・・2回表の攻撃で自らがショートゴロを打ってファーストにヘッドスライディングをした際に右手を強打・・・。

試合中、内緒にしてきたが右手の甲が腫れ上がっている・・・骨折していた(骨折と分かったのは、帰宅後の病院・・診察後)。。

しかしこのTJKトーナメント大会に優勝するために日々練習してきた安渡・・・ベンチに引き下がるつもりは、これっぽっちもなかった。。

その思いを二人で内緒にして、キャッチャーそしてレフトのポジションを務めてきた。

思えば、3年前のソルクシーズ戦・・・この時も監督の阿部は肋骨を骨折しており、試合前日の試合出場を通院していた医者に直訴して、患部をテーピングでガチガチに固めて出場。

試合後、テーピングを剥がす際についた傷跡は今も身体に残っている。。。今回は安渡・・・まさに因縁だろうか。

安渡も今、傷を負いながら「優勝」の二文字を目指して、最後まで戦おうとしている。。

そんなバットも握れない安渡はサードゴロ・・・2アウト。

もはや野球バカである・・・そんな彼が大好きである。。

そして6番の加藤は4球目を打ち上げ、サードフライ・・・3アウトチェンジ。。。

点が取れないDOG STARS・・・こうなると全力で守りきるしかない・・・。



6回裏 ソルクシーズの攻撃。

5回途中から代わった川口・・・剛球派と言われた面影はすでにないが、巧みな投球で強打のソルクシーズ打線をかわす。。。

5番バッターをショートフライで1アウト。

6番バッターをセカンドフライ・・・守備位置が代わった橋本がキャッチして2アウト。

そして7番バッターをサードゴロに打ち取り、千葉が掴んでファーストに送球・・・阿部が掴んで3アウトチェンジ!!

毎回得点をされてきたソルクシーズ打線を、初めてこの回0点に抑えた。

ナイスピッチング・・・川口!!!



7回表 DOG STARSの攻撃。

点差は1点、時間的にどれだけ経ったかわからないが、DOG STARS最終回の攻撃。

再び全員でベンチ前・・・となりのメンバーの肩を抱き、円陣を組むDOG STARSナイン。。。

絶対に勝利することを誓い大声で叫ぶ・・・「絶対に勝つぞ!!!!」呼応するメンバー。

結果、7番の高橋はサードゴロ。8番の若月はショートゴロ、9番の湯下は死球で出塁するが、1番の千葉がショートゴロで3アウトチェンジ。。。



もはや追加点が取れなかったことを悔やむメンバーはいない。。

挑むは最終回のソルクシーズ打線を完封することのみ。

審判から試合終了の掛け声がかかるまで、精一杯戦うのみ。。。

全員が元気よくベンチからグラウンドに向かうのであった・・・。



7回裏 ソルクシーズの攻撃。

1点差を追う立場のソルクシーズ打線・・・先頭バッターから仕掛けてくる・・・。

代打が告げられる。

守護神の川口が初球からスローカーブなど織り交ぜて勝負するが、同点のランナーを四球で歩かせてしまう。

ノーアウト1塁。

ここで更に動くソルクシーズのベンチ。出塁したバッターに代走が送られる。

この場面で代走ということは、おそらく俊足・・・。

盗塁に注意しながら、牽制で1塁にくぎ付けにする川口。

バッターは9番・・・初球をファール、そして2球目・・・打った瞬間に1塁ランナーはスタート・・・打球はサードへのファールフライ・・・。

しかし、この打球にランナーはまるっきり気づいていない様子で2塁ベース上の付近・・・。

この打球をサードの千葉が追って・・・そして掴んだ・・・。1アウト!!

そしてファーストの阿部から千葉に大声で叫ぶ・・・「早く・・・早く、ボールをファーストに投げろ!!!!」

これに気付いた千葉が、肩の痛みに耐えながらファーストへ懸命の送球・・・ファーストのベースから1m程度離れた場所に1バウンドで・・・。

この球を阿部がしっかりキャッチ・・・そしてベースを踏む。。。「アウト!!」

ダブルプレー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

一気に湧き上がるDOG STARSベンチとナイン。。。

ノーアウト1塁の場面が、一気に2アウトランナーなし。。。



キタキタキタキタキタキタキタキタ、キタ~~~~~~~~~!!!!!!!!!



あと一人。。。


川口も落ち着きを戻しながらも、迎える1番バッターにボールを3つを続ける。。。

しかし4球目はストライク。

バッターも緊張がうかがえる・・・。

カウント1-3.。。




そして4球目・・・・バッターが振りぬいた打球はサードへのゴロ。



この瞬間、描いていた阿部の試合終了の際の予想が・・・・4年前より一緒に優勝を目指し、そして内野のキーマンとなった千葉。。。

毎回ピッチャー川口が投げて、サードゴロに打ち取り・・・・、これを必ず千葉がつかんでファーストへワンバウンドの送球・・・、

そしてこの不安定なファーストへのワンバウンド送球を阿部が掴む・・・DOG STARS内野陣の必勝パターン。。



この場面が、優勝を決める瞬間に再びやってきた・・・。

やはり因縁というか、4年間思いを一緒に続けてきた(3塁:千葉---ピッチャー:川口---1塁:阿部)のライン。。。

このライン上に沿って、千葉がファーストへ送球・・・いつも通りのワンバウンド送球・・・。



これを阿部がキャッチして、ファーストを踏んだ・・・・・。



1塁塁審より「アウト!!」   その瞬間がきた・・・。


「優勝だ!!!!!!!!!!!!!」








ウイニングボールを持った阿部・・・眼差しの先には既にマウンド上で内野陣が川口を囲んで抱き合っている。。。


ゆっくりと近づき、マウンド上の皆と抱き合い、そして・・・川口と抱き合って喜ぶ!!!!!


既に川口が泣いている・・・そして自分も涙が止まらない・・・。




試合終了にて、ホームベースを挟んで両チームが握手を交わす・・・。



そして、ベンチ前に戻り、応援してくれたメンバーに全員で挨拶・・・。


相手チームへのエールを送り、そして・・・・皆で再び抱き合って喜ぶDOG STARSのナイン。。



4年前から一緒に頑張ってきた森と抱き合って喜ぶ・・・。


そして栗原・・・4年間の思いを知っているメンバー・・・抱き合って喜ぶ。


そして小城もいる・・・あまりの興奮に覚えていないが、全員と抱き合って喜んだに違いない。。。



本当に、よく頑張った・・・予想通り、強敵であったソルクシーズ。

打線としては正直負けていた・・しかし守備で守り切ったDOG STARS・・・。

試合後の談笑・・・相手チームの方々と会話し、本当に気持ちの良いソルクシーズのメンバー。

またいつの日か対戦してみたい・・・。




TJK:KENPOの冊子記者からの優勝インタビューを終え・・・・・全員で大会本部前に集合し、閉会式に参加・・・。


一部そして二部の優勝/準優勝チーム・・・もちろん三部の我々とソルクシーズが並ぶ。


大会委員長からの話を終えて、待望の金メダルの授与。。。



監督の阿部、キャプテンの加藤、川口、そして小城の4名が前に出て、賞状と優勝カップ、目録を受け取り、そしてチームを代表して小城の首に金メダルが掛けられた。。


40歳を過ぎて、こんなに本気になって・・・そしてこんなに幸せな場面にいられるとは。。。


改めて「優勝」を勝ち取ることができたメンバーにお礼を言いたい。。



本当にありがとう・・・そして本当におめでとう!!!!


最後に勝利の女神が微笑んだのは・・・DOG STARS。




昨年から新しくなった皆のユニフォームには、「金色の太陽」が良く似合っている。。。





最後に・・・ホームページの「チーム広場」の「チーム日記」にて・・・【追伸】 TJKトーナメント「優勝」を記載させて頂きました。

良く頑張ったね・・・DOG STARSナイン・・・優勝おめでとう v(^o^)

# 選手名
2 チバ
12 ニシムラ
5 カワグチ
18 アベ
11 イノ
906 カトウ(退…
1 タカハシ
4 ワカツキ
8 ユゲ
15 コシロ
913 モリ(引退)
14 クリハラ
16 イバヤシ
7 ヨシダ
# 選手名
# 選手名 出場 打順 守備 打席 打数 安打 打点 得点 盗塁 二塁打 三塁打 得点圏打数 得点圏安打 三振 四球 死球 犠打 犠飛 併殺打 敵失 失策 盗塁阻止
2 チバ 先発 1 5 5 2 1 2 2 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0
12 ニシムラ 先発 2 4 4 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
5 カワグチ 先発 3 4 4 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0
18 アベ 先発 4 4 1 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 3 0 0 0 0 0 0 0
11 イノ 先発 5 4 2 1 0 0 1 1 0 0 0 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0
906 カトウ(退… 先発 6 4 3 0 0 1 1 0 0 0 0 0 2 1 0 0 0 0 0 0 0
1 タカハシ 先発 7 4 4 1 0 2 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0
4 ワカツキ 先発 8 4 4 2 0 2 1 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
8 ユゲ 先発 9 4 3 2 0 1 1 0 0 1 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0
15 コシロ - - - 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
913 モリ(引退) - - - 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
14 クリハラ - - - 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
16 イバヤシ - - - 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
7 ヨシダ - - - 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
# 選手名 出場 打順 守備 打席 打数 安打 打点 得点 盗塁 二塁打 三塁打 得点圏打数 得点圏安打 三振 四球 死球 犠打 犠飛 併殺打 敵失 失策 盗塁阻止

※左右に横スクロールするとさらに細かい情報を見ることができます

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