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公式戦

2018/6/9(土) 17:00〜

IT LEAGUE

勝ち

4-6

下高井戸運動場

チームロゴDoubleClick
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
チームロゴ 東京楽天… 2 0 1 0 1 0 4
チームロゴ Doub… 0 1 3 2 0 X 6
コメント


【2本柱不在のDCが総力戦で接戦制す】

先週の勝利で首位に立ったDCと、好投手・岩瀬を擁する楽天との試合は、大激戦の末DCが接戦を制した。

DCは、今季初先発となる山口が初回に2点を失い連続無失点イニングがついに32で途絶えた。2回裏に山口・奥平の2本の2ベースで1点を返すものの、3回表に2番手平井が1点を失い、序盤は苦しい展開。

1-3と2点ビハインドで迎えた3回裏、小畑のタイムリー、臼田のタイムリー内野安打で同点とすると、キャップ五十嵐の値千金のタイムリーと一気に畳み掛け逆転。4回には相手失策で2点を追加して追いすがる楽天を突き放し、4回から3番手でマウンドに上がった奥平が3回1失点の好投で締めくくった。

楽天はDC投手陣の山口、平井を捕らえ序盤は優位に試合を進めるも、終盤の大事な場面でのまずい守備などもあり踏ん張れず逆転負け。エース岩瀬をリリーフに回す戦術で食らいついたが、終盤のチャンスを生かすことができずDCの底力の前にあと一歩届かなかった。

【監督代行前田のコメント】

ー辛勝。

体力、気力の消耗が非常に激しいゲームだった。

今季チームとして12勝をあげているわけですけども、ヒカル10勝、小杉2勝という内訳なわけです。今年の成績を築いてきた柱2人が不在というのは今季初めて。これだけ厳しい状況で、加えて相手が楽天ということで、こういう試合になるのは覚悟の上。理想とかは全く考えてなく、とにかくすべてを出し切って、それで勝てればどんな展開でもよかった。

今日はこういう展開になって、結果として後攻だったことが非常に大きかった。長野GMに感謝しています。


ー連続無失点イニングが…。

別にそれを追っかけてるわけじゃないし、連続モノはいつかは途切れる。鳥谷だって途切れる。それがたまたま今日だっただけ。ただ、途切れるタイミングがいつで、誰か、というのは正直チームにとって難しい問題という認識はったし、本音を言えば平井・奥平の若い2人に、その重荷を背負わせたくなかった。もちろん、今日も無失点でいければベストだったですが…。だから今日は考えることが多くて難しかった。

今日の勝利を目指しつつ、それ以外のプレッシャー(連続無失点)にも耐えつつ。この両方のプレッシャーがかかる試合で先発できるのは山口しかいないだろうということでコンディションがよくないのを承知で送り出した。どんな結果になろうと、あれだけの実績があるピッチャー、誰も文句はないだろうと。失点したのは彼の中では残念だったかもしれないし、嫌な役回りで申し訳なかったと思っていますが、試合を振り返れば2回2失点は上出来だったと思います。結果的に後ろのピッチャーが楽に放れる土壌を作ってくれたし、それが今日の勝利につながったんじゃないかなと思っています。


ー序盤はビハインドの展開。

私が代行の日はいつもこうなる。私がそういう星の下に生まれてしまったとしか思えない。申し訳ないとしか言いようがないが、生まれ変わるわけにもいかないし、こればっかりはどうしようもない。選手、特に先発ピッチャーにはいつも申し訳ないなぁと思うのと同時に、私の先祖・両親と神と本日不在の山田監督をちょっと恨んでます。(笑)

ただ試合前に厳しいゲームになる可能性は皆で共有できていたので、少なくとも同点で奥平を送り出せるような展開にもっていこうと。相手が、なぜエースを先発させなかったのかはわかりませんが、相手の先発は完封を食らうようなピッチャーではなかったし、その点もウチに運が向いた。接戦になれば勝機はあると思ったので終盤勝負のつもりで、中盤までは離されないようについていこうと。


ー2番手の今季初登板の平井が勝利投手。

野球って本当に不思議ですねえ。(笑)
彼に勝ちがつくという展開は思ってもみなかったんですが、“もってる”んですかね。(笑)

マウンドの上では顔が青白かったように見えましたけど、よく3つアウトをとってベンチに戻ってきてくれました。


ー3回の途中マウンドに行く場面があった。

継投を迷ったからベンチを出たんですけど、キャッチャーの野口に確認したら“大丈夫、イケる”と。じゃあ続投だ!と。あそこで代わってたら平井自身の勝ちは付かなかったわけで、野口の判断・後押しも含めて、やっぱり“もってる”んだと思いますよ。

野口&平井コンビは移動時間も含めて比較的、一緒にいる時間が長いのかなというのが私の認識です。普段2人でどんな会話をしてるのかは知らないですが、私より野口のほうが平井のことをよくわかってるはずだと。平井は今季初登板で、代わり時の目安だとかマウンド上でのルーティーンだとか、そういうものを私も全てを把握しているわけじゃないので。2人の中に何か通ずるものがあったのでしょう。それを信じました。


ー今日のクローザーは奥平。

マウンドに上がる前に試合をひっくり返せていたのは大きかったのかなと思います。内容的には不安定なところもありましたけど、絶好調というわけじゃなかったと思うんですが、よく頑張ってくれました。彼の後ろを務められるピッチャーは今日は居なかったので、最後の砦として貴重な重い責任の役割を果たしてくれたと思います。


ーいつもとは全く違う形の継投。

たしかにそうですね。向こうのエースは普段は先発完投ですから、今日はリリーフに回してきて、もしかすると互角以下に見られてるのかなという悔しさみたいなものはありました。ただ今日はウチはウチでベストの戦い方をするしかなかったので、相手にあわせることは考えず奥平を一番後ろにする戦い方を選択した。終盤で接戦に持ち込めて、お互いに一番いいピッチャー同士の戦いに持っていくことができて、序盤の劣勢を踏まえればウチにとっては願ったり叶ったりの展開になった。

あとは私への助言も含めて、キャッチャー野口の功績が非常に大きかった。初登板のピッチャーが2人という、コンディションの把握が難しい中でよくリードしてくれました。


ー外野の守備が光った。

キャップがダイビングで見せた闘志、鈴木の大飛球キャッチ、臼田の捕殺・ポジショニング、小畑の2塁ランナーを返さない鬼送球、それぞれ持ち場で光るプレーがあった。外野が揃って活躍する試合って珍しいですね。1つ1つが終わってみれば本当に大きいプレーだった。


ー攻撃陣は。

相手の先発がシンカーの使い手ということで左打者が捕らえるのが難しいピッチャーでした。序盤は右がよく打ちましたし、2巡目からは左も修正できた。試合全体では左のほうがヒットが多くて、意地を見せたと思います。

あとは狙ってやっているわけじゃないと思いますが、臼田の叩きつけ内野安打2本。あれは相手にとって、かなり精神的ダメージが大きかったかと思います。最初のセカンドゴロ進塁打もありましたし、加えて長打もあるという、史上稀に見るレベルのいやらしさを持った驚異のバッター。


ー4回に一気の逆転劇。

いつも言うことですが、やっぱりビハインド・同点の場面でのタイムリーは貴重。今日のタイムリーは全てそういう場面。特に今日は一気に逆転まで持っていけたし、しかも逆転打がキャップで。あの一打が試合を決めたわけですしね、チームが1つになって“イケるぞ”という雰囲気が生まれた。キャップの鋼のメンタルもさることながら、このチームの底力だと思ってます。

逆転の前の場面、たしか私が審判へ相手ピッチャーのモーションについてルールの確認に行っているはずなのですが、あれも大きかったのかもしれないと思ってまして。実はあれは奥平からの助言だったんですが、いいタイミングで抗議ができたのかなと。その後に打った2人はもちろん素晴らしいのですが、逆転劇の布石として、これも大きかったんじゃないかなと思ってます。彼はいつも視野が広くて冷静で助かる。


ー6得点というのは。

ミスが多かったですね。

初回の盗塁死とエンドラン失敗(ランナー憤死)、バントミス2つ、無死2,3塁から2,3,4番が打点なし(エラーで2得点)と、ちょっと多すぎましたかね。先制されて序盤にちょっと私がバタバタしてしまって。向こうの先発も立ち上がりが不安定だったので、もっとドッカリ構えていければよかったかなと思います。特に初回の盗塁死、エンドラン失敗は反省している。

もっと楽な展開に持っていけたというか、自ら苦しい展開にしてしまったところはある。これは指揮する側の責任。


ー今後に向けて。

今日はある意味で緊急事態みたいな中での試合。負ければ2位転落というプレッシャーの中で本当によく勝ちきれたと思います。

前日にゲームをやって調整ができていたとか、あらゆる状況・環境・流れをアドバンテージにできたがゆえの勝ちだったのかなと思います。

1つも落とせない厳しい戦いが続きますが、今日の勝ちを自信にして連勝を伸ばしていければと思います。

MIP 2P 平井、1P 臼田

# 選手名
12 野口 圭亮
5 小畑 敦士
7 末永 直央
19 山口 聡
4 臼田 光希
21 奥平 健
9 五十嵐 貴裕
6 鈴木 凌
20 平井 良和
# 選手名
# 選手名 出場 打順 守備 打席 打数 安打 打点 得点 盗塁 二塁打 三塁打 得点圏打数 得点圏安打 三振 四球 死球 犠打 犠飛 併殺打 敵失 失策 盗塁阻止
12 野口 圭亮 先発 1 4 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 3 0 0 0 0 0 0 0
5 小畑 敦士 先発 2 4 3 1 0 1 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0
7 末永 直央 先発 3 3 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0
19 山口 聡 先発 4 3 3 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
4 臼田 光希 先発 5 3 3 2 0 1 0 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
21 奥平 健 先発 6 3 2 1 0 1 0 0 1 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0
9 五十嵐 貴裕 先発 7 3 3 2 0 1 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0
6 鈴木 凌 先発 8 3 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0
20 平井 良和 先発 9 3 2 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0
# 選手名 出場 打順 守備 打席 打数 安打 打点 得点 盗塁 二塁打 三塁打 得点圏打数 得点圏安打 三振 四球 死球 犠打 犠飛 併殺打 敵失 失策 盗塁阻止

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# 選手名
19 山口 聡
20 平井 良和
21 奥平 健
# 選手名
# 選手名 勝敗 投球回 投球数 失点 自責点 完投 完封 被安打 被本塁打 奪三振 与四球 与死球 ボーク 暴投 登板順
19 山口 聡 - 20/3 0 2 2 - - 0 0 1 0 0 0 0 1
20 平井 良和 10/3 0 1 1 - - 0 0 0 0 0 0 0 2
21 奥平 健 S 30/3 0 1 1 - - 0 0 4 0 0 0 0 3
# 選手名 勝敗 投球回 投球数 失点 自責点 完投 完封 被安打 被本塁打 奪三振 与四球 与死球 ボーク 暴投 登板順

※左右に横スクロールするとさらに細かい情報を見ることができます

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