試合結果詳細

今季初の紅白戦はエディターズのシニア勢に対し、若手らが挑む構図。序盤のシニア楽勝ムードが一変、長短打を集めヤングが逆転。シニアは手練手管で一度は同点に追いついたが、ヤングがサヨナラ打で劇的な勝利を手にした。

試合前：

　日差しも和らいだ午後５時、エディターズ初のナイター。近藤欠場、予告先発の阿部が降車駅を間違える、沖永定番の迷子遅刻など多少の波乱はありながらも、これまでで最多の２１人が参加。

１回表：
　シニア軍の攻撃。ヤング軍先発は新エース候補のひとり、１年生阿部（中・高野球部）。球威はあるが制球定まらず江里、藤田心に連続四球。中村隆監督が早くも動き、投手交代を指示。２番手で同じくエース候補の嶋田（小・中野球部）も森田、岩田に四球でシ軍先制。中村隆にも四球が出たところで助っ人・サウスポー林にスイッチ。高橋が内野安打、石川四球に上月もヒットで続く。渋谷三ゴロの間に石川が本塁を踏み、シ軍７点の大量得点。桂、江里は投ゴロで３アウト。

シニア７－０ヤング

１回裏：
　ヤ軍の攻撃。シ軍先発は愛飲のマールボロに別れを告げて電子タバコを導入した高橋。棗田は投手強襲に送球ミスが重なり３塁打で出塁。林の中前打で棗田が生還。阿部は中飛、松本が遊ゴロ、福本一ゴロで３アウト。

シニア７－１ヤング

２回表：

　シ軍攻撃。ヤ軍の士気を憂慮した監督の計らいにより、シ軍岩田がこの回からヤ軍投手に。異例の岩田・林の交換トレードが成立。この采配が熱戦の布石となった。
　先頭打者の藤田心、空振り三振。森田が遊内野安打で出塁、盗塁を決め、続く林も左前打で１死一・三塁。中村遊ゴロ、高橋中飛で３アウトチェンジ。

シニア７－ヤング１

２回裏：
　ヤ軍攻撃。中継ぎに「誰が見ても野球顔」江里が登板。嶋田、櫻木が四球で出塁、今堀が中前へ適時打を放ち嶋田が生還。続く新人・増田（咲）は江里の非情な速球で三振に倒れ、留学先で編み出したフィンランド打法は不発に終わる。シックスパック渡部が男性を凌ぐ体幹の強さでショート方向へ安打を放ち、ヤ軍この回２点目。沖永、棗田のバットは空を切り３アウト。

シニア７－ヤング３

３回表：
　シ軍の攻撃。先頭の石川が三振に倒れ、続く上月が遊安打。渋谷が飛び上がりながら打つ「エア・エリコ」を披露したが、一塁走者上月は塁を飛び出しておりダブルプレーで３アウト。尻上がりの岩田にシ軍は追加点を奪えず。

シニア７－ヤング３

３回裏：
　ヤ軍が反撃。再登板の高橋を岩田、阿部が攻略して連打。さらに重盗を決め無死２、３塁。松本の遊ゴロで岩田生還、福本の中前打で阿部も本塁を踏む。
　追い風をノースリーブの背中に受けた嶋田がランニングホームランでさらに２点。櫻木ゴロで２アウト。勢いは衰えず今堀死球、増田、渡部の連続ヒット、沖永死球、棗田ヒットでヤングチーム４点追加。ヤ軍はこの回一挙８得点で、疲れの見え始めたシ軍を逆転。

シニア７－ヤング１１

４回表：
　シ軍が意地を見せる。桂が三振、江里投ゴロで２死。暗雲たちこめるなか、藤田が会心の安打に二盗でお膳立て。続く森田、林、中村の３連打で１点差に迫り、同点のランナーを置いて打席には高橋。

　岩田の熱投に、高橋がファウルで粘る。
　フルカウントから勝負球のストレートに反応した高橋が中前打。シ軍が土壇場で追いつく。石川三ゴロで3アウト。同点のまま最終イニングへ。

シニア１１―ヤング１１

４回裏：
　ヤ軍の攻撃。押さえ投手に森田。先頭打者・松本知が３球目を中越え三塁打で一打サヨナラの場面。続く福本の打球は二遊間を抜け、松本知が愛息の声援を受けて決勝のホームイン。ヤ軍が劇的なサヨナラ勝利を飾った。

シニア１１－ヤング１２×