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公式戦

2020/9/13(日)

PRIDE JAPAN 47 BASEBALL CUP

チームロゴ福岡カープ
チームロゴLOOSE
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
チームロゴ福岡カープ 5 0 0 0 0 4 9
チームロゴ LOOSE 0 3 0 1 1 1 6
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PRIDE JAPAN 47 BASEBALL CUP 対 LOOSE さん

2020年9月某日 14時45分
時はまさに世紀末…
空には台風が過ぎ、より光度を増したかのような太陽に澄み渡る青が寄り添い、木々の深緑がほのかにほころび始める中、福岡カープ戦士たちは筑豊緑地野球場に集結していた。残暑に初秋の風が漂う、そんな巡る季節の刹那に、プライドジャパン47の初戦が幕を開ける。

初回、先攻は福岡カープ。
先頭の馬屋原が相手のミスに乗じて出塁すると、盗塁や後藤(直)の四球を絡め、一死1.2塁のチャンスを作る。
ここで打席には「甲子園ボーイ」の愛称で知られる瀬川!相手投手の甘く入った変化球を捉え、鋭く放たれた打球はレフトスタンド中段へ突き刺さる!
本人は甲子園出場の実績は無いものの、実力で「甲子園ボーイ」の名を勝ち取っただけあり、見事なバッティングで福岡カープに3点の先制点をもたらした。その後も二つの四球でチャンスを作ると、日下部がバッターボックスへ。自慢のビヨンドマックスを振り抜き、左翼の頭上を超える2点タイムリー二塁打を放つ!自身を援護する打撃で福岡カープは初回に5得点のビッグイニングを得ることができた。
ちなみに、この回見逃し三振を喫した新保に対して、川口が周囲も引くほど厳しく叱責していた。川口、あれはやり過ぎだwww
そしてその裏、福岡カープのマウンドには日下部が上がる。近年稀に見る程の絶妙な制球で、相手打線を三者連続三振に切って取るこの上ない立ち上がりを見せた。今日の日下部の調子なら…と楽勝ムードを感じたのも束の間、そこに落とし穴は待っていた(-_-;)
2回表、二死満塁のチャンスを迎えるも、無得点に終わってしまう。
そして裏の守り。初回の投球とは打って変わって、日下部の制球に乱れが生じる。四球等で二死満塁のピンチを迎えると、相手打者にライト線へのタイムリーを浴びる。
そしてその打球に対して、この日右翼手として出場の倉田がクッションボールの処理を誤り、もたつく間にバッターランナーは一気に三塁を陥れる。
走者一掃のタイムリーとなり、2点差に詰め寄られてしまう。後続は何とか抑えたものの、早くもリードは2点となってしまう。
ちなみに、このクッション処理のミスで落ち込む倉田にチームメイトが励ましの声をかける中、川口だけは追い討ちをかけるようにミスを責め立てていた。川口、野球に対して情熱があるのはいいが、できるだけ空気を悪くしないようにしような。
その後、突き放したい福岡カープは4回に無死満塁の絶好のチャンスを迎える。しかし、不運な場面もあり得点できずチャンスを逃してしまう。
そして4回裏、相手打者にライトへの長打を浴び、中継プレーが乱れる間に打者走者は3塁へ。その後セカンドへのゴロを後藤(直)が本塁へ転送するもこれがセーフとなり1点差とされてしまう。
5回裏、時間的にもこれが最終回となりそうな中、福岡カープは正念場を迎える。安打等で一死1.2塁のピンチを迎えると、相手打者の放った打球はセカンドの頭上を超えライトの前へ落ちるヒットとなる。
そしてその打球にチャージしてきたライト倉田は驚きのプレーを見せる。
なんと打球を膝で前方へ大きく蹴り出したのだ。
自分の蹴ったボールを追いかけるその姿は、相手DFの届かない絶妙な位置にボールをコントロールしながらのドリブルを得意する元ブラジル代表🇧🇷カカのプレーを彷彿とさせた。もちろんこのプレーの間についに同点とされてしまう。なおも一死1.3塁のピンチ…次打者の放った打球は浅い外野フライ。打球の飛んだ方向はというと…もちろんライト…!!
この瞬間ベンチから戦況を見つめていた多田監督はサヨナラ負けを覚悟し、膝から崩れ落ちてしまう。しかし…!セレソン(サッカーブラジル代表の愛称)の魂を胸に宿した倉田はそれまでと違った!
フライを捕球し、ガチョーン!という効果音と共に放たれた送球はワンバウンドで捕手の矢尾井のミットへ。
クロスプレーは際どいタイミングとなったが、ここは間一髪アウト!
見事サヨナラのランナーを刺す好プレーを見せてくれた。
倉田のプレーでサヨナラ負けを防ぐことができ、本来なら拍手喝采でベンチが迎え入れるはずなのだが、その前の同点は倉田のミスが絡んでしまったので、何とも言えない空気になってしまっていたのはここだけの話。
ちなみに、この日は捕手に矢尾井が入っていたが、「普段のように立岡が捕手であれば、セレソン倉田は恐らく萎縮して送球もミスっていたであろう…サヨナラ負けを防げたのは立岡がいなかったおかげだ!」と川口が言っていた。川口、そういうことは言わない方がいい。(編集者:覚えとけよ…)
こうして、試合は一死満塁から始まるタイブレークへ突入。
打順は任意とのことであったので、瀬川→後藤(直)→矢尾井→馬屋原→久富と組替え。先頭の瀬川はレフト前へ弾き返し、きっちり仕事を果たす。
続く後藤(直)。ボールを見極め打者有利のカウントへ持ち込むと、狙いすましてバットを振り抜く。鋭い打球はセンターの右を襲う2塁打となり、2点を追加。そして続く矢尾井の犠牲フライで更に1点を追加。この回4得点を奪うことに成功した。
そしてその裏。この日苦しんだ日下部が奮起する。力を振り絞りながらボールを投じ、相手打線を外野フライ2つに封じ込めた。
初回の大量得点を守りきれない展開となったが、何とか試合をものにすることができた!

苦しみながらも勝利を掴むことができたのは大きいが、反省すべき点は各自あるはずなのでしっかりと修正して次戦に生かしてほしい。
特に気になるのはやはりこの日ミスの多かった倉田だ。
もちろん全てのプレーを完璧にこなせる選手はいない。
しかし、基本的なプレーを堅実にこなせるようにしっかり意識してもらいたい。基本のプレーを当たり前にこなすことも簡単では無いが、丸さんや後藤(騎)など、実力に差がない選手がベンチにいる中で自分が起用されている意味を自分なりに考えてみてほしい。
自分なりの答えが出たら、鬼教官川口にLINEでその答えを送ってみてほしい。(期日:9/15)あと瀬川!!お前のエラーも忘れていないからな!

何はともあれ、初戦を突破することができた。
さらに調子を上げて勝ち上がれるように、今後取り組んでいきましょう。
お疲れ様でした!

MVP
瀬川(先制本塁打&タイムリー)
後藤(直)(タイブレークでの2点タイムリー二塁打)
日下部(自身を援護するタイムリー&ミスにもめげない粘投)

# 選手名
23 馬屋原 理和
5 新保 達
6 後藤 直偉
18 瀬川 本気
2 矢尾井 隆志
3 川口 将平
4 久富 康太
1 日下部 忍
21 倉田 賢治
# 選手名
# 選手名 出場 打順 守備 打席 打数 安打 打点 得点 盗塁 二塁打 三塁打 得点圏打数 得点圏安打 三振 四球 死球 犠打 犠飛 併殺打 敵失 失策 盗塁阻止
23 馬屋原 理和 先発 1 4 4 1 0 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0
5 新保 達 先発 2 3 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 2 0 0 0 0 0 0 0
6 後藤 直偉 先発 3 4 1 1 0 2 0 0 0 0 0 0 0 3 0 0 0 0 0 0 0
18 瀬川 本気 先発 4 4 3 2 1 4 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0
2 矢尾井 隆志 先発 5 4 4 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 0 1 0 0
3 川口 将平 先発 6 3 2 0 0 0 0 2 0 0 0 0 2 1 0 0 0 0 0 0 0
4 久富 康太 先発 7 4 3 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0
1 日下部 忍 先発 8 3 3 1 0 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0
21 倉田 賢治 先発 9 3 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 0 0 0
# 選手名 出場 打順 守備 打席 打数 安打 打点 得点 盗塁 二塁打 三塁打 得点圏打数 得点圏安打 三振 四球 死球 犠打 犠飛 併殺打 敵失 失策 盗塁阻止

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# 選手名
1 日下部 忍
# 選手名
# 選手名 勝敗 投球回 投球数 失点 自責点 完投 完封 被安打 被本塁打 奪三振 与四球 与死球 ボーク 暴投 登板順
1 日下部 忍 52/3 0 6 4 - - 4 0 4 3 0 0 1 1
# 選手名 勝敗 投球回 投球数 失点 自責点 完投 完封 被安打 被本塁打 奪三振 与四球 与死球 ボーク 暴投 登板順

※左右に横スクロールするとさらに細かい情報を見ることができます

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