試合結果詳細

激戦から２０分の小休止を挟んでの試合でした。
　気温は３０度を軽く超えて，選手の体力，気力共に消耗が著しい。
　しかし，それは対戦のBacchusさんも相手も同じ。
　ただ相手は１０人しかいないため，選手２０人で戦えるFriendsが有利であるのは疑う余地がなかった。

　先攻はFriends。
　１，２回ともに四球，ヒットで塁上を賑わすも初戦と同様にあと１本が出ない。
　初戦と同様に打線が湿って繋がりを欠いていた。

　この嫌な雰囲気を断ち切った，いや相手に流れを渡さなかったのは神童♯１１の投球で
あろう。
　球威，制球共に抜群で，今日は特にボールのノビを感じた。
　全国の切符をかけての一戦での登板で，プレッシャーは感じていたに違いない。
　しかし，そのプレッシャーを楽しむような投球には感服しました。
　
　攻撃は，３回に先頭の♯４が四球で出塁，すかさず俊足を生かして盗塁，♯０も死球でノーアウト１塁，２塁。
　今日，怪我で離脱の♯１０に変わって主将を務める♯７。
　強攻策も考えたが，まずは手堅く１点を取る作戦に出る。
　見事にバントを決めた♯７。
　そして１アウト２塁，３塁で４番の♯５５。
　打線が湿りがちな中で唯一あたっている♯５５。
　彼ならこの厳しい場面でも結果を残してくれると，彼の打棒にすべてを託す。
　その♯５５は，見事にセンター後方に犠牲フライを打ち待望の先制点を挙げる。
　
　その後もヒット，四死球，エラーなどで再三塁上をにぎあわすが，１試合目と同様にあと１本が出ない。
　結果，残塁１０を数えることになった。

　しかし神童♯１１は５回を被安打３，無四球，無失点で試合を作り，♯２１に継投する。
　♯２１がマウンドに上がった時，リードは僅かに１点。
　全国が掛かる大事な一戦。
　♯２１も相当なプレッシャーだったと思います。
　その♯２１も多彩の変化球を武器に，安定感ある投球で相手打線を２回パーフェクトに
抑えて，１－０で勝利することができた。
　
　【総括】
　今日の大会は，総勢２１人での選手で戦えることができました。
　たくさんの仲間と野球が出来る喜びは，言葉に言い表せない程に幸せでした。
　ただ，この選手層の厚さとメンバーで優勝を逃したことは全て♯３０の采配にあります。
　打線が機能していない時こそ，監督の手腕を発揮する時だと思います。
　投手陣はこの猛暑の中でよく投げてくれました。
　勿論，守備陣も！！
　しかし，勝利に導く有効な打開策もチームに伝えることも出来ず，選手の皆さんに悔しい思いをさせてしまいました。
　
　今日の打線ですが，相手投手の緩急に苦しめられた事もありますが，気負いがあったように感じました。
　フライやサードゴロが多かったのはまさにそれが原因でしょう。
　試合前のトスバッティングも今までは選手個々の課題に任せていましたが，今度からはチームの統一事項として，投手に打球を弾き返す原点に返ってみたいと思います。

　ただ選手のスイングは勿論，手のひらに出来たマメが潰れて，痛々しいほどのゴツゴツとした手をした選手を何人か見ました。
　全員見たわけではありませんが，♯８，♯１３，♯５５の手のひらは赤く染まっていました。
　♯８は１試合目の最終回，１点差で詰め寄ったツーアウト満塁のチャンスでまわって来て凡打に終わったが，彼の手のひらを見たらいかに準備をしてきたか・・・
　♯１３もチャンスで打てなかったが，彼も同様に毎日バッティングセンター通ったと聞いております。
　他にもこの大会に照準を合わせて，調整をしてきた選手が多数いると聞きました。
　それがこの三連休に休みを取って参加してくれた事に現れていると思います。
　こんなにも向上心に溢れる選手がいるチームを預かっていると思うと，チーム代表者として身が引き締まる思いです。
　
　最後に，猛暑の中でこの大会を準備，運営して頂いた岡山県青年団の関係者の皆様，審判団の方々へ心から厚く御礼申し上げます。

　全国に出場しますが，試合の勝敗も大事ですが，岡山県の代表として規律よく全力プレーで，目標に向かって頑張りたいと思います。