試合結果詳細

今日は倉敷セントラルリーグのプレーオフでした。
　リーグ戦を２位で終えたFriendsは，連合杯の切符を掛けて同じく２位の某強豪高校OBで結成されているT.S-familyさんとの対戦でしたが，今日も気温は３５度を越える中での試合・・・体力，集中力がいかにチーム内で保てるかが焦点でした。

　Friendsが先攻でプレーボール。
　相手チームの投手は左腕で威力ある速球を投げ込んでくる好左腕。
　先頭は♯６。
　試合前の打率は１割を切っていたが，この大事な試合に♯３０は♯６のポテンシャルに掛けてみた。
　その♯６はデッドボールで出塁をすると，すかさず盗塁を決めてノーアウト２塁。
　２番の♯０も四球で出塁し，ノーアウト１，２塁で３番の♯２８がしっかり送り，１アウト２，３塁と先制のチャンス。
　ここで今日４番に座った飯塚選手（新背番号は♯９）。
　今季の打率が４割半ばを維持している不動の４番打者♯５５が参加できない中での４番起用。
　８月に加入したばかりだが，先週の中国銀行さんとの試合で，攻守にわたり活躍をしたことでチームメイトからの信頼を得ての４番起用であった。
　その♯９は見事な叩きで，エンドランを成功させて先制点を奪うことができた。
　
　欲しかった先制点が入り波に乗りたいFriendsであったが，毎回チャンスを作るも相手の遊撃手の好守備と好左腕に要所を締められて追加点を挙げる事が出来ずに中盤を迎える。

　守りだが，この大事な試合のマウンドに立つのは神童♯１１。
　その神童♯１１は体調がすぐれない中の登板であったが，ノビのある速球に緩い変化球を交えた投球で，５回を９奪三振，２死四球のランナーのみで２塁を踏ませない完璧な投球。
　全国青年大会岡山県予選もそうだが，大事な試合で実力をしっかり発揮できる選手は数少ない。
　それに今日は体調がすぐれない非常にコンディションでいえば悪い状態。
　その中でもしっかり試合を作る能力は，好投手が数多く在籍するFriendsの中でもトップクラスではないだろうか。
　初めてバッテリーを組んだ♯１１と♯９の息も抜群であったと感じました。

　５回のFriendsの攻撃。
　相手チームは，好左腕から低めにボールを集める制球重視の投手に継投する。
　ワンアウト後に，１番の♯６が２塁打で出塁。
　ここで今日１番のプレーが生まれる。
　相手投手が投げたボールがベース手前でバウンドすることが分かると，すかさずスタートを切り，そして捕手がボールを見失っているのに気付き，快速を飛ばして一気にホームインする！！
　この判断力は教えて出来るものではない。
　常に前の塁を意識したような走塁を心掛けているからと感じた。
　打率は１割切っていた♯６だが，しっかりこの大事な試合で結果を残す。

　この回は更に♯２８，♯９の連続ヒットで追加点を挙げて３－０とする。

　６回にはポテンシャルがチーム№１と称される♯２７が倉敷補助軟式野球場の左中間一番奥深くにフェンス直撃の２塁打。
　１８１cm，８０kgの体格で，打球スピードが半端なかったのと滞空時間が長い飛球は今までに見たことがない。
　千葉県の超名門高校から野球留学のため本場アメリカで野球を経験した♯２７が軟式にマッチしてきたように感じました。
　
　Friendsも♯１１から♯１８に継投。
　♯１８も２回を３奪三振の１四球で相手を抑えて，２投手によるノーヒットノーランを達成。
　２投手とも猛暑の中での登板であったが，自分の持ち味を十分に発揮して試合を作ってくれました。
　そのおかげで，流れを相手チームに渡すことなく試合を有利に運べたことは大変評価されます。
　勿論，１つエラーがありましたが，堅い守りの守備陣あってのことです。

　試合は思わぬ大差になりましたが，これは選手層の厚さも要因ではないでしょうか？？

　相手チームは９人ギリギリでの試合でした。
　対するFriendsは選手１５人，マネージャー２人の計１７人。
　ほぼ倍の人数での試合。
　
　試合は９人いれば出来ますが，野球はできません。
　野球をするには９人を支えてくれる仲間が必ず必要です。
　ランナーコーチ，ブルペン捕手，水分補給やスコア記入をしてくれる仲間に支えられて，フィールドの選手は試合に集中できました。
　この勝利はまさに裏方のサポート力に尽きると思います。
　今日の試合に♯３，♯２１は出場機会に恵まれず，♯８は守備専任でチームの勝利に貢献してくれました。
　彼らは文句をひとつも言わず，チームの勝利のために裏方に徹してくれたことを心から感謝しています。
　
　プレーオフを制して念願の連合杯の切符を手に入れる事ができました。
　昨年は，７月，８月に台風直撃してまさかの順延で，得失点差でリーグ戦敗退・・・。
　連合杯の土俵に立つことも出来ませんでした。
　今年もリーグ３位での出場です。
　実力は，各リーグの１，２位が集まる連合杯出場チームの中で最も低いでしょう。
　失うものは何もありません。
　まさに「下克上」です。
　来月から始まる連合杯初戦の対戦相手は，非常にレベルが高いリーグの１つである岡山ホワイトリーグ２位チームとの対戦です。
　一つ負けたら終わりのトーナメントなので一戦必勝で戦っていきましょう！！