試合結果詳細

決勝の相手は強豪のミラクルスターズさん，ＧreatAさんが所属する【岡山マスカットリーグ】を１位通過したＢ－ＢＬＡＮ∞ＥＩＧＨＴさん。
　準決勝戦で，私達が所属する【倉敷セントラルリーグ】１位のドリームスさんを完封した試合を見ると，走攻守に大変レベルが高い野球をされているように感じました。

　各リーグの１，２位通過ばかりの連合杯。
　私たちは３位通過で所謂ワイルドカードでの出場。
　何年前かのプロ野球球団が【下克上】を行なったように，私たちも【下克上】を起こすべく気合いを入れなおし，決勝戦を迎えました。



　準決勝後に３０分程度の休憩を挟んで，岡山県草野球連合杯の決勝戦が行なわれました。
　何度も言いますが，１１月８日の天気予報は降水確率７０％・・・
　そして前日からの雨・・・
　ほぼ開催は不可能と思われていましたが，雨が止み雲の隙間から青空が見え始めました。
　そして１１月とは思えないほどに気温も高くなり，絶好の野球日和！？

　決勝戦も準決勝と引き続き，４人の審判団での試合。
　そしてなかなかお見えできない，電光掲示板のスコアボード付き！
　このステージに立てるのは，全リーグ合わせて６２チーム中僅か２チームのみ。
　この幸せな環境に感謝の気持ちでいっぱいでした。

　先攻はFriends。
　先頭の♯４は投手に高いバウンドを上手く処理されて間一髪でアウト・・・と思われましたが，ファーストが落球し出塁。
　かなり警戒されていましたが，盗塁を決めてノーアウト２塁のチャンス。
　ここで，小技ができる♯１６。
　バントで進塁を試みるも２ストライクと追い込まれて，強攻策に切り替える。
　ここで♯１６は難しいボールを右中間へ運びタイムリー三塁打！！
　打者２人で１点を挙げる。
　これは準決勝の勢いがそのまま継続しているように感じました。
　１アウト後に迎えるは，不動の４番♯５５。
　♯５５もレフト頭上を遥かに越えるタイムリー２塁打！！追加点を挙げる。
　この回はまさに，準決勝の勢いをそのまま持ち込めたように感じました。
　勢いは完全にFriends。

　その裏の守り。
　マウンドに立つのは・・・
　準決勝で不甲斐ない投球をして，自分自身に怒りを覚えたと話した♯１１が志願のマウンド。
　その♯１１は実力を思う存分発揮してくれました。
　やっと体が切れ始めたのか！？ノビのある速球にブレーキの利いた変化球で６回を被安打０，無四球，１０奪三振の快投！！
　ベンチで見ていても点を取られるどころか，ヒットを打たれる感じもなかった。
　まさに圧巻の投球。
　実はこの快投の裏には♯１０の助言があった。
　準決勝の♯１１の初回の投球を見て，２回又は３回から♯２１又は♯４の登板も考えていました。
　しかし，♯１０はただ体が切れていないだけで，球数が増えれば良くなりますよ。♯３０に助言してくれました。
　まさにそうなった♯１１。
　♯１０の選手を見る眼は，♯３０より流石に長けているなと感じた出来事でした。

　この抜群の投球もあり，３回には打者１巡の猛攻で４点，更に４回，５回に１点を挙げて８－０とする。

　特に３回の攻撃は私の心に響きました。
　１アウト満塁で迎えるはチーム№１のバットコントロールを持つ♯２８。
　その♯２８に全幅の信頼を寄せている♯３０はエンドランのサインを出す。
　しかし，相手投手にタイミングを外されてまさかの内野フライ。
　万事窮すかと思われたが，２アウト満塁で♯２５が左中間の一番奥深く，ワンバウンドでフェンス直撃のタイムリー三塁打！！
　試合前に，仲間のミスは仲間が取り替えそうと話をしたとおり，♯２８のミスを♯２５が取り替えしてくれました。
　こういうプレーはチームにとって非常に頼もしくまた仲間の絆が更に強固なものとなります。
　この決勝戦は，まさにこの一撃が試合の勝敗を決めたといっても過言ではないと思いました。

　♯１１の完全試合ペースであったが，７回の裏，最終回のマウンドに勿論・・・
　Friendsの抑えの大エース♯１８。
　彼のポテンシャルは半端なく，長身左腕から繰り出す角度があり，切れの良い速球に変化球で今年の奪三振率は投球イニング数を遥かに上回り，１イニングあたり２奪三振率という脅威の数字を叩き出している。
　その♯１８は１番打者をピッチャーゴロ，２番打者を空振りの三振，３番打者も空振りの三振を奪ってゲームセット。
　倉敷セントラルリーグのプレーオフを制して，何とか手に入れた連合杯の切符であったが，見事に優勝を飾ることが出来ました。

　【総括】
　決勝戦は，個々の能力が高いＢ－ＢＲＡＮ∞ＥＩＧＨＴさんとの対戦でしたが，♯１１と♯１８の完璧な投球と打線が繋がって，今季１番の試合だったと思います。
　しかし，この優勝という最高の結果は，今日集まってくれた１９人の選手，ﾏﾈｰｼﾞｬｰのおかげです。
　学生野球でもこの人数で試合できる事は少ないでしょう。
　勿論，全軟のチームでもなかなかないと思います。
　それがいちクラブチームで１９人の仲間と一緒に戦えることは，代表者として大変幸せであります。
　選手みんなが，チームを愛し，仲間を愛してくれているからだと思います。
　Friendsが何よりも大切にしているのが，仲間同士の絆。
　仲間を認め，仲間を信頼しお互いの絆を強固なものにすることは容易ではありませんが，選手達はそれが実践できています。
　私は，素晴らしい仲間に支えられ，助けられています。
　本当にありがとう。

　最後になりましたが，岡山県草野球連合のリーグマネージャー，スタッフ，審判団そして早朝よりグランドを整備していただいた球場関係者に厚く御礼を申すと共に，これからも私たちは素晴らしい環境で野球をさせて頂いていることをいつまでも忘れることなく，今後も大切な仲間達と人生の思い出を築いていきたいと思います。