試合結果詳細

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公式戦

2015/11/15(日) 13:15〜

チームロゴFriends

勝ち

2-0

江戸川区球場

チームロゴ新潟県第2代表
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
チームロゴFriends 2 0 0 0 0 0 0 2
チームロゴ 新潟県第2代表 0 0 0 0 0 0 0 0

S

-

HR

-

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昨日に引き続き90パーセントの降水確率の東京。
 土曜日の晩から降りしきる雨・・・予報では午前中に雨は上がるといわれていたが,07時の時点ではまだ断続的に降っていた。
 09時に江戸川区球場に着いて,事務局,審判団,対戦チームと協議した結果,10時に雨が止むと仮定して11時からグランド整備を開始し,13時ごろに試合開始予定で話がまとまる。

 しかし,グランドはまさに田んぼ状態・・・
 本当に今日試合が出来るのか!?半信半疑で待機する。
でも雨が止むと水溜りが眼に見えるように無くなってくる。
 素晴らしい水はけの良さ。
 これも球場関係者が日ごろから整備してくれているおかげだと思いました。
 そして,事務局と審判団,球場関係者の懸命のグランド整備のおかげで,予定どおり13時過ぎに試合開始を行なうことが出来ました。
 あらためて,私達はたくさんの方々から野球をさせて頂いていることを再認識すると共に,私達を支えてくださる関係者に全力プレーで応えなければならないと感じました。

 準々決勝の対戦相手は,新潟県代表のJBC毘沙門さん。
 私達が優勝した前年の覇者で,前の試合を観戦させて頂いたが走攻守ともレベルが非常に高く,チームのまとまりがあると感じた。
 実力では完全に劣る相手。
 そしてチーム力もある。
 どうしたら勝てるのか!?
 この待ち時間で必死に考えました。

 先攻はFriends。
 相手投手はこれまた左投手。
 それもかなり切れのある直曲球を投げ込んでいた。
 先頭の♯4は倒れるも♯16は粘って四球を選び,♯55,♯9も四死球で出塁。
 力強いボールを投げ込んでいるが,まだ制球が定まっていないように感じる。
 これは,絶対に先制が欲しい場面。
 2アウト満塁で打席に立つのが昨年のこの大会で,暴れに暴れまくった♯13。
 その♯13はセンター前にタイムリーヒット!!
 セカンドの俊足♯55も帰って2点を先制することに成功する。
 実力が上のチームから先制を奪うことで,これで五分と五分の試合となった。

 その裏のマウンドに立つのは,昨日も先発している♯11。
 この大会は,主戦として活躍が求められている♯11。
 昨日の疲労も心配された立ち上がり,いきなりセンター前ヒットを打たれる。
 さすがは2年前の覇者。
 簡単に流れを渡してくれない。
 しかし,相手に行きかけた流れを♯55が止めてくれました。
 昨日の試合で走りに走りまくっていた1番打者を抜群のスローイングと強肩で盗塁を阻止!!結果この盗塁阻止が相手の攻撃パターン変更を余儀なくされたように感じる。
 たぶん相手1番打者はチームでもトップクラスの走力を持っていただろう。
 その俊足ランナーを刺すことによって,相手チームがこの試合走力を使った攻撃がやりにくくなったのは事実。
 このプレーで♯11のギアが上がったのか!?振りがするどい相手各打者をノビのある速球に切れのある変化球で5回まで被安打1,四球1,三振7を奪う快投!!2年前の覇者にも臆することなく流れを呼び込む。

 まさにその姿は「エース」といって過言ではない。

攻撃は,立ち上がり不安定であった好左腕が,立ち直ったためチャンスが全く作れない・・・
力強い速球に緩いカーブを駆使し,6回まで僅かヒット1本,四球1のみで追加点を奪うことができない。
相手投手ながら脱帽する投球である。

この緊迫したゲーム。
終盤の攻防はまさにミスをしたチームが負けるというのは,誰が見ても感じていたことであろう。

5回をほぼ完璧な投球で相手打線を抑えていた♯11に代わって抑えのエース♯18がマウンドに上がる。
昨年,肘痛で思うような結果が出せなかった悔しさから,今年に掛ける思いはただならぬ想いであったに違いない。
実際,今年は素晴らしい成績を残して全国大会に乗り込んだ。
彼ならこのプレッシャーがある終盤を乗り越えてくれる。
その初球である。
まさかのデットボール。
これには,フィールド,ベンチも動揺を隠しきれなかったかもしれないが,その後は落ち着いて後続を断つ。
しかし,ボールが散らばっており,どこかいつもの♯18ではないように感じていた。

最終回,相手好左腕から右腕に相手チームも継投。
Friendsも代打攻勢で追加点を奪いにいった。
ここで代打の切り札♯27をコールすると・・・
主審から「登録されていませんが・・・」の声。
そうまさかの記入忘れ・・・
私の完全なるミス。
もしあのまま交代していたら没収試合になっていただろう大変危険極まりない行為。
そして初回から準備していた♯27の想いを裏切った行為は,どんなに頭を下げようと許されない。
それもマネージャーが自分の責任と感じ,涙を流させてしまった(涙)
マネさんの責任ではない。
最終チェックした自分の責任である。

その涙を流したマネさんの思いを胸に「男」♯0が打席に入る。
彼は日ごろ多くを語らないが,背中から放つオーラはまさに男の中の男。
その♯0はマネさんの想いをバットに込めてフルスイング!!!
マネさんとみんなの想いが込められていたボールは,いつもの♯0の飛距離より30m以上も飛ばしてくれてワンバンドでフェンスに直撃!!まさにみんなの想いが乗った打球!!
ノーアウト2塁のチャンス。
♯11はきっちりバントを決めて,♯4に打席が回る。
終盤の1点。
絶対に欲しい。
ここで♯4は日ごろあまり出さないエンドランを出す!
そう勝負に出ました。
しかし♯4の打球はピッチャーライナー。
ゲッツーで終わって流れがこれで分からなくなる。

最終回の守り,先頭の4番打者を三振に奪い1アウト。
先頭を取ったことで,楽になると感じたが,次打者に四球。
そしてワイルドピッチや不運なヒットでノーアウト2,3塁。
やはりエンドランの失敗で流れが変わった。
取るときに点を取らないとこうなる怖さを改めて感じる。
しかし,Friendsの背番号18を背負う男。
絶対に抑えてくれると♯30信じる。
だが相手打者もしぶとい,2ストライクまで追い込むがファールで粘り,ついに♯18も四球を与えてしまう。
この四球は奪われた四球である。
そうまさにJBC毘沙門さんの執念を感じた四球であった。
1アウト満塁。
打者はJBC毘沙門の主将。
このまま続投か・・・♯11の再登板か・・・
時間にしては短かったかもしれない。
私は熟考した。
これで降板させたら,♯18が精神的に落ち込みもう投げることが出来なくなる可能性もある。

しかし,チームの窮地を考えると・・・

私は心を鬼にした。

主審に投手交代をお願いし,サードを守っていた♯11に再登板を命ずる。
マウンドにいた♯18の眼は光っていた。
その光の意味は言葉にせずとも分かる。
私も同じ投手。
♯18の気持ちは痛いほどに分かる。
謝らなくてもいい。
今までの努力を私は知っている,いやみんな知っている。
私も流れそうになる涙を止めることで精一杯であった。

だけど,試合は終わっていない。
私がこのようなことではいけない。
感情を押し殺して,♯11とチームを代表してフィールドに立ってくれている仲間に今日1番の声で応援する。

そうこの時あることを感じた。
フィールド,ベンチと同じ気持ち,同じ方向を向いている!全員が声を張り上げ仲間を応援している。
この瞬間,まさにチームは一つになった。
その期待に応えようとする♯11。

1アウト満塁の大ピンチ。
完全に流れが相手チームの中で,一発長打ならサヨナラ負けであるプレッシャーは並みの投手では,超えられない壁。
しかし,強靭な精神力を持つ♯11はこの大ピンチに今日最速の速球を投げ込む!
何とこの場面で2者連続三振!!!!!!!!!!
この大ピンチを見事に切り抜ける。

【総括】
2年前の覇者と昨年の覇者の対戦であったが,10回対戦して1,2回勝てるかどうかの対戦相手であった。
この勝利はやはり先制点が取れたことが大きいであろう。
それも1点でなく,2点奪えた事で精神的にも有利に試合を進められた事も大きいが,やはり♯11の快投と♯55の盗塁阻止であろう。
♯11の安定感は今まで同じチームで投げた投手で間違いなく№1.
それほどまでに安定感が際立っている。
そして♯55の存在。
同級生であり,同じ強豪高校で春の中国大会を制した仲間。
やはりお互いの信頼関係がこの投球を生んでいるのか!?
このチームの中心的選手になった2人。
それとアンドレ♯13もあの場面でよく打ってくれました。
相手投手は素晴らしかった。
今年見てきた投手の中でもトップクラス。
あの2点が無ければこの試合は分からなかったであろう。
それとこの試合でチームは間違いなく1つになった。
集団の中でも個人個人が尊重され,それぞれが責任を果たすことに誇りを持っているように感じる。
それが,フィールドプレイヤーであろうがベンチであろうが同じ。

これで準決勝の相手は東京都代表か滋賀県代表の勝者であったが,東京都代表であるUNITYさんが勝ち,準決勝の対戦相手となる。
2試合目が終わって小休止を挟んで,17時10分から始まった準決勝戦は,お互いの選手が試合後に抱き合い涙を流す死闘になる事をまだ誰も想像していなかった

# 選手名
- 内山 善仁
- 岡本 裕樹
10 岡田 晃太郎
22 平尾 智浩
13 飯塚 悠平
31 古角 祐太朗
25 枝松 直哉
- 村上 義樹
11 小川 翔生
- 板野 敬介
- 井上 雅晴
- 浮田 恭平
# 選手名
# 選手名 出場 打順 守備 打席 打数 安打 打点 得点 盗塁 二塁打 三塁打 得点圏打数 得点圏安打 三振 四球 死球 犠打 犠飛 併殺打 敵失 失策 盗塁阻止
- 内山 善仁 先発 1 4 4 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
- 岡本 裕樹 先発 2 3 1 0 0 0 1 2 0 0 0 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0
10 岡田 晃太郎 先発 3 3 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
22 平尾 智浩 先発 4 3 2 1 0 0 1 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0
13 飯塚 悠平 先発 5 3 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0
31 古角 祐太朗 先発 6 3 3 2 0 2 0 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0
25 枝松 直哉 先発 7 2 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0
- 村上 義樹 先発 8 2 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0
11 小川 翔生 先発 9 2 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
- 板野 敬介 代打 - - 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0
- 井上 雅晴 代打 - - 1 1 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
- 浮田 恭平 守備 - - 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
# 選手名 出場 打順 守備 打席 打数 安打 打点 得点 盗塁 二塁打 三塁打 得点圏打数 得点圏安打 三振 四球 死球 犠打 犠飛 併殺打 敵失 失策 盗塁阻止

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# 選手名
11 小川 翔生
18 大原 拓也
# 選手名
# 選手名 勝敗 投球回 投球数 失点 自責点 完投 完封 被安打 被本塁打 奪三振 与四球 与死球 ボーク 暴投 登板順
11 小川 翔生 52/3 0 0 0 - - 1 0 10 1 0 0 0 1
18 大原 拓也 - 11/3 0 0 0 - - 1 0 1 3 0 0 0 2
# 選手名 勝敗 投球回 投球数 失点 自責点 完投 完封 被安打 被本塁打 奪三振 与四球 与死球 ボーク 暴投 登板順

※左右に横スクロールするとさらに細かい情報を見ることができます

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