試合結果詳細

変則ダブルヘッダー１試合目の対戦チームは，三井造船株式会社さん。
この前の試合で，三井造船さんと水島ガスさんとの試合を見させて頂きましたが，投手を中心とした堅い守りと決して大振りしないシャープなスイングがとても印象的でした。

　先攻はFriends。
　相手投手の先発は，オーソドックスな本格派投手であったが，１回で降板しあまり対戦する機会がないアンダースローの投手が２回からロングリリーフする。
　初回に１アウト２，３塁，２アウト満塁のチャンスがありましたが，堅い守りに得点出来ない。

　その裏のFriends守り，先発は♯２０。
　♯２０は先頭にライト前，次打者に四球を与えバントで送られて１アウト２，３塁。
　ここで相手打者は振りが鋭い４番打者。
　♯２０と♯５５のバッテリーもエンドランを警戒して３ボール，０ストライク。
　カウントを整えにいった甘いボールを相手打者が強振。
　結果セカンドフライになったが，ここでアウトが取れたのはこの試合のターニングポイントであったと思う。
　１球待って，３ボール１ストライクなら十分エンドランは考えられる。
　しかし，打者は甘いボールを振っていった。
　この場面でのベンチワークはどうであったのか！？
　４番だから好きに打たせるのか？３ボールなので１球待てなのか？
　自分ならどうしていただろう・・・
　この場面は大変考えさせられたケースでした。
　
　２回も先頭打者を四球で歩かせるなど，いつもの♯２０ではなかった。
　しかし，ここで崩れないのがチーム最年長ベテラン♯２０。
　確かに調子は今季１番悪かったかもしれない。
　でも修正能力が高い♯２０は，３回からはカウントを整えるボールと決めにいくボールを把握しての投球。
　♯５５の配球も良かったがそれに応えた♯２０も流石。
　７イニングを被安打７，四球２と本人も決して納得がいく投球内容ではなかったが，試合を作れる能力をしっかり発揮してくれたと思います。
　それと♯５５の盗塁阻止，♯１，♯２２の好守備もありましたね。

　投手の調子が悪いときは，野手がカバーする。
　勿論，野手のエラー，ミスは投手がカバーする。
　仲間のミスはみんながカバーする。
　「野球はミスをするスポーツである」
　確かにそう思います。
　しかし，仲間のミスをカバーすることによって信頼関係が生まれるのも事実。
　それがチームである。
　
　攻撃は，２回に今年３７歳を迎えるベテランの♯８が綺麗なレフト前ヒットで出塁。後続は倒れましたが，♯８の活躍はチームの士気を高めてくれます。
　何故なら？？
　彼ほどチームを愛し，仲間を献身的にサポートしてくれる選手はいない。
　選手全員がその事を知っています。
　だから♯８が活躍すると自分が活躍する以上に嬉しい。
　現に，♯８のヒットで明らかにベンチの空気が変わりました。
　
　試合が動いたのは４回。
　先頭の♯1がしっかり粘って四球を選び，♯８のレフト前ヒット，今季から加入した♯２９の内野安打で１アウト満塁。
　ここで，チームの精神的主柱である副主将♯１６。
　俊足の♯1が３塁走者であったが，満塁ということもあってカウントによってはエンドランも考えられるケース。
　その♯１６はしっかり叩いてエンドランを成功！待望の１点を奪う。
　この回相手バッテリーのミスもあり２点を挙げることに成功。

　５回も♯９のヒット，盗塁でノーアウト２塁。
　ここで強打者の４番♯５５。
　打たせてもいい場面であったかもしれないが，点差は関係なく１点を取りにいく采配にでる。
　♯５５は絶妙なバントでランナーを送り，流れを呼び込む。
　小技ができる♯５５だからこそ出せるサインである。
　
　そして代打の切り札である♯１５。
　その♯１５は綺麗にセンター前に弾き返すタイムリーヒット。
　３点目をタイムリーヒットで挙げることに成功し，このまま試合は終わる。


【総括】
軟式野球の名門チームである三井造船株式会社さんと，練習試合で対戦させて頂けたことに，只々感謝の想いだけしかありません。

名門チームである三井造船株式会社の打線に、先発の♯２０が本調子ではありませんでしたが，７本のヒットを浴びました。
それも７本中５本が逆方向の安打。
これは推測ですが，たぶん試合前の課題として逆方向での意識漬けを選手に徹底されていたのではないか！？と感じます。
それと執拗なまでのバント攻め。
これも意図があっての攻撃と思います。
やはり名門チームだと思いました。
２１のアウトをとるにこんなに苦しいのか・・・
そう感じました。
他にも学んだことが沢山ありましたが，１試合でこれだけの収穫がある試合はそうそうないと思います。

本日はご無理いって多忙なスケジュールの中を調整して頂き，チーム代表者として心より感謝申し上げます。
クラブチームではありますが，貴社のような意識が高いチーム作りを今後目指していきたいと思います。
本日は誠にありがとうございました。