試合結果詳細

バッカスさんとの試合終了後，３０分空けてから昨年の全国青年大会準優勝チームである「アカギタイガース」さんとの試合。

試合前にアカギタイガースさんの選手を見ると・・・
何かテレビで観たことがある選手が・・・
全国でも知られている超強豪高校出身者で固めており，そうそうたるメンバーではないですか！？（苦笑）。
それに比べてFriendsメンバーは（笑）まさにエリート集団対雑草集団の試合だと感じました。

先攻はFriends。
先発投手は１８０センチオーバーの長身から力のある速球を投げ込む好投手。
高校時代ドラフト候補選手にも名前があがっているような好投手との対戦。
内外野の守備も堅く，接戦は覚悟しました。

対するFriendsの先発投手は・・・

何と♯２０。

昨日も９イニングを完封。
一昨日も数イニングを投げており，今日の登板は不可能と思っていましたが，本人はケロッと「いけるよ。」と一言。

♯２０はもう３８歳。
３連投は怪我にも繋がる危険性をはらんでいます。
しかし，♯２０は日ごろから自分自身をとことん追い込んでいます。
一切の妥協はない。
♯３０は同期だから良く知っています。
♯２０の飽くなき探究心と向上心を。

その♯２０は，元プロ野球選手，甲子園ベスト４メンバーを揃えた超強力打線を６回まで投げて被安打１，四死球１の完璧なピッチング。
最終回初ヒットにタイムリーエラーや野選等もあり２点を失うも，持ち前の安定感は際立っていた。
まさに中年の星♯２０。

攻撃は，初回に１アウト３塁，４回もノーアウト２塁を作るもまた♯３０のまずい采配もあてチャンスをものに出来ない。
しかし均衡が崩れたのは５回であった。
ノーアウトから連続四死球でノーアウト１，２塁のチャンス。
♯１４が難しい場面だったが，きっちりバントを決めて１アウト２，３塁のチャンス。

ここで♯２４。

相手もエンドランの警戒は必至。
どのカウントでエンドランをかけるか！？いやカウントによっては強攻策も十分考えるケース。

私は迷いに迷った・・・

そこでこの場面♯２４の打棒に託すことにする。
その♯２４は見事に左中間にタイムリーヒット！！欲しかった，欲しかった１点を奪うことに成功する！！！

６回も四死球から♯１０のエンドランでチャンスを広げ，相手ミスで３点と追加する。

最終回，守備の乱れもあって２点を失うも４－２で岡山県第１代表の切符を手にいれることが出来ました。


【総括】
超強豪高校出身者，有名選手ばかりで構成されていたアカギタイガースさんの個々の能力の高さにはただただびっくりしました。
ここまで素晴らしい選手がいるチームは，記憶にありません。
１０回対戦して１回勝たせて頂けるかどうかくらい実力差がありました。
全軟Ａ級でも優勝する実力十分でしょう。

対する雑草集団のFriendsは・・・必死でプレーしました。
凡打でもフェアーなら１塁まで全力疾走。
攻撃後，守備位置まで全力疾走。
下手クソだから全力でプレーをしました。
試合の終盤は足が痙攣する選手，ギックリ腰になり担架で運ばれる選手，フェンスに当たり出血する選手・・・
全員が満身創痍での試合だったと思います。

試合ですが，実は後半にサインが盗まれていたことに気付き，それを上手く逆手にとれたことが結果として相手のミスを誘えることができました。
盗まれていることに気付き選手にサイン変更の指示を伝えました。
エンドランのサインを出していないのにボールを外してくれてカウントを悪くする，そしてわざと空振りをしろというサインを出して打者に空振りをさせ，ランナーもあまりリードを取ってない（塁に戻れる程度のリード）にも関わらず慌てて戻るそぶりをさせて捕手の送球をもらいました。
結果として，その回だけで２回捕手からの送球ミスで，３塁暴投を誘い出すことに成功できたので，難無く追加点をいれることに成功しました。

これもアカギタイガースさんの選手が，レベルが高い選手ばかりだからです。
並みの選手なら短時間にサインを盗むことは不可能。
それも試合中に必ず２回サイン変更しているFriendsのサインを盗んだチームは，初めてでした。

好投手からなかなかヒットは出ません。
それも相手捕手は，強豪岡山パンパースさんの正捕手である名捕手。
内外野はタレント揃い。
ただ打つだけでは点はとれません。
２ストライクになっても粘って四死球を奪う。
リードを大きくして投手に打者への意識を低下さす。
サインが盗まれたならそれを逆手にとる。
これは全国大会等で沢山の強豪チームから勉強させて頂きました。
その経験が少しだけ生きた試合だったかもしれません。

最後に，今日は梅雨が明けて猛暑日に近い気温がありました。
その中，朝早くから大会設営，運営にご尽力いただいた岡山県青年団の関係者様。
全軟審判団の皆様には衷心から厚く御礼申し上げます。
１１月に行なわれる全国大会でも岡山県代表チームとして恥じることがないプレーは勿論ですが，感謝の気持ちを持って大好きな野球を楽しんでいきたいと思います。