試合結果詳細

全日の激戦から１日経って，東京の夜を思う存分楽しんだFriendsナイン。
天気も快晴で、気温も平年より高く野球できる環境としては申し分ない。

準々決勝の対戦チームは，沖縄県代表「大宜味村青年団協議会」さん。
沖縄県のチームといえば２年前に対戦しましたが，その時も高い個人能力で決勝戦まで勝ち進んでこられた記憶があります。

先攻はFriends。
先頭の♯４が初球をセンター前ヒット！！チームに勢いをもたらしたか！？と思いきや・・・強肩捕手に俊足の♯４が刺される。
出鼻をくじかれたか・・・と思いきやヒットや四球で２アウト満塁。
ここで主将の♯１０。
最近不振で大変苦しんでいる♯１０。
しかし，連日バッティングセンターに通って打撃強化を図り，主将の意地を見せたいという心意気は♯３０に届いていた。

その♯１０はこのチャンスで「男気」を見せる。
追い込まれてからも厳しいコースをファールで粘り，タイミングを合わす。
そして一振りで決めた。
鋭く振りぬいた打球はライト線近くに飛び，そのままフェンスまで。
２アウトのため１塁走者が一気にホームまで帰ってきて走者一掃の２ベースヒット。
強豪相手にまさか３点を挙げることに成功。

この３点はチームに勇気をくれました。

その裏の守り，マウンドに立つのは♯１９。
肘の手術から約１年３ヶ月。
まだまだリハビリ中だが，何とかマウンドに立てる状態まで仕上げてきた。
その♯１９は，先頭にいきなり死球を与えるも６－４－３のダブルプレーで落ち着きを取り戻し，予定の２イニングを投げきる。
本来なら４回ほど投げてもらいたかったが，肘のこともあるので２回が限度であった。
その♯１９からマウンドを引き継いだのが♯２１。
♯２１も肩痛のためなかなか思うような投球練習ができなかったが，この日はアドレナリンが出ており，２イニングをパーフェクト。
この日の#️⃣21の投球は見事であった。
肩痛さえ治ればFriendsの投手の軸として期待できる実力を十分示してくれた。

攻撃はその後，追加点を挙げて９点の大量リード。
５回の裏のマウンドは，悩める左腕エース♯１８。
ここ数試合の内容は，はっきり言って投球になっていない。
ただ本人の危機感と努力は本当に敬意を表するほど頑張ってくれています。
だから・・・
この苦しい状況から脱却して欲しい。
今回の登板も本当に見ていて苦しかった。
そして今はマウンドに立てる状況ではないことを確信した。
今冬どこまで変ることができるか分かりませんが，今のままでは正直マウンドには立てないです。
本人も十分自覚していると思います。
私や周りが出来ることは限られていますが，ポテンシャルが高いことはみんな知っています。
諦めず，腐らず，自分を信じて今冬頑張って頂きたい。

【総評】
この試合は♯１０の一振りで試合が決まったと言っても過言ではない。
もしあのチャンスで点が入らなかったらこの展開はなかった。
野球は点が取れるときに取らないと，流れを引き寄せれないスポーツ。
たまたまチャンスをものにしたFriendsがこの試合の主導権を握れただけで，実力に差はなかったです。

これで準決勝進出。
準々決勝２試合目は東京都代表「TOKYO UNITY」さん。
一昨年は準々決勝で，昨年は準決勝で同じ江戸川区野球場で対戦させて頂きました。
２試合とも１点差。
そして昨年は延長特別ルールでの死闘・・・
試合が終わったのが２０時前の激戦でした。
さすがに昨年以上の試合はないだろうと予測していましたが・・・
まさかでした・・・