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公式戦

2016/11/14(月) 10:00〜

チームロゴ滋賀県代表

勝ち

1-2

大田スタジアム

チームロゴFriends
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 R
チームロゴ 滋賀県代表 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1
チームロゴ Frie… 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 2

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コメント

準決勝の激戦から一夜が明けた大会最終日。
正直、あの激戦ブロックからファイナルまでかち進めたことに実感が湧かなかった。

昨年よりさらに厳しい試合を経て仲間たちはさらに逞しくなった気がする。
しかし、疲労の色は隠しきれないように感じる。

第65回全国青年大会決勝戦。
舞台は大田スタジアム。
スコアボードは勿論、アナウンス付き、スピードガン付き。
各軟式野球大会でも、ここまでの大舞台で野球をさせて頂ける機会は少ない。

対戦相手は、優勝候補の東京、千葉県を倒して決勝戦に進出した滋賀県代表「れいかーず」さん。

運だけでこの決勝戦に駒を進めるわけはない。
実力十分であると感じました。

先攻は「れいかーず」さん。
先発のマウンドは・・・

小さなエース♯11。

♯11はこれで三連投になる。
勿論、エース♯20もこの日登板したなら三連投。
先発投手で迷ったが、強い決意の♯11の直訴に私の腹は決まった。

♯11は三連投の疲れがあるため、ランナーがいない時には130キロ前後の速球と緩い変化球を織り交ぜ打者を打ち取る。しかしここぞという場面では135キロ前後の速球と、高速スライダーで三振を奪っていく。
甲子園経験者を中軸にそろえた滋賀県代表チームに5回までノーヒットノーラン。
♯11にはさすがという言葉しか見当たらない。
彼が最も優れていると思う能力。

それは自分という人間をよく知っていること。
そしてどんな環境でも動じない精神力。

この2点でいえば私が今まで出会った野球選手の中でもNo1であろう。
まだ21歳。
貪欲な探求心をもつ♯11を私は尊敬します。

対する相手投手は120キロ後半の速球に緩いカーブと落とすボールを駆使して、打たせてとる投球。
しかし・・・
この試合の攻め方は大変まずかったと猛省しています。

2回、4回、5回と1アウト3塁のチャンスをことこどくエンドラン空振りまたはフライの失敗。
特に5回の失敗で私は精神的に焦ってしまった。
その焦りがチームにも波及してしまったことは、まだまだ未熟であることを露呈してしまった。

案の定、チャンスをことごとく潰してしまい、流れを引き寄せれなかった序盤から中盤。
そしてピンチをチーム一丸で乗り切ったことで「いける!?」と滋賀県代表に思わせてしまったことが中盤から後半のピンチを背負うことになる。

5回の裏。
先頭打者にライトオーバーの3塁打。
ただ♯28が打球の憶測を誤ったのが痛かった。
しかしこれもチャンスをことごとく自分たちで潰したこの試合の流れである。

無死3塁の大ピンチ。
ここで♯11はギアを上げる。
この日MAXの138キロを連発。
そしてそれに守備も応える。
難しいゴロを♯4が裁き、3塁走者がホームに突っ込むが間一髪ホームアウト!!
さらに1塁に残った走者も強肩♯55が盗塁をさせない。
♯30のミスをみんなでカバーしてくれました。

あの場面普通なら1点取られて仕方ない雰囲気と流れ。
それを跳ね除けたのは厳しい試合を乗り越えてきた選手だからであろう。
さすがである。

6回からはお互いチャンスを作るもあと一本が出ず。
延長戦に突入。
しかし9回でも決着がつかず、2日連続で無死満塁から始まる「サドンデス」。

昨年も準決勝、決勝は延長でも決まらずサドンデス・・・
また・・・
しかもほかの大会でも延長サドンデスがあったので今季4回目・・・
ただ・・・Friendsで延長サドンデスで負けたことは1度もない。

この日もある選手が言った。
「サドンデスかー俺らが得意な展開じゃな。」
サドンデスでは負けたことがない自信と、実は大会直前の強豪曙ブレーキ山陽さんとの練習試合で、試合後、ご無理を言ってサドンデスの展開から特別に練習させて頂きました。
この経験も選手に自信が芽生えてきたのかもしれない。

延長10回表。
滋賀県代表の攻撃。
鋭いスイングの4番打者。
♯30は内野手の守備位置を中間守備でと指示する。
なぜ?中間守備にしたか!?
色んな要素が含まれており、ここで説明することは困難である。
ただ作られた無死満塁をどう捉えるか!?これが私の答えである。

その強打者はまさかのスクイズ!
これを決めて1点を滋賀県がとる。

私はここで「ホッ」とした。
なぜ「ホッ」としたかは推測してもらえたらと思います。

1アウト後、甲子園でも活躍した有名選手を♯11が137キロの速球で三振。
その後、後続を絶ち無死満塁を1点で凌ぐ。

その裏のFriendsの攻撃。
点差は1点。
相手守備位置を見渡すと前進守備。
この守備位置で私は勝てると確信した。
滋賀県代表は1点もあげたくない。
1点を守りきろうとしている。
しかし冷静に考えてみる。

外野守備位置はレフト、センターは深めでライトは定位置より少し後ろ。
ということは??
ヒットが出れば2塁走者は難なく生還できる。
そうですよね?
内野が前進守備で外野(センター)が深めなら2塁走者は三遊間の真ん中くらいまでリード可能。
そして内野は人口芝。
球足は土より約1.5倍速いといわれている。

これだけの条件が揃うとなると。

強硬策がベストである。
それに♯55は昨年もサドンデスで満塁ホームランを打ちチームを2連覇に導いてくれた選手。

彼ならできる。
打席に立つまえに伝えた。
「サインはない。おもいっきり振ってこい。」

その♯55は、1度ファールを打ってタイミングを掴む。
そして5球目。
1、 2塁間を鋭い打球で抜き、ライト前へ!!
2塁走者はスタート良くホームへ!!
リードを目いっぱいとれていたため、一気に2塁ランナーまで生還!!

64年の歴史で2連覇したチームもいなかったこの大会を3連覇する偉業を成し遂げた瞬間であった。

【総括】
この決勝戦を苦しい試合展開にしたのは、すべて♯30の采配である。
そして♯24に非常の代打を送ったことは胸が張り裂けんばかりである。
しかし。
私は辛く苦しい経験を糧にチームの勝利のためにすべてを注いできた。

岡山県で行われている全軟の各大会にはほとんど研究のため足を運び、四国の国体予選まで今年は見学して軟式野球で勝つための戦略を勉強してきた。
そしてこの決勝戦。
また勉強させて頂きました。
この反省を必ず生かし、選手に辛い采配をしないためにも、チームを負けさせないためにも勉強していきます。

話が逸れましたが昨年に引き続きの延長サドンデスの決勝戦。
厳しかった・・・
滋賀県代表の中軸は、さすが甲子園でも活躍した選手だなと感じました。
今回は10回の攻撃がすべてであろう。

私が考えるに、無死満塁なら2点までなら取られてOK。
3点となるとこれはヒット、四死球、エラー、暴投がないと同点にならない。
1アウト1点まではOK。
だから滋賀県代表の破壊力ある4番打者のスクイズはラッキーであった。
1アウトとると野手も少しゴールが見えます。
投手も落ち着くことができる。
三連投の♯11も9回から球が少しばらついていた。
この場面を踏ん張れたのも最初のアウトが取れたからであろう。

しかし、♯11は強力打線に延長10回で奪三振16は見事。
三連投で無ければ球速は140キロを超えていたことは間違えない。
そして抜群の制球力と精神力。
この優勝は♯11の力投につきる。
でもこの力投の陰には、初回から肩を作っていた♯20の存在も大きい。
♯20がいるからいつでも交代できると飛ばせたのであろう。
ほかにも♯18、♯19、♯21が控えていたことも♯11に勇気を与えてくれたに違いない。

そしてベンチの仲間も必死で声を出してくれました。
途中交代になっても腐らず声をかけていた♯24。
腹が立ったと思います。
これは♯30の不徳の致すところであります。
他の選手も途中交代で気持ちが切れそうになったかもしれません。
でも必死で、懸命に仲間を鼓舞してくれたことは感謝の言葉しかありません。

滋賀県代表「れいかーず」さん。
強打で勝ち上がってきたとの前評判はそのとおりでした。
いつ♯11が捉えられるか・・・それほど素晴らしいスイングをしていました。
そして監督、選手ともマナーがよく試合ができて本当に刺激を受け素晴らしい時間をありがとうございました。

最後になりますが、この大会の開催にあたりご尽力頂いた各関係者の皆様、東京都全国軟式野球連盟審判団の皆様に衷心より厚く御礼申し上げます。
私たちは、野球を通じて全国各地から集まった選手、関係者の方々と互いの親睦と交流を深められ、友情の輪がさらに広がったことに感謝しています。

そして岡山県青年団の皆様。
2時間30分の長い試合でしたが、最後まで声を張り上げて応援してくださっていたことは選手、監督に力を与えてくださりました。
この優勝は皆様のおかげであります!!
本当にありがとうございました。

Friendsの仲間達。
1人1人が私のかけがえのない大切な家族です。
来年もこの仲間と共に素晴らしい時間と思い出が少しでも多い1年になるよう、今後も苦楽を共にしていきましょう。
ありがとう!!最高だよ!!Friendsの仲間!!

# 選手名
33 佐藤 功基
- 岡本 裕樹
25 枝松 直哉
31 古角 祐太朗
6 佐藤 俊次
22 平尾 智浩
- 村上 義樹
- 板野 敬介
11 小川 翔生
10 岡田 晃太郎
9 亀山 浩太郎
- 佐久間 隼
# 選手名
# 選手名 出場 打順 守備 打席 打数 安打 打点 得点 盗塁 二塁打 三塁打 得点圏打数 得点圏安打 三振 四球 死球 犠打 犠飛 併殺打 敵失 失策 盗塁阻止
33 佐藤 功基 先発 1 4 4 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
- 岡本 裕樹 先発 2 4 4 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
25 枝松 直哉 先発 3 2 2 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0
31 古角 祐太朗 先発 4 2 2 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
6 佐藤 俊次 先発 5 5 4 1 0 0 0 1 0 0 0 0 1 0 0 1 0 0 0 0 0
22 平尾 智浩 先発 6 6 4 1 0 2 0 0 0 0 0 0 1 1 0 1 0 0 0 0 0
- 村上 義樹 先発 7 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
- 板野 敬介 先発 8 2 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0
11 小川 翔生 先発 9 4 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0
10 岡田 晃太郎 代打 - 2 2 1 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
9 亀山 浩太郎 代打 - 2 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
- 佐久間 隼 代打 - 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
# 選手名 出場 打順 守備 打席 打数 安打 打点 得点 盗塁 二塁打 三塁打 得点圏打数 得点圏安打 三振 四球 死球 犠打 犠飛 併殺打 敵失 失策 盗塁阻止

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# 選手名
11 小川 翔生
# 選手名
# 選手名 勝敗 投球回 投球数 失点 自責点 完投 完封 被安打 被本塁打 奪三振 与四球 与死球 ボーク 暴投 登板順
11 小川 翔生 100/3 0 0 0 4 0 15 0 0 0 0 1
# 選手名 勝敗 投球回 投球数 失点 自責点 完投 完封 被安打 被本塁打 奪三振 与四球 与死球 ボーク 暴投 登板順

※左右に横スクロールするとさらに細かい情報を見ることができます

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