試合結果詳細

大規模災害から約1ヶ月半。
西日本各地、また岡山県内でも多くの尊い命が奪われ、住まいなどを失った方も多数にのぼりました。

災害後は、自分たちの許す時間をボランティアなどに極力充ててもらえるよう、Friendsの活動を休止していました。

復興に向けてまだ歩み始めたばかりですが、これからも継続的な復興支援に微力ながら協力させて頂きたいと思います。

今日から活動を再開したFriendsですが、2ヶ月以上活動を休止している中での公式戦。
一抹の不安は拭えきれませんでしたが、今まで多くの壁を仲間と乗り越えた【絆と経験】を感じられた今日の戦いでした。

先発は、40歳の大ベテラン#️⃣20。
この試合も#️⃣20の安定した投球が光りました。

対戦チームは、名門高校でレギュラーを務めていた実力ある選手ばかり、それも20歳というフレッシュな若人たち。

#️⃣20からすれば息子くらい離れた対戦選手といっても過言ではありませんが、#️⃣20は持ち前の抜群の制球力と打者の手元で微妙に変化するツーシーム、カットボール、SFFを駆使して、外野へのヒットは僅か2本のみ、三塁を踏まさない抜群の投球で完封。

今日も試合前、若い選手がまだお喋りをしている時間でも1人黙々とアップをしていた。
誰よりも汗をかき、誰よりも試合への準備をしていた。

若い時の#️⃣20は、140キロ台の速球を武器に、力で打者をねじ伏せていたが、もう40歳。

その力はない。

しかし、年を重ねて精神的にも成長し、投球術と経験値という武器を手に入れた#️⃣20の安定感は群を抜いている。

私は、速球に自信のある本格派投手に多くみられる思い込みがあると感じている。

それは…
「試合の是非を決めるのは自分にかかっている」
「試合を支配しているのは自分である」という驕り。

確かに、ピッチャーの是非が試合を決めてしまうこともあります。
それは周知のことです。
だからこそピッチャーに求められるのは、いかに仲間が守りやすい投球をするか、次のイニングで、いかに仲間が打席で集中しやすい状況を作るか、を考えられる心理状況を作るだと思います。

#️⃣20に一切驕りはない。

Friendsの投手陣にも、#️⃣20のような【背中】で語れる選手を目指し、たゆまない努力を継続してもらいたい。

そのためには誰よりも練習し、どんな結果でも言い訳をしない。
そして野球を誰よりも知ることが大切である。
「なぜその球を投げるのか。」
意思を持って投げるために、野球を知らなければならない。

今日の試合は、#️⃣20が全てだと言っても過言ではありません。

そして、#️⃣20を最後まで支え続けたベンチ、内外野の仲間の存在も忘れてはいけない。

これからも野球ができる環境が当たり前ではないことを忘れず、同じ志を持った仲間とかけがえのない時間を過ごせれる事への感謝の気持ちを持ち続けていきたいと思います。