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公式戦

2014/11/9(日) 12:45〜

チームロゴFriends

勝ち

7-5

江戸川区球場

チームロゴ千葉県【第2代表】
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
チームロゴFriends 2 0 0 0 5 7
チームロゴ 千葉県【第2代… 0 0 3 0 2 5
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準々決勝の激戦から僅かな休息を挟んでの準決勝。
対戦相手は千葉県代表の強豪「球嵐」。
習志野高校OBで結成されており、団結力は勿論のこと、参加チームのレベルが高く東京ドームでの決勝戦で有名なアークカップや関東草野球リーグ等を制しており、かなり高い次元での野球をしているように準々決勝での試合を観戦して感じられた。

3回連続で先攻をとっての快進撃にまたもや乗っかる#30。
神がかったようにまたじゃんけんに勝ち先攻をとる。

相手チームの先発は、準々決勝で沖縄県代表を完封した#18。
東京新大学野球連盟1部の名門大学でプレーされており、サイドスローから繰り出す速球、変化球の切れ、制球力共に抜群。
特に左打者の外角に鋭く沈む高速シンカーは、初対戦ではヒットにするのは困難と感じた。

先頭の核弾頭#16は、高速シンカーに空振り三振。
バットコントロールがよい#16の空振り三振に、準々決勝と同様に1点勝負になるとこの時は思いました。

しかし2番の#11は、相手の速球をしっかり振り抜きレフト前ヒットで1死1塁。
準々決勝で完投し、チーム事情で準決勝も先発投手である#11。
セオリーならバント若しくはエンドランのサインを出す場面。
でも#30は攻めた。
初球に何と投手である#11に盗塁のサイン。
これにはベンチも打者も驚いたに違いない。
相手も走者が投手であることを知っていた。
だからこそ!全く考えていない場面だからこそサインを出す。
勿論、準々決勝の千葉県代表の試合をよく観戦して研究していたからということもある。(中軸には初球変化球の割合が高かったのと、変化球ではクイックをしていなかった。)
#11は見事に盗塁を成功。
1死2塁でT-#7。
若干20歳だが、野球センス抜群で監督からの信頼もかなり高い。
外角の高速シンカーを捨てて、追い込まれる前に勝負と指示を与える。
そして見事に右中間真っ二つの2塁打!欲しかった先制点を挙げることに成功。
4番の破壊神#13は敬遠され、1死1、2塁。
続くは連夜の新宿3丁目#28。
その初球であった。
これも両軍全く計算されていなかったセフティーバント!線上付近に完全に打球速度をころしたボールは相手投手も取るだけで投げることが出来ず、1死満塁。
押せ押せの場面!ここでAKB#6。
掛け持ちのチームでは打率4割を越す強打者ではあるが、Friendsでは全く影を潜めている(笑)
この場面で打率4割の片鱗を見せるか!?と期待して強攻策にいくも、相手投手の投球術が勝り三振・・・
2死満塁で#30の弟である#14。
30歳を超えて往年のような動きは出来ないが、経験値があり若手を引っ張っていく精神的支柱である。
#14は外角を捨て真ん中から内側のボールを待つ。
その5球目、真ん中付近に入った変化球をしっかり叩き、打球は大きく弾む!!サードも強肩!懸命に走る#14!際どいタイミング!コールは・・・「セーフ」。
欲しかった2点目を泥臭く奪取する。

思わぬ展開になったが、相手ベンチも歴戦の強豪。しっかり落ち着いた感じが見受けられる。
先発はチーム事情のため準々決勝に引き続き登板の#11。
エース#10と#19が出張や会社行事のため帰岡したため、怪我の#18、今大会は監督業に徹している#30の投手陣の代わりに大車輪の活躍を求められることになった。

先頭バッターを簡単に追い込むが、鋭くセンター前に弾き返される。
2試合目だが球威は落ちていない。
打者のレベルが格段に高い。
何とか後続を抑えるも、2回も先頭に死球となかなか波に乗れない。
攻撃も2、3回と完全に抑えられて次に1点がこの勝敗を左右するように感じた。

3回の守備。
先頭打者を2回連続で死球を与え、リズムを悪くする#11。
追い込んでいただけに非常に悔やまれる死球。
本人も重々承知と思うが、全国大会でミスをしたら一気に流れが変わる怖さをこの回肌で感じることになる。
続く2番打者の打球は大きく跳ねて#6が懸命にチャージするも少しファンブルしてしまい、1塁セーフ。
無死1、2塁で初回三振にとってはいたが、かなり鋭いスイングをしていた20??のドラフト候補一覧にも載っている、強打者の3番打者を迎える。
初球はボール。ただ気持ちがこもっていない。
これはまずい・・・とその時に#7が「次のボールは厳しくいけよ!」の声。
まさにその通り!この場面は確かに苦しい。
2試合目で集中力も切れる時でもある、苦しい場面=踏ん張る時。

ただこの声は#11には届いていなかった。

スーッとカウントを取りにいったストレートはジャストミート!!
ライトを守る#28は全く動く事はなく、もう少しで場外ホームランという推定飛距離120m近くの特大逆転スリーランホームランを打たれる。
喜びに溢れる千葉県代表チーム。
落胆の色が濃いと思ったその時。
どこからともなく「あー1点差、1点差」「まだまだこれからで!」と前向きな声と不思議に笑顔。
試合を優位に進めていた場面での逆転スリーラン。
落ち込むのが普通である。
でもこのチームは違った。
監督も言葉に出さなかったが「全国何だからこれくらいしてもらわないと」と感じていた。

闘争心の塊の#11は、しっかり気持ちを切り替えてギアを入れ直して後続をしっかり打ち取り、攻撃のリズムを作る。
ドラマは5回に待っていた。
相手好投手も連投の疲れが見え始めたのか、ボールが高くなって来ている。
5回の攻撃前に球種ではなくベルト付近に入ったボールを、しっかりヘッドを立ててスイングしようと指示する。
先頭の#11はその指示通り、初球甘く入ったボールをレフトオーバーの2塁打。
無死2塁でT-#7。
打席に入る前に#30に「打たせてもらっていいですか?信じてください」の言葉。
セオリーならバントであろう。
ただ#30は#7をこの選手達を信じている。
サインは強攻策。
初球のボールも確かに高い。明らかにこの回高低のコントロールが効いていない。
次の高く入ったボールを右中間真っ二つの同点2塁打!!見事に期待に応えた#7。
続くは、破壊神#13。
初球のボールをライト線に2塁打!!たった4球で逆転!!
明らかに高くなってきたボールを見逃さずに打った打線もすごいが、全国レベルの好投手からなかなか出来る事ではない。
続く#28はきっちり死球をもらい押せ押せムードは更に高まる。
3回にエラーをして落胆しているAKB#6。
打席に入る前に「萌萌を忘れたのか!?」のベンチからの声。
これで吹っ切れたのかレフト前にタイムリー!
#14は倒れるも、フレンズ創成期を知る#22。
寡黙だがFriendsの4番を努めていた強打者。
#22は見事にセンター前ヒットで4点目。
ワイルドピッチもあり一挙5点をあげ試合を一気にひっくり返えす事に成功。

好投手からなかなか点を挙げることは難しいが、この回を象徴するようにどんな投手でもベルト付近のボールには力がない。
それに制球力抜群の投手がよく陥る、簡単にストライクを取りにいってしまう癖。
これが出ていたように感じられた。
反面教師として、押せ押せムードのチームに1、2球目は際どいコース又は低めのボール球を投げる勇気も必要と感じました。
この回の攻撃はすべて3球以内でヒットを打っています。
よくボールが真ん中に集まるというのがまさにこの事でしょう。
5回裏の守備、残り時間はあと5分ちょっと。初日不甲斐ないピッチングのリベンジを果たすべく抑えの大エース#18がマウンドに上がる。
しかし、先頭打者にまさかの死球・・・続く打者にはヘルメットに死球と今日も制球に苦しむ。
#11が#30を見る(苦笑)
交代か?タイムを取って#30はマウンドに上がる。
指示は「思いっきりやれ、おれは信じている」。
続投。
#18は苦しい投球ではあったが、2失点で相手の反撃を抑えて時間切れのためゲームセット。
強豪チームに一度は逆転されるも7-5で激闘に終止符をした。

整列しお互いに礼をした後に、激闘を称え握手をする選手たち。
ベンチに引き揚げるときには、涙を流す選手。
その中には、自分の力を出しきれず悔しい気持ちで、涙を流す選手もいたでしょう。
でもチーム一丸となって戦った達成感で涙を流す選手もいたと思います。
それほど苦しい、苦しい試合でした。
監督も選手の前では流さなかったが、ベンチ裏では熱いものを堪えきれなかった。

「1人はみんなのために、みんなは1人のために」
よく耳にする言葉ですが、なかなか出来るものではない。
それも社会人になって、誰かのために必死で声を張り上げ、応援することなんてないと思います。
試合後のガラガラ声・・・素敵です。
誰一人としてまともに声が出ていなかった。
ここまで熱い試合をしてくれた選手達に感謝の気持ちでいっぱいです。
そして東京都代表「UNITY」さん、千葉県代表「球嵐」さん。
どちらもかなりレベルが高くそしてマナーも素晴らしく、大変模範となるべきチームでした。
この2チームと対戦出来たからこそ、ここまでの試合になったと思います。

ついに明日は決勝です。
全国から集まった25チームで最終日に残っているのは、僅か2チームのみ。
それも首都大学野球連盟、東京新大学野球連盟の聖地でもある「大田スタジアム」での試合。
実は、#30も全国官公庁野球大会で2回ほど大田スタジアムを行進していますが、プレーは未だ経験していません。
帰る際に、選手の口からは「全国制覇」という言葉が飛び交っていました。
このチームなら出来ると手応えを十分感じ選手達と共にホテルに帰る#30でした。

# 選手名
- 岡本 裕樹
11 小川 翔生
10 岡田 晃太郎
31 古角 祐太朗
9 亀山 浩太郎
- 浮田 恭平
- 板野 敬介
# 選手名
# 選手名 出場 打順 守備 打席 打数 安打 打点 得点 盗塁 二塁打 三塁打 得点圏打数 得点圏安打 三振 四球 死球 犠打 犠飛 併殺打 敵失 失策 盗塁阻止
- 岡本 裕樹 先発 1 - 3 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
11 小川 翔生 先発 2 - 3 3 2 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
10 岡田 晃太郎 先発 3 - 3 3 2 0 2 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
31 古角 祐太朗 先発 4 - 2 2 2 0 2 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
9 亀山 浩太郎 先発 5 - 2 2 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
- 浮田 恭平 先発 6 - 2 2 1 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
- 板野 敬介 先発 8 - 2 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
# 選手名 出場 打順 守備 打席 打数 安打 打点 得点 盗塁 二塁打 三塁打 得点圏打数 得点圏安打 三振 四球 死球 犠打 犠飛 併殺打 敵失 失策 盗塁阻止

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# 選手名
11 小川 翔生
18 大原 拓也
# 選手名
# 選手名 勝敗 投球回 投球数 失点 自責点 完投 完封 被安打 被本塁打 奪三振 与四球 与死球 ボーク 暴投 登板順
11 小川 翔生 40/3 0 3 2 - - 1 1 3 0 0 0 0 1
18 大原 拓也 S 10/3 0 2 1 - - 1 0 0 2 0 0 0 2
# 選手名 勝敗 投球回 投球数 失点 自責点 完投 完封 被安打 被本塁打 奪三振 与四球 与死球 ボーク 暴投 登板順

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