試合結果詳細

第41回全日本学童軟式野球西尾予選準決勝
中畑アローズ戦

昨年の公式戦は3度対戦があり、協会長杯Bで初勝利をした。前半戦は福地ファイターズらしい展開にに持ち込めず、流れを引き寄せることが出来なく2試合連続完封負けを喫した。協会長杯Bでは、最後まで我慢の野球ができ、中畑アローズが焦ったプレーにつけ込み勝利することが出来た。
今回も我慢できずに細かいミスをしたチームが負けてしまう、かなりプレッシャーのかかった対戦となる。この試合、中畑アローズにはサインがバレているため（特に捕手高原）ブロックサインを使うことにした。

先攻福地ファイターズ。1蒼太(三)、2福史(投)、3奏梓(中)、4玲有(一)、5大駕(捕)、6穂積(右)、7蓮(左)、8泰斗(遊)、9蓮弥(二)

後攻中畑アローズ。1伊藤(三)、2高原(捕)、3田川(投)、4正木(遊)、5久米(一)、6榊原(左)、7堀田(中)、8浅井(二)、9市川(右)

1回表、1番蒼太が四球で出塁するが、2番福史の初球にサインミスで盗塁を試みたが、捕手高原の矢のような送球で盗塁死。福史は投ゴロ（バント）、3番奏梓は空振り三振と結果三者凡退。
1回裏、1番伊藤を三ゴロ、2番高原も三ゴロ、3番田川の三飛を蒼太が落球し出塁を許す。4番正木の3球目に盗塁を決められ、二死2塁のピンチを招くが、正木の三ゴロを蒼太がリカバリーし先制点を与えない。

2回、4番玲有は遊直、5番大駕は空振り三振、6番穂積は二失でラッキーな出塁。7番蓮はバントエンドランを決め（練習では全くバントが出来ないのに…）、穂積の好走塁もあり、二死ながら2.3塁のチャンスを作る。そして、8番泰斗の4球目ふらふらっと上がった打球が投手、一塁手、二塁手の間にぽとりと落ち、ラッキーな先制点が入る。さらに、9番蓮弥の2球目に田川の暴投で暴走気味の蓮が生還し、2点目をもぎ取る。蓮弥は三ゴロ（バント）で攻撃終えたが、待望の先制点が2点も入る。
2回裏、5番久米は遊飛、6番榊原は三ゴロ、7番堀田も三ゴロと点を取った後を三者凡退に抑える。

3回表、蒼太は空振り三振、福史は二ゴロ、奏梓は左線二塁打で出塁するが、高原の送球に挟まれ挟殺死。
3回裏、8番浅井を遊内野安打で無死から出塁を許す、9番市川の大飛球を穂積がランニングキャッチで、流れが福地ファイターズに傾く。先頭の伊藤の強烈な三ゴロを蒼太が捌き、2塁へ送球、蓮弥がすぐさま1塁へ転送し、初めて5-4-3の併殺を完成させた。

4回表、玲有が四球、大駕が二失、穂積が四球で無死満塁の絶好の追加点のチャンスを作るが、蓮がドン詰まりの投ゴロで併殺（1-2-3）、D.E春真が遊直で追加点が取れず。
4回裏、高原は遊直、田川に中前安と盗塁で一死2塁のピンチを迎えるが、正木を捕邪飛、久米を遊飛に抑え、福史の気持ちを切らさない粘り強い投球が続く。

5回表、先発田川から伊藤に継投。9番蓮弥のDEで穂高、三遊間の鋭い打球を放つが鈍足により楽勝アウト、蒼太は三ゴロ、福史は遊直でなかなか追加点が奪えない。
5回裏、榊原は空振り三振、堀田のDE19番は見逃し三振、浅井のDE5番に右前安を浴びるが、市川を一ゴロに打ち取り、福史は無失点の好投を続ける。

6回表、奏梓は三ゴロ、玲有は1.2塁間へ鋭い打球を放つが右ゴロ、大駕は左飛で三者凡退に抑えられる。
6回裏、伊藤を三ゴロ、高原も三ゴロと強烈な打球を蒼太がことごとく捌き、中畑アローズ祖父江監督が堪らず、「サードには打つな！」と、まるで蒼太のプレーを褒めるような檄が飛んでいた。二死から田川にこの日2本目の中前安を浴び盗塁を決められ、二死2塁で4番正木。昨年の最後の打者は正木で相当気合が入っていると思われたが、意表を突くセーフティバントを決められ、2塁走者田川が本塁へ生還し土壇場で1点を返される。なおも二死2塁のピンチに久米を追い込み、最後は福史の投じた70球目で遊飛に打ち取り、大接戦を制し、見事決勝へ進出。

第41回全日本学童西尾予選突破まであと1勝。決勝戦は平坂スターズを撃破した、東幡豆少年野球クラブである。

投手ヒーロー：福史（6回70球、粘り強い気持ちの入った投球で中畑打線を1点に抑えた。）
打者ヒーロー：泰斗（貴重な先制タイムリーポテンヒットで、流れを引き寄せた。）
走者ヒーロー①：穂積（バントエンドランで隙をついた走塁でチャンスを広げた。）
走者ヒーロー②：蓮（バッテリーの一瞬の隙を突き、決勝点となる2点目の本塁を踏んだ。）
守備ヒーロー：蒼太(18アウト中7アウトを捌いた。蓮弥、玲有と共に初めて5-4-3の併殺を完成させた。)

昨年の協会長杯に続き、中畑アローズ戦2連勝となった。やはり、大事なのは相手のペースに飲み込まれずに自分たちが信じて練習してきたことが自然に試合で出せれば、必ず良い結果はついてくると思う。

決勝戦の東幡豆少年野球クラブ戦でも、きっちり自分たちのプレーが出来れば優勝できる。
最後は「絶対に優勝したい」、「負けたくない」と強い気持ちを持ったチームが優勝するはずだ。

優勝に向かって全力で勝ち切ろう。
Go Fighters!!!