試合結果詳細

2020年7月以来、実に約5年ぶりとなったフクダ電子野球部の公式戦。
コロナによる長い活動休止を経て、待望の復活試合となった。

文京区民大会1回戦の相手は、同じ2部所属のナインナイツ。気を抜けない相手に対し、我がチームは大エース・津田選手の復活登板で勝利を狙う。

初回、先頭のキャプテン河上選手がライト前ポテンヒットで出塁するも、後続が倒れて得点ならず。
その裏、復活のマウンドに上がった津田選手は、ブランクを全く感じさせない力強い投球。快速球と冴えわたるフォークボールで相手打線をねじ伏せ、三者凡退で最高の立ち上がりを見せる。

2回表には、青野選手が四球から盗塁、さらにワイルドピッチで待望の先制点。
その裏も、相手クリーンナップを危なげなく三者凡退に仕留め、流れを完全に引き寄せた。

そして迎えた3回表、フクダ打線がついに爆発する。
先頭・河上選手がエラーで出塁すると、初出場の中村選手が内野安打で続き1点を追加。続く津田選手が右中間へ鋭いタイムリーツーベースを放ち、一気に2得点。さらに相手投手の制球難を突き、四死球や押し出しで加点。最後は田川選手のダメ押しタイムリーでさらに2点を奪い、この回だけで9得点。試合を大きく引き離した。

勢いそのままに、3回裏も津田選手が力投。2三振を奪い相手を寄せつけない。
「あと1点取れば10点差コールド」という状況で迎えた4回裏、しかしここでアクシデントが発生する。先頭打者を追い込みながら、津田選手が右足をつってしまったのだ。しかも試合前に自転車で本郷から約10kmを走破していたとのことで、その疲労が影響したと思われる。
急きょ、三塁を守っていた新加入の中村選手が緊急登板。準備時間わずかの中、サイドハンドから剛球を投げ込み健闘するも、連続ヒットを浴びてノーアウト満塁の大ピンチに。ここで津田選手が足を回復させ、再びマウンドへ。絶体絶命の場面で戻ってきたエースに野手陣も声援を送る。前進守備の中、続く打者をピッチャーゴロ併殺に仕留めると、あと1アウトで試合終了の場面に。ところが、相手が意地を見せセンター前へ運び、惜しくも2点を失ってしまい、この回でのコールドは消えてしまった。

しかし、5回表に再びフクダ打線が爆発。押し出しや相手エラーに加え、河上選手・中村選手のタイムリーも飛び出し、再び9得点を奪取。完全に試合を決定づけた。

最後は、完全に復調した津田選手が再び2三振を奪う快投で試合終了。
フクダ電子野球部は、5年ぶりの公式戦を見事なコールド勝ちで飾った。