試合結果詳細

惜しい…とにかく惜しい。その一言しかでてこない…
悔しい…ここまでの悔しさはいつ以来であろうか。
久しぶりの晴天のなか、いつもより早い時間に集合したフューチャーズのメンバーは
気合に満ちていた。
果たしてどのような試合展開になったのか振り返っていきたいと思う。

試合のほうは、いい言い方をすれば「好ゲーム」
そうでない言い方をするなら、「1球の怖さを知ったゲーム」といったところだろうか。
悔しくない人はいないと言っていいほどの惜しいゲーム展開だったことは
間違いないと思う。

ルーキーズとの過去の試合を振り返ってみようと思う。
2015①ホーム：フューチャーズ3対21ATルーキーズ
　　　　　　　(長野　2安打3盗塁)
2015②ビジター：フューチャーズ6対11ATルーキーズ
　　　　　　　　(新鋭トリオ　秋元・三浦・若山　デビュー)

試合の方はというと、去年の対ルーキーズ戦ではまったくと言っていいほど
歯が立たなかった我がチームが、『成長の証』を見せることができたと思う。
ここまで緊迫した大熱戦は、フューチャーズの草野球史に残るだろう。

初回、異様な雰囲気のなか、そんなことはもろともせずに先発坂本は、
ビシッと無失点に抑えてみせる。強心臓の持ち主である。
1回裏の攻撃、是が非でも先制点がほしいフューチャーズの1番を任されたのは、
ここ数試合で1番で好調をキープしている秋元。前回1番に入った際も、
3安打2打点とチームの勝利に貢献！
この試合も、いきなり粘っての四球を選ぶ。
3番には、昨シーズンのリーグ戦王。リーグ戦にはめっぽう強い小川が打席に立つ。
軽々とライトへヒットを放ち、チャンス拡大！
がしかし、そう簡単に点を取らせてはくれない。後続が倒れ、初回は0点で終了。

2回表、坂本のストレートを「狙い撃ち指示」がでていたのであろうか、
連打をくらい、先制を許してしまう。
ここでひるむことがないのが坂本のメンタルの強さである。

2、3回とフューチャーズは三者凡退に抑え込まれる。
なんとかして打開していかなければ、いつも通り1-0で負けてしまう展開
ではあったが、このあとにドラマは待っていた。

4回裏の攻撃、2番長野(裕)から始まる好打順も、簡単に2アウトになってしまう。
「なんとかしないと負けてしまう」とベンチで考えていたところ、
『大黒柱』小高が打席へ。
一瞬だった。高めのストレートを力強く打ち返し、レフトスタンドポール際へ
打球が飛んでいく！！なんと一振りで同点ホームランを放って見せた！
これでスコアは1対1。勢いと流れはこちらに傾いたかにみえたが…

6回表、坂本にも疲れが見え始め、先頭バッターに四球を与えてしまう。
ここから負の連鎖が始まってしまう。
負の連鎖の中身は、それぞれが反省して次に活かしていきたい。
一挙に3点を奪われてしまい、万事休す…
坂本の好投をまたしてもつぶしてしまった。

結果、7回もランナーを出しながら1本が出ずゲームセット。
悔しいが、去年から考えると大健闘なゲームをして見せた。

全員が悔しかったに違いない。必ずこの気持ちを忘れずに
10月以降の試合に生かしていかなければならない。
そして、健闘して負けた試合から、勝つ試合にしていければと思う。

今回、スポットを当てるのは、『チームの大黒柱』小高達也である。
フューチャーズ発足メンバーで、当時から4番キャッチャーとして活躍。
ここ一番での打撃の鋭さ、勝負勘、チーム愛は素晴らしい。
昨シーズンは、首位打者(.396)・打点王(19打点)の2冠をマークする一方で、
投手としても投手陣の谷間でなんなく先発するなど、活躍の幅が広い。
今シーズンは巨人の阿部同様、故障からファーストへと活躍の場を移し、
9/28現在で2本塁打(柵越え)・OPS.925を記録している。
まさに記録ずくめの小高さんは、試合で勝つのに不可欠である。
今後の活躍にも期待である。

守備という面で目立ったのがこの人、この日初めて背番号44の
ユニフォームを着てプレーした田嶌大華。
坂本のカーブをおっつけて打ってくる為、打球がセカンドへ集中するも、
最後までキチッとボールを見てさばいてしまう。
ザ・セカンドベースマンと言いたい。
あまり表情には出さないクールな一面もあるが、
フューチャーズにはなくてはならない存在となってきている。
『内野の要』から次に狙う先は、バットでの活躍を期待している！

投手は、2016年シーズンもっとも『エース』に近い男　坂本亮太。
前回のアマティアス戦の7回1失点(自責点0)に続き、先発を任される。
ルーキーズとは初対戦になるが、どんどん振ってくる打者に対して、
冷静にコントロールしていたように思える。
長野との同い年バッテリーは息が合うように思う。
今回も、好投するも惜しくもまた負け星をつけさせてしまった。
非常に申し訳ない…。バッターは、「坂本君に勝ち星をつける」ことを考え、
10月以降は打っていきたい。

これで、リーグ戦3勝4敗とまたしても1つ黒星が先行。
上位チームをアッと驚かせる試合をして、「勝ち」を掴みたい。

個々の練習(バッティングセンターなど)も飽きずに行ってほしい。