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公式戦

2017/8/1(火) 10:00〜

火曜日平日リーグ

チームロゴネッツトヨタ東京野球部
チームロゴフューチャーズ
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
チームロゴ ネッツト… 0 0 0 0 0 0 0 0
チームロゴ フューチ… 0 0 0 2 0 5 7

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ついに…ついに…悲願が叶いました!
(大げさですが)チームにとって創設以来、歴史的な勝利を飾ることができた!言葉で説明をするのは難しいが、今まで戦ってきた人達と盛大に分かち合いたいと思う。特に創設メンバーやリーグ戦で何度も敗戦を味わった同士たちとはこの勝利を噛みしめようと思う。『上昇軍団』は、どこまでも高みを目指して戦い続けている!
この試合を前にして、我がフューチャーズとネッツトヨタ東京は火曜日平日リーグでともに首位に立っていた。要するにこの試合を取った方が、「リーグ戦全体の主導権」を握ることになるのは明白であった。むしろ、フューチャーズとしては絶対に負けられない戦いであった。

運命の試合となった会場は、前回のリーグ戦のアマティアスと戦った球場と同じ北本総合公園野球場である。アマティアスとの試合は、21対0と圧倒的な勝利を飾れた。しかし、高温多湿でベンチにいても日差しは遮れず、グランド特有の暑さがこもる感覚になり、ダウン寸前のメンバーが続発したので警戒していた。この日も、雨の予報が出ていたはずが、試合が始まってみれば完全に夏の猛暑が顔を出していた。こういう時は、試合の中での「集中力」「スピード感」が大切になってくる。
球場の紹介は以前にすでにしてあるので、簡単なグランド周辺の施設紹介といきます。このteamsには、グランド検索をすると、グランド周辺のお店の紹介欄がある。そこには、疲れた体を癒してくれる「湯花楽北本店」が紹介されている。ぜひ写真を見てほしいが、試合をして汚れた体・疲れた体にみんなで銭湯にいくととても疲れが取れるので、行ってみては?ここだけのお得なクーポンもあるので、ぜひ見てほしい。以上。

話が脇道に逸れてしまったので、本題に戻るとする。
ここで過去(昨年)の試合を振り返っていこうと思う。
2016①ホーム:フューチャーズ0対17ネッツトヨタ東京野球部
        (チーム全体1安打、先発19坂本5回自責点2)
2016②ビジター:フューチャーズ1対12ネッツトヨタ東京野球部
       (25渡邊初出場2塁打、先発19坂本5回自責点3)

2017①ビジター:フューチャーズ5対7ネッツトヨタ東京野球部
        (1番小川・2番後藤マルチ安打、7小高2打点)

ネッツトヨタ東京野球部とは、過去5戦で0勝5敗。毎年二桁失点での敗戦が続き、得点も昨年までの4戦でたったの5点のみ。しかも、昨年に限っては1得点と完全に抑え込まれていたフューチャーズ打線。さらに詳しく見ていくと、四死球や失策で出塁はしているものの安打を放ったメンバーが、たったの4人(7小高、12後藤、22小川、25渡邊)ということで、よほどチャンスが作れていないのがわかる。打線だけではない、投手陣も打ち込まれていた印象が強い。2015年は20失点、2016年は29失点。もちろん守備の乱れなどがあった為、誰の責任というのはまったくないが4試合で49失点と苦しんでいた。
悪い数字ばかり見ていてもあれなので、良いところも見ていく。昨年は、ホーム戦では5回までに0対3の3点ビハインド、ビジター戦では4回まで1対0の1点リードと試合の中盤まではそこまで点差が開いていなかった。それは、投手陣の踏ん張りはもちろん、無駄な四球や守備のミスが大幅に減ったことが一番の原因だと思う。しかし、打撃・得点という意味ではなかなかそう簡単には扉をこじ開けられていなかった。そういった意味でも2017年のネッツトヨタとの戦いのキーポイントは『打撃陣・得点力』になると思っていた。この予測は、果たしてどんな形で表れたのだろうか。

ここまでチーム好調の要因を毎回のように探ってきたが、今回は「原動力その⑤」を考えていきたいと思う。ちなみに、今までの好調の原動力は過去の試合の戦評で振り返っているのでぜひ見てみてほしい。
原動力その①…超攻撃的1・2番
原動力その②…戦力の厚さ
原動力その③…勝利の方程式
原動力のそ④…機動力
今回見ていく「原動力その⑤」は、『経験と新戦力』である。ざっくりしていてなんだかわからない人もいるかもしれないが、付き合ってほしいと思う。フューチャーズは2014年冬に発足して、毎年毎年高みを目指して練習や試合を重ねてきた。毎年新戦力が入団してくる中で、初期メンバーもチームの屋台骨として支えてきた。そして迎えた2017年。初期メンバーの5長野・6齊藤・7小高・14長野(裕)・36坂口・55星野と毎年入団してくるメンバー全員の力が融合して、大きな歯車が動き始めた。この試合も、F(フューチャーズ)歴が長い5長野・7小高・22小川が内外野でチームを鼓舞していた。打線でも、1番小川・4番小高・6番長野のポイントに配置して1点でも多く得点を奪えるように試みた。また、実力者ではあったがなかなか起用の機会が巡ってくなかった「新戦力」の4中田・77鈴木をスタメンに抜擢した。4中田はこの試合が2試合目の出場。試合での活躍はこの後見ていく。77鈴木に至ってはこの試合が体験として初出場となった。
このように毎試合、「経験の豊富なメンバー」と「活気のある新戦力」の融合が相乗効果を生み出しているのではないだろうか。

注目の試合を振り返っていきたいと思う。
注目&大事な先発は、チームの勝ち頭4勝をマークしている10滝沢。昨年、最優秀防御率のタイトルをものにしたのは嘘ではなかった。現在、防御率も0点台、四死球もわずか4つのみ。ということで残るは満を持してネッツトヨタ戦に先発して勝利すれば…といったところまできていた。2015年には先発22小川が2敗、2016年には先発19坂本が2敗。2017年ビジターでは先発19坂本が悔しい負け。この5敗分をしっかりやり返す準備はできていた。

初回、先攻のネッツトヨタ東京野球部は先発10滝沢の出鼻をくじいていきたいと考えていたに違いないが、10滝沢は落ち着いて立ち上がり先頭打者を空振り三振に切って取った。2番打者にはヒットを許したものの、一発長打がある怖いクリーンアップも自分のピッチングを出して抑えた。10滝沢には珍しく初回で2個も空振り三振を奪っていたということは、「相当調子が良いのではないか」と考えていた。

1回裏。是が非でも先制点を欲しいフューチャーズ打線は、完全にリードオフマンとして定着した22小川が1番に座る打線。22小川はリーグ戦3試合連続の「1番センター」のスタメンで出場となった。しかも、22小川はネッツトヨタに相性が良く、この試合が始まる前段階で9打数4安打で打率.444の成績を残していた。他の打者に比べて、速球にめっぽう強いヒットメーカーだからこその成績である。しかし、ここでは抑えられてしまう。2死で回ってきたのがチームの枢軸の一人である3番25渡邊。昨年、当時体験として参加していた若武者は、いきなりフェンス直撃の2塁打を放っていた。そこから25渡邊は「チームの枢軸」まで成長した。2017年のここまでの成績を見ればわかると思うが、その活躍もこのネッツトヨタ戦でさらに打つ為の布石だったに違いない。この打席も、コースに逆らわずにライトへ流して2塁打を放って見せた。簡単に3人で終わるのではなく、ひとりでもランナーを出して相手にプレッシャーを与えることは大事である。得点圏にランナーを置き、4番7小高に回ってきたが、少し上がりすぎてしまいレフトフライで初回の攻撃終了。

思っていたよりも、お互いにあっさり初回は終わった感じがしたが、これはまだ序章に過ぎなかった。
2回表。この回先頭の相手打者は、今年のビジターゲームで3ランホームランを放っている無類の強打者。ここで10滝沢は真っ向勝負を挑む。コースを投げ分けることも意識しながらも、ここでは力で押す投球を披露した。相手打者が振り抜いた打球はレフトへ大飛球が飛ぶ。しかし、不慣れなレフトを守っていた77鈴木はいとも簡単に落下地点へと向かって好捕した。そうやすやすとはアウトにならないのが常勝軍団。10滝沢も雰囲気に押されることなく後続も抑えて三者凡退に切って取り、投球にリズムが出てきた。

2回裏。先頭は、急遽体調不良で欠場の19坂本に代わって5番に入った10滝沢からの打順。チーム内でも特に打撃好調をキープしているだけに、1本が期待されたが三振に倒れる。6番5長野も凡打に倒れて、2死走者なしで迎えた7番8高橋。フライアウトが目立つなかで、しっかりとボールを見極めることを重視して打席に入った8高橋は、追い込まれながらも冷静に四球を選んだ。ここから8高橋が試合を動かし始める。8高橋は、続く8番77鈴木の打席で、二盗・三盗を成功させる!こういう攻め方もあると風穴を開けた感じである。77鈴木もフルカウントまで持ち込むが凡退で2回も無得点で終了。

両チーム無得点で迎えた3回表。相手は打線の巡りで下位打線であったが、気を緩めることなく「目の前の打者1人1人にきっちりとアウトを取っていく」ことを実行して、2イニング連続三者凡退に切って取る。

3回裏。フューチャーズ打線も9番4中田から始まる打順の巡り。打順も2順目に入るがこちらも三者凡退に終了してしまう。3回までに、全9個のアウト中の6個はフライアウトとこちらも相手の術中にハマってしまっていた…。この後の4イニングを何かを変えていかなければならないとと思っていた。

4回表。先頭打者から始まる大事なポイントとなるイニングで、一番得点につながる先頭は抑えるも、続く2番打者に対して深いショートゴロが飛び、送球が多少ずれて惜しくも出塁を許してしまう。1死1塁で3番打者は2ストライクまで追い込むも死球…。1死1・2塁。最大のターニングポイントで先発10滝沢は『進化』を見せる。4番打者に対して、捕手25渡邊を信じてインコースへ投げ切った!!空振り三振!2死1・2塁となり、1打席目にレフトへ大飛球の5番打者に対しても真っ向勝負!!連続の空振り三振に抑える。
素晴らしい!!三振の欲しい場面で三振が取れるのは本当にすごい。

4回裏。3番25渡邊から始まる好打順で、勝利を手にするにはこの回が勝負だと踏んでいた。ミートしつつ芯でとらえた打球は、ショートへ転がり、内野安打か?!に思われたが、疑惑の判定もありアウトになってしまった。痛すぎるアウトに思われたが、続く4番7小高は冷静だった。追い込まれながらも無理に手を出さずに四球を選んで出塁した。しかし、5番10滝沢もフライアウトになってしまい、2死1塁となって6番5長野に回る。得点圏にランナーを進めたい場面で「機動力」発揮。7小高がスタートよく盗塁に成功し2死2塁、5長野も四球を選び、2死1・2塁のチャンスまでこじつけた。迎えるは7番8高橋、すでに2盗塁を決めている男は、ここで打ってラッキーボーイ的な存在になれるか注目であったが、ここ一番の場面で期待に応えるのが8高橋である。強烈なレフト前ヒットを放ち、相手守備が乱れている間に待望の先制点を奪うことになる。まさにラッキーボーイ!さらに畳み掛けたい場面で、8番77鈴木は浮いてきたボールをコンパクトに弾き返してタイムリー!この得点は相手にとっては非常に重い得点になったと思う。

ついに均衡が破れ、4回裏にフューチャーズ2点先制。しかし、ここからのイニングが本当の勝負となるのだった。実はフューチャーズは、ネッツトヨタに対して過去2試合連続で先制点を奪いながらも逆転を許していた。
5回表。ここまで4イニングで56球を投げていた10滝沢は、投球数以上に神経を使っていたので疲れているとは思う。この試合初めて先頭打者にヒットを許してしまうが、ショート・セカンド・サードそれぞれに難しい打球が飛ぶも無難に処理して終了する。

2対0の2点リードで迎えた5回裏。早く追加点が欲しい展開で、9番4中田が多少疲れの色がでてきている相手の先発投手の速球に対して、ライトへ入団後初ヒットをここで記録する。無死のランナーを大切にしたいところであったが、相手も踏ん張りを見せて抑え込む。なかなか主導権を握ったようには感じないまま6回の攻防に突入する。

6回表。「悲願の勝利」まで残りアウト6つ。守りに入ってはいけないが、どうしても守りの気持ちにはいってしまう。それに加えて、猛暑で集中力が落ちてくる。さすがに10滝沢も疲れが出始めたのもあり、下位打線だったが、またしてもヒットで無死の出塁を許してしまう。しかし、ここでもギアチェンジをしてこの日5個目の奪三振を奪うなど後続を切って取る。

6回裏。お互いのチームが我慢勝負になってきたが、ついにネッツトヨタのほうが先にほころびが出始める…。この回先頭の4番7小高へは初球死球で簡単に出塁を許し、5番10滝沢と6番5長野は連続四球であっという間に満塁のチャンス到来!ここで回ってくるのが、この日のラッキーボーイ8高橋。ここで回ってくるのだから、『もっている』と思う。2打席とも出塁しているノッてる男はここでも振り抜いた!打球は、前進守備の内野の深いエリアに落ち、タイムリーヒットとなった!彼の持ち味の『思い切り』がでた。続く8番77鈴木、9番4中田も連続押し出し四球となり、思わぬ得点が入った。これで5対0と5点リードに変わった。
そして、8高橋はここでは終わらない。走者として三塁までくると、誰しもが思いつかないことをやってのける!それは浮足立っている相手投手の隙をつく「ホームスチール」!相手ミスも重なり、この回一挙5点を奪うことに成功。7対0の7点リードで最終回を迎えることになった。

7回表。あと3人を抑えれば、悲願の勝利を飾れるが最終回には魔物が澄んでいる。本来は、「勝利の方程式」を駆使して抑えたいところだが…19坂本・35森田はいない。すでに84球を投げていた10滝沢は、疲れがピークにはきていたに違いない。先頭の相手4番打者は、粘りに粘って四球を奪う。そして、制球が甘くなってきたこともあり、6・7番に連打を打たれて1死満塁の大ピンチ。「点差は関係ない。この場面をしっかり抑えよう」と守備のタイムを取り、10滝沢は息を吹き返した!欲しい場面で空振り三振を奪う。最後の打者もセンターの22小川が好捕してゲームセット!!!

やっと勝ちました!!!みんなの力で勝ち取った勝利だと思います!
これで、ネッツトヨタ東京野球部から初勝利となり、通算1勝5敗となった。リーグ戦での『天王山』と意気込んで戦った試合に勝利し、リーグ戦も9試合終了で、7勝2敗で単独首位に立った!もう直接対決がないので、互いに意識しながらの戦いになる。がフューチャーズは実績もなにもない雑草チームなので、何も意識せず「常に挑戦」で頑張りたい。

この日の輝きプレーヤーは、「投」の10滝沢大樹。「打」の8高橋俊光。「新戦力」の鈴木・中田。「投」の滝沢は、今まで1度も勝利したことがないネッツトヨタ東京打線相手に対して、おどおどせずに積極的にインコースをついて完投を完封勝利で飾った。これで今シーズンの成績を5勝1敗1Sまで伸ばした。防御率は、驚異の0.54。良い成績は残してほしいが、怪我にだけは注意してほしい。「打」の高橋は、いうまでもなくこの試合をリードした。満塁でのタイムリーを含む2安打1打点3盗塁は申し分なし!
「新戦力」鈴木は、たったの2打席で結果を出して見せた。また、守備の器用さやコーチャーを率先しておこなうチームプレーの気持ちは大きい。中田もうれしい初ヒットが生まれ、ほっとしたに違いない。ライトという不慣れなポジションも軽くこなしていた。バイプレーヤーはチームに不可欠である。

最後に、スタメンに名を連ねる人は必ずベンチスタートの人に『感謝の気持ち』を持ってプレーしてください。

8月のリーグ戦はこれで終了。
9月・10月のプレッシャーがあるなかでの戦いに注目である。

# 選手名
22 小川翼
34 浅井龍介
25 渡邊悟
7 小高達也
10 滝沢大樹
5 長野宏
8 高橋俊光
77 鈴木良祐
4 中田一也
# 選手名
# 選手名 出場 打順 守備 打席 打数 安打 打点 得点 盗塁 二塁打 三塁打 得点圏打数 得点圏安打 三振 四球 死球 犠打 犠飛 併殺打 敵失 失策 盗塁阻止
22 小川翼 先発 1 4 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0
34 浅井龍介 先発 2 4 4 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
25 渡邊悟 先発 3 4 4 1 0 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0
7 小高達也 先発 4 3 1 0 0 0 2 1 0 0 0 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0
10 滝沢大樹 先発 5 3 2 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0
5 長野宏 先発 6 3 1 0 0 0 2 0 0 0 0 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0
8 高橋俊光 先発 7 3 2 2 0 1 1 3 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0
77 鈴木良祐 先発 8 3 2 1 0 2 1 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0
4 中田一也 先発 9 3 2 1 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0
# 選手名 出場 打順 守備 打席 打数 安打 打点 得点 盗塁 二塁打 三塁打 得点圏打数 得点圏安打 三振 四球 死球 犠打 犠飛 併殺打 敵失 失策 盗塁阻止

※左右に横スクロールするとさらに細かい情報を見ることができます

# 選手名
10 滝沢大樹
# 選手名
# 選手名 勝敗 投球回 投球数 失点 自責点 完投 完封 被安打 被本塁打 奪三振 与四球 与死球 ボーク 暴投 登板順
10 滝沢大樹 70/3 0 0 0 4 0 6 2 0 0 0 1
# 選手名 勝敗 投球回 投球数 失点 自責点 完投 完封 被安打 被本塁打 奪三振 与四球 与死球 ボーク 暴投 登板順

※左右に横スクロールするとさらに細かい情報を見ることができます

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