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公式戦

2018/4/10(火) 9:50〜

火曜日平日リーグ

チームロゴハイディーズ
チームロゴフューチャーズ
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
チームロゴ ハイディ… 1 0 0 1 0 0 0 2
チームロゴ フューチ… 0 0 0 0 2 0 1 3

森田翔

S

-

コメント

ついにリーグ開幕!!!フューチャーズはリーグ戦に参入して実に4年目のシーズンを迎える。昨年は、11勝3敗で悲願の初優勝を果たしたが、今年はチーム数も変わり、『13勝』『Aクラス維持』を目標にしていきたいと思う。一つ一つの勝利を積み重ねる…そうすれば、おのずと「頂」が見えてくるのではないだろうか。

過去のリーグ戦を振り返るのは、のちのちとして、2018年開幕ゲームは、19坂本の劇的なサヨナラホームランという形で幕切れとなった!!サヨナラ勝ち自体少ないなかで、まさかの開幕サヨナラホームランをやってのけた男…『あっぱれ』である。
そして、昨シーズンの9月からのリーグ戦の連勝を「5」まで伸ばした。サヨナラ勝ちは奇しくも2016年4月のリーグ開幕戦以来、2度目ではないだろうか。ホームランでの決着は初めてである。自分の野球人生でもこんな経験は初めてである。

過去のリーグ戦を振り返っておく。
<フューチャーズ>
●リーグ戦 通算(2015~2017) 38試合 19勝18敗1分け
2015年(7チーム) 5位 4勝8敗 勝ち点12
2016年(7チーム) 5位 4勝7敗1分け 勝ち点13
2017年(8チーム) 優勝 11勝3敗 勝ち点33

試合を組むこと・ストライクを取ることなどがやっとだったチームが、徐々に「チーム力」が結集して、リーグ戦参入して3年目で飛躍を遂げる。二桁の11勝を果たして悲願の『初優勝』を遂げたということになる。
どのように強くなってきたのかは、過去の試合コメントを覗いてもらえればと思う。

試合の総評はというと、1~3月まで練習や練習試合で徐々に試合勘みたいなものを取り戻してきたチームが開幕に合わせてきたといったとこであろうか。最終的にはホームランという「飛び道具」がでたが、しっかりとロースコアゲームをものにした。打撃陣は、散発のヒット3本と「リーグ最高峰の左腕」相手に打ちあぐんだが、その3本の安打それぞれが大きな意味を持っていた。代打28丹羽の反撃のタイムリー3塁打、25渡邊の流れを食い止める3塁打、19坂本の柵越えサヨナラホームランの3本である。次回以降は、全員で攻める打「線」になるともっと良いと思う。また、開幕投手19坂本は、ピッチングでもまさに粘りの投球を披露した。負傷してあのピッチングができるのだからさすが『エース』は違う。

今回使用した球場は、ホームグランドの「伊奈町記念公園野球場」。リーグ戦では、通算4勝2敗1分けと勝ち星が先行している。また、昨年から比較的柵越えのホームランが増えてきている。少し打者有利のグランドと見ても良いのだろうかと思う。
「伊奈町記念公園は、昭和48年に開園されました。現在はバラを始めとする季節の花が咲き乱れる花園や、さまざまなスポーツ・レクリエーション施設があり、子どもからおとしよりまで楽しめます。仲間どうしで野球やテニスをしたり、子どもたちが野外でのびのび遊べる大砂場、キャンプ場などの施設がいっぱい。
また、ゆったりとした園路が園内を巡るように設置されていますので、公園をながめながら、散歩もできます。
そのほか、いろいろなレクリエーションに対応できる多目的広場や水遊びができる水辺の広場などもありますので、1日中楽しめます。」とのことです。

ここで過去の試合を振り返っていこうと思う。
2017年ビジター:フューチャーズ6対4ハイディーズ
   (19坂本・14長野裕1安打1打点、10滝沢6回自責点0勝ち投手)
2017年ホーム:フューチャーズ1対3ハイディーズ
   (34浅井2安打1打点、10滝沢4回2失点)

ハイディーズさんとは、過去2度の対戦がある。昨年リーグ戦に参戦してホーム&ビジターで1度ずつである。毎回完全にがっぷり四つの戦いを演じている。まさにリーグ戦のターニングポイントの戦いということになる。試合展開もお互いに投手が整っている為、ロースコアの展開が多い。点差もすべてが1~2点差までになっている。「大事な開幕戦」ということになる。

この日の先発(開幕投手)は、満を持して「エース」19坂本が登板。仕事などの関係もあり、投手層がやや薄目になりがちのチーム事情の中、背番号19に登板過多となって申し訳なかったが、そんな中で開幕を迎えた。開幕ゲームの独特の雰囲気や試合途中の負傷などさまざまな展開となったが、19坂本はそれをも越えて見せた。内容は、このあと振り返る。

初回、ハイディーズ打線が19坂本の立ち上がりを攻めたてる。比較的、立ち上がりに乱すことの少ない先発19坂本だが、今年に限っては初登板のWASABI戦・GRADE RIZE戦に続き、リーグ戦のハイディーズ戦でも初回に得点を許してしまう。この試合も、ランナーを溜められてから味方エラーにより初回に1失点を許す。チーム事情で登板過多になりすぎて申し訳ないと思う。ここからビハインドの展開での試合が続くことになる。

0対1の1点ビハインドで迎えた1回裏。今季、開幕戦で1番に座ったのが34浅井。昨季中盤から調子を上げて、規定打席に到達してチーム3位の打率.326、チーム5位の出塁率.404をマークするなど活躍した。今年は、練習試合から主に1番に座っていた。「不動の1番」になれるよう頑張ってほしいところである。そんな34浅井は、ここでは凡退に終わってしまう。「粘りの守備職人」の2番44田嶌が入る。内野のどのポジションも高いポテンシャルでこなす44田嶌は、今年は打撃でもチームに貢献する。1死から四球を選び、クリーンアップに繋ぐ。絶好調の3番25渡邊は、落ち着いて四球を選ぶ。1死1・2塁のチャンスで「大黒柱」4番小高に打順が回る。この試合に人一倍強い思いで挑んだ背番号7だったが、ここでは凡退となってしまう。5番19坂本も倒れて、すぐに同点に追いつくことができずに次イニングへと移る。

2回表。立ち直りのきっかけを作るイニングにしたい先発19坂本。徐々に思い通りにコースにボールがくるようになり、中軸打線を相手にしっかりと投げ分けして、たった13球でピシャッと抑える。流れというものを自チームへ引っ張ってくることに成功する。

2回裏。早めに同点に追いつきたい打線は、6番8高橋からの打順。今シーズン、序盤から調子良く打点を積み重ねている8高橋は、開幕6番の座を射止めた。2017年序盤は代打中心に経験を重ねて好機を狙ってきたが、中盤から最終盤では当たり前のようにスタメン定着したこの男。1打席目は、良い当たりがでるもライトライナーで終わる。7番5長野は、持ち前の粘りのバッティングを見せるも、8球粘ったが出塁までこじつけることができずに凡退で終了する。2死で回ってきた8番4中田は、嬉しい開幕スタメン出場となった。がここでは、三振に倒れてしまう。

いまだ0対1の1点ビハインドのままの3回表。相手打順も2順目に差し掛かるところで、どう抑えていくかを考える。立ち上がればこちらのものといった所で、19坂本はコーナーに投げ分ける投球を維持する。なんなく14球で抑える「省エネ」投球をして見せた。さすがのマウンドさばきである。「流れ」は完全にこちらに向いてきているように思われたが…。

3回裏。ここまでくると、次の1点が勝敗を分けてきそうな展開となってきた。先頭バッターで9番11柳沼が打席に入る。主に5・6番に座ることの多い11柳沼をあえて9番に据えて、「打線の波」を2度に分けることにより、打線の活性化につなげることが狙いである。これ以上は戦略的になるので、チーム内で話すとする。そんなこの試合のキーマンに掲げられた11柳沼は、きっちりと捉えた打球をセンターへ放つが正面のライナーに終わる。しかし、この手ごたえがこの後の試合に大きく影響を及ぼしてくる。定位置「最下位の打順」に座りつづける35森田は、今年のリーグ戦も大事な打線を『つなぐ』役割を担う。そんな35森田は、バットも新調して心機一転、「打てる男」へとチャレンジを続ける。この打席も凡退には終わるが快音を残した。1番34浅井も倒れて、2イニング連続の三者凡退に終わる。どうやって打線を動かしていくか…長野は考えていた…。

0対1の1点ビハインドのまま4回表。注目の次の1点がまさかの展開で入ることになる。ここまで1失点で抑えてきた19坂本がある1球から足を負傷して、四死球を出してしまう。そこに不運なヒットなどが重なり、一気にランナーが溜まってしまい、ここぞとばかりに2順目の相手上位打線が襲い掛かる。心が折れそうな場面ではあったが今出せる力を振り絞り、19坂本は投球を続ける。ギリギリの打球が続き、味方エラーも重なりここで相手にとっては欲しかった1点が入る。しかし、19坂本は持ちこたえて最少失点で切り抜ける。0対2の苦しい場面ではあったが、ベンチは諦めるムードはまったくなかった。

0対2の2点ビハインドの4回裏。残る攻撃は4度。7イニング制の野球では「先取点」が大きく試合を左右する。しかし、2017年優勝のフューチャーズは、そう簡単には終わらない。と言いたいところだが、この回は2番44田嶌から始まる好打順も、3イニング連続の三者凡退に終わってしまう。何か変えていかないとリーグ最強左腕を打ち崩すことはできない。

5回表。前イニングに負傷した19坂本は、この回は気迫のピッチングを披露した。疲れの色も見えたが、原点の「打ち取る投球」でたったの11球で仕留めて見せた。この気迫の投球が苦しい展開を強いられていたフューチャーズ打線をついに甦らせた!!19坂本はここまで。5回を投げて2失点ながら自責点0・被安打3・奪三振2の出来となった。負傷部分の完治が今後のチームの行く末を左右するのではないだろうか。じっくり治してほしい。

5回裏。残り3回の攻撃で2点をどう追いついて、追い越すか…。この回先頭の5番19坂本は、焦らずボールを見極めてストレートの四球を選ぶ。5イニング目にして初の先頭打者の出塁となった。これを生かせるかが結果的にこの試合の最大のターニングポイントとなった。自身の盗塁と7番5長野の進塁打で2死3塁のチャンスを拡大する。ここで思い切って代打策に踏み切る!8番4中田に代わり、入団間もない28丹羽が打席へと入る。1ボール後の2球目…コンパクトに振り抜いた打球がライト線を大きく破っていく!!現役時代に実績十分の男が、ここで値千金のタイムリー3塁打を放った!これで1点を返して1対2、なおもランナー3塁とチャンスが続く。続くは9番11柳沼。まさに「打線の波」が回ってきた形になる。強い気持ちで振った打球は、3塁のミスを誘い、その間に3塁ランナーが生還!この回に一挙同点に追いつくことに成功した。少ないチャンスを見事に生かして、2対2の同点。ここからがある意味本当の戦いが始まる。

起死回生の同点劇で2対2となり迎えた6回表。この回から、19坂本からバトンを受けて「6回の男」35森田が登場。この流れは昨年であれば、定石の勝ちパターンである。この日の35森田は、目つきが違っていた。獲物を捕らえるかのごとく、1打者1打者を寄せ付けない圧巻の投球を披露する。余分球も使わず、打者3人をわずか12球で仕留める。この気迫が、息を吹き返した打線をさらに盛り上げる材料となる。

6回裏。2対2のままでは終わりたくないフューチャーズ打線は、3順目の1番34浅井からの好打順。しかし、この日の34浅井は緊張からだろうか、本人も悔しい守備でもやや精彩を欠き、打撃も振るわず3打席目もあえなく凡退に終わる。2死走者なしで3番25渡邊へと打順が回る。昨年から柵越え1発が十分ありえることが証明されていたが、ここでもライトオーバーの3塁打を放った。ただでは終わらないのが好調を維持する25渡邊である。ドラマチックな展開で4番7小高へと打順が回ってきた。気合いが違っていたのは、見ている周りは思ったにちがいない。実にファール・ファールで7球粘り、打てるボールを待っていた。8球目…空振り三振に終わる。こんなチャンスで幾度となくチームを救ってきた「大黒柱」の姿、また近いうちに見られることを祈っています。この回はここまで。同点で最終回へと試合は移ってゆく。

2対2の同点の7回表。ピシャッと抑えて裏の攻撃につなげたいイニング。35森田は圧巻の投球を続ける。なんと3打者をわずか8球でねじ伏せる。この回は、恐ろしいくらいのストレートを投げていたように思える。勝ち越しの予知すら与えないピッチングでこの時点でチームの負けを消す。あとは勝ちきるのみ…。

7回裏。「裏」の利を最大限に活かすことのできるイニング。点を取ればその時点で決着がつく。先頭は、5回に同点劇の口火を切った5番19坂本。しかし、19坂本は負傷していて全力疾走ができない状態。もう狙うはひとつしかない状態だった。1ボールからの2球目…。真芯でとらえた大飛球は、センターへ一直線で飛んでいく!フェンス直撃か!柵越えか!?と考える間もなく打球はフェンスをはるかに越えていった!!
『サヨナラホームラン!!』19坂本は、ホームランを放った!ベンチから飛び出したナインに出迎えられて、見事3対2でゲームセットとなった。
な、なんと劇的な勝利なんだろう。リーグ開幕戦は劇的な勝利で決した。

「勝つこと」は大変だということを改めて実感した試合だと思った。2017年とは違う戦い方をしないと上へはいけないと実感した試合でもあった。まだまだ余力はあるはずである。特に打線はまだまだ活発になるはずなので、しっかりと地に足をついて試合を試合をしていきたい。

<この試合のヒーロー>
19坂本亮太…2018年開幕戦に続き、リーグ戦開幕も登板。試合途中に負傷するも5回まで気迫で投げ切る。最後は、柵越えのサヨナラホームランでチームの勝ちを手繰り寄せた!

35森田翔…6回からリリーフ登板し、圧巻の投球を披露。劣勢のなかでチームに流れを呼び寄せる活躍を見せる。

28丹羽直哉…入団後わずかでリーグ戦に代打出場。緊迫の場面で、起死回生のタイムリー3塁打を放つ。ここ一番に強い強心臓の持ち主。次戦以降の活躍に期待である。

# 選手名
34 浅井龍介
44 田嶌大華
25 渡邊悟
7 小高達也
19 坂本亮太
8 高橋俊光
5 長野宏
4 中田一也
28 丹羽直哉
11 柳沼大輔
35 森田翔
# 選手名
# 選手名 出場 打順 守備 打席 打数 安打 打点 得点 盗塁 二塁打 三塁打 得点圏打数 得点圏安打 三振 四球 死球 犠打 犠飛 併殺打 敵失 失策 盗塁阻止
34 浅井龍介 先発 1 3 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
44 田嶌大華 先発 2 3 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0
25 渡邊悟 先発 3 3 2 1 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
7 小高達也 先発 4 3 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0
19 坂本亮太 先発 5 3 2 1 1 1 2 1 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0
8 高橋俊光 先発 6 2 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
5 長野宏 先発 7 2 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
4 中田一也 先発 8 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0
28 丹羽直哉 代打 8 1 1 1 0 1 1 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
11 柳沼大輔 先発 9 2 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0
35 森田翔 先発 10 2 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
# 選手名 出場 打順 守備 打席 打数 安打 打点 得点 盗塁 二塁打 三塁打 得点圏打数 得点圏安打 三振 四球 死球 犠打 犠飛 併殺打 敵失 失策 盗塁阻止

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# 選手名
19 坂本亮太
35 森田翔
# 選手名
# 選手名 勝敗 投球回 投球数 失点 自責点 完投 完封 被安打 被本塁打 奪三振 与四球 与死球 ボーク 暴投 登板順
19 坂本亮太 - 50/3 0 2 0 - - 3 0 2 3 0 0 0 1
35 森田翔 20/3 0 0 0 - - 1 0 1 0 0 0 0 2
# 選手名 勝敗 投球回 投球数 失点 自責点 完投 完封 被安打 被本塁打 奪三振 与四球 与死球 ボーク 暴投 登板順

※左右に横スクロールするとさらに細かい情報を見ることができます

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