試合結果詳細

野球は1人では勝てない。
今まで長年野球をやってきて、何度口酸っぱく言われたことだろうか。
野手に序列などなく、等しく重要なポジションなのだ。
ただ、試合をオープンし、シャットアウトするのは紛れもなく投手なのである。

この試合、野手は指揮官の描いてるプランを十分に理解し、どこに飛んだら誰がカバーをするのか、この場面、このアウトカウントなら自分は何をすべきなのか、考え実行していた。

それを唯一裏切ったのは、プランを考え絶対的に支持した指揮官自身に他ならない。
投げては、6回7失点、打っては3-0。誰が守っていようとも、相手が誰であろうとも言い訳の出来ない結果であった。
自分が考える強い選手、上手い選手とは、ピンチとチャンス、心臓がひりつく場面で最大限のパフォーマンスを発揮する選手である。それを自分自身が具現化できなかったことに、返す言葉もなく、ただ苦虫を潰し己を戒めることしかできない。

みんな、本当に申し訳ない。
ただ、達郎。帰り際に「じゃあな！負け投手！」は言い過ぎだぞ？