試合結果詳細

第31回関東草野球リーグ9回戦。
にんにくフライヤーズは見事逆転勝利を飾った。投げては先発上妻が127球の力投でチームトップの2勝目を挙げた。

五回、ここまで0行進のにんにくフライヤーズが目を覚ます。打者12人で一挙7得点を奪い逆転に成功し、7-5とする。

この試合のハイライトは最終回。
この日先発の上妻が最終回のマウンドに上るが、まだ試合は終わらなかった。
先頭にヒットを許すと、次の打者のサードゴロでランナーが入れ替わる。しかし、このランナーが曲者でにんにくナインを苦しめる。初球からすかさず盗塁、ワイルドピッチで三塁まで進むと、「内野はランナー無視！一塁送球！」のにんにく内野連携の声を聞いており、9番打者のサードボテボテの当たりで悠々ホーム生還。しかもこの時、サード佐藤（佑）を惑わす走塁を見せ、にんにく内野陣は打ったバッターを内野安打としてしまう。
1点差でなおも1・2塁のピンチ。にんにくナインの表情に疲れと焦りが見えたが、マウンドの背番号4だけは違った。いつも通り、真っ直ぐを放り込み、10番打者をレフトフライ、11番打者をファーストゴロとたった5球で鎮火して見せた。

聞くところによると、上妻は急遽先発を言い渡されたそうだ。それにも関わらず試合を作り、最後も記録には残らなかったが味方のミスを帳消しにするマウンド捌き。アッパレ。

◆MVP:上妻
7回127球の完投勝利。急遽の先発マウンドにも動じない姿でチームに勝利をもたらした。
打者としては7得点目のホームを踏んでいる。

◆エキサイティングプレイヤー: 渡邉（涼）、石崎
涼介は、六回満塁のチャンスに同点となる2点タイムリーツーベースを放った。
石崎は、キャッチャーでスタメン出場すると上妻の127球を受けきった。暑い中、お疲れ様でした。

◆投手成績
上妻:ストライク率59%（前回+7pt）
7イニング、打者35人、球数127、被安打7、被本塁打1、四球4、死球2、奪三振5、失点6（自責4）、暴投2


スコア:石崎
戦記:吉川