試合結果詳細

GP平成ラストゲーム！
今季初参戦の先発井上、
見事1年7ヶ月ぶり無四球完投勝利！！

守 選手 １回 ２回 ３回 ４回 ５回 ６回 ７回
⑻ 山本 四球 三飛 ーー 左安 ーー ーー 捕失
⑹ 藤田 空振 遊飛 ーー 空振 ーー ーー 左二
⑵ 八尾 二失 四球 ーー 三ゴ ーー ーー 四球
⑶ 山野 四球 二ゴ ーー ーー 三飛 ーー 遊飛
⑷ 芝圭 空振 ーー 空振 ーー 三飛 ーー 捕飛
⑼ 久保 遊ゴ ーー 投ゴ ーー 三ゴ ーー 中安
⑺ 前森 ーー 四球 三飛 ーー ーー 一ゴ
⑸ 下村 ーー 四球 ーー 三ゴ ーー 捕飛
⑴ 井上 ーー 投失 ーー 右安 ーー 二飛

[二塁打] 藤田
[盗　塁] 山本 前森 八尾2 藤田
[失　策] 前森 下村 藤田


初回、1死3塁で八尾の二飛を相手二塁手が落球し
ラッキーな形で先制点を奪う。
その裏、2死から相手4番打者に適時打を浴びて
すぐさま同点とされてしまうが、
2回、無死1,2塁で井上の投ゴロを
相手投手が悪送球する間に2者が生還。
2点のリードを得たまま試合は進行。
両軍チャンスを作るが得点が入らない中、
試合が再び動いたのは6回裏。
疲れが見え始めた井上が適時二塁打を浴びて
1点差に詰め寄られ、最終回を迎える。
追加点が欲しいGPは藤田の左適時二塁打、
久保の中適時打で貴重な2点を奪う。
最後は藤田の悪送球で1点を失ったものの、
井上は最後まで投げきり無四球完投勝利。
公式戦では初の勝利投手となって、
GP平成最後の試合をめでたく勝利で飾った。

【良かった点】
・相手の強力打線を相手に力投し、
　無四球完投勝利を収めた井上の投球。
　久々の登板であまり調子は良くなかったと
　いうことだが、素晴らしい投球だった。
　抑えても、打たれても、ミスが出ても動じず
　堂々と投げる姿はかつて野茂英雄氏が語った
　「エースの立ち振舞い」で頼もしい限りだ。
・初コンビとなる先発井上の快投を演出した
　捕手八尾の巧みなリード。
　内外角、高低、変化球のコンビネーション
　非常に考えた組み立てをしてると感心した。
　特にスライダーの使い方が巧かった。
　カウント球、決め球と両方に使い、
　時には全球スライダーを続けたりして
　相手打線に的を絞らせなかった。
・3刺殺4補殺と全21アウトのうち1/3に絡んだ
　三塁下村の懸命な守備。
　今年に入ってコンバートされたばかりで
　慣れない部分もある中で、
　数多くの痛烈な打球を堅実に処理した。
　また適時二塁打を放ち味方ベンチに向かって
　浮かれてガッツポーズを繰り返す相手選手を
　素早い送球で刺したプレーは素晴らしかった。
・二塁の芝、遊撃藤田のカットマンの働き。
　二人共肩の強さを活かし左翼、右翼まで
　かなり深くまで追いかけ外野手を助けた。
　中でも三進を狙った一塁走者を刺した
　前森 藤田 下村の連携は見事だった。
・前森 山本 久保の外野陣が抜け目なく
　カバーリングが出来ていた。
・1ボール2ストライクから二盗を決めた
　前森のスタート。普段あまり盗塁のサインを
　出さないカウントだが準備出来ていた。
　前森 山本 八尾の3選手はどんな状況でも
　サインを確認するという意識が高い。
・捕ゴロで相手捕手の悪送球を誘った
　打者走者の山本の走塁。
・追加点が中々取れないまま迎えた最終回に
　貴重な適時打を放った藤田と久保の打撃。
・最終回、無死1,2塁から山野がバスター、
　芝が犠打を失敗した直後初球に重盗を決めた
　二塁走者藤田と一塁走者の八尾。
　久保の適時打に繋がった。
・サイン変更初戦だったが、サインミスは無し。
　皆がしっかり理解出来ていた。

【課題・反省点】
・何度か巡って来た追加点のチャンスを活かせず
　最終回まで得点出来なかったこと。
　5,6回は三者凡退で完全に流れを
　相手に持って行かれ1点差に迫られた。
　行ける時に一気にたたみかけたい。
・最終回3点リードの1死2塁という状況で
　遊撃藤田の投手井上への返球が大きく逸れ
　相手ベンチに入る暴投となり、
　テイクワンベースで二塁走者の生還を許した。
　点差があっても最後まで油断せずに
　一つ一つのプレーを丁寧に行うのが大事。