試合結果詳細

日曜日のFP助っ人に備え休養しているスカイビート・受川を欠く中で挑んだ第6戦。今期初参加の元祖盗塁王・水船はニューグラブを持参し、万全の状態で臨んだ。

試合は初回から動く。相手のスローピッチに対してモリアンツ自慢の上位打線が噛み付き、佐伯・斎藤・森の3連打と相手エラーを絡めて2点を先制する。

「今日はいける」

そんな気の緩みが慢心を生み、チームは初回以降、毎回ランナーを出しながらもなかなか追加点を奪えない。

そんな中、迎えた6回裏に悲劇が起こる。得点圏にランナーを進められるも2アウトとすると、打球はセカンドへ。これを元祖盗塁王・水船が美しく膝をつき、美しくグローブを出し、そして美しく完膚無きまでにトンネル。同点とされると、後続にも安打を許し逆転を許す。

追い込まれた7回、再三の数字に残らないミスにより森崎さんにマジゲキを飛ばされた荒川さんの意地のヒットを皮切りに、2アウトながら得点圏にランナーをすすめると、3番・森の2点適時打で逆転する。

最終回、満を辞してピッチャーを佐伯にスイッチするも、ヒットとフォアボールで塁上にランナーを溜めてしまう。なんとか2アウトまで追い込んだものの、最後の打者にまさかの逆転タイムリーを浴び敗北を喫した。

先発森崎は6回までのアウト18個のうち10個を三振で奪う等、大船渡・佐々木を彷彿とさせる快投を見せたが、要所での守備のミスが足を引っ張った。試合後、水船選手は「詰めが甘かった。グローブも美しいものを使っていたら‥」と新品グラブの使用を躊躇った自身を悔いた。