試合結果詳細

この日の練習試合は、連盟1部・ストロングリーグ1部と、何かと共通点が多い八王子市、ウォリアーズとの対戦。

IBCが一度も勝てていない調布の鍛鷹綻に快勝し、八王子市の春大会でも優勝したチームに僅差で敗れるなど、かなりの戦績を誇る強敵で、苦戦が予想された。

この日のIBCは、人数不足に悩まされていた直近の試合とは異なり、14名態勢+応援3名の大所帯での試合。
スタメンから米倉・浅羽・高橋のベテラン組を外し、若手主体のオーダーを組み、試合に臨んだ。

試合が始まると、初回から予想外の展開となった。

先発は土肥。立ち上がり、四球でランナーを許すも初回を無失点とすると、渡辺・香取・土肥・小山・宮下の怒涛の5連打で一気に攻め込み、更に高杉・志村も続き、5点を挙げる。

先週の市大会に続く初回の大爆発で、大量リードを奪った。

土肥は今シーズンの好調そのままに、伸びのある速球を低めに投げ込み、2.3.4回もノーヒットに抑え込む。

しかし、IBC打線は2回から相手投手が交代したこともあり、途端に打線が沈黙してしまう。しばらく膠着状態が続き、迎えた5回。

相手先頭打者に初ヒットを許すと、盗塁などで三塁まで進塁。ヒットエンドラン（内野ゴロ）で手堅く1点を返される。

5回裏、先頭の土肥がこの日3本目となるヒット（ツーベース）を放ち、チャンスを作ると、小山が死球を受け、宮下の内野ゴロが併殺崩れとなり、1アウト1.3塁（その後宮下が盗塁し2.3塁）と追加点のチャンス。

福田の打席で、相手のワイルドピッチで初回以来の得点を挙げると、高杉のセンター前ヒットで宮下が生還、2点を追加し7-1とする。

試合を締めるべく、最終回のマウンドには福田が上がる。

だが、久々の投球で本来の姿ではなく、ツーベースと四球でランナーを溜めると、スリーランホームランを打たれ、あっという間に三点差となってしまう。

その後もヒットでランナーを許すも、頼れる相棒・宮下が盗塁を防ぎツーアウトまでこぎ着ける。

それでもウォリアーズは粘り、再び四球を選び、次打者がレフト前ヒットでツーアウト1.2塁...と、思いきや、レフトに入った土肥が相手のオーバーランを見逃さず、レフトからセカンドへの好送球でタッチアウト。

最終回に攻め込まれたものの、八王子市1部相手に、投打が噛み合い勝利した。

結果的に終盤で奪った2点が決め手となっており、追撃の手を緩めない事の重要性を、再認識する結果であった。

そして、投げて打って守って土肥の大活躍が光り、文句なしでこの試合のMVPだろう。

https://youtu.be/Hs6mqNupLos